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空犬通信

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Fenderを抱えた宮崎あおい、そしてトミー・ボーリンのこと

最近、こんな映画を観ましたよ。『ソラニン』




音楽映画、それも女子がかっこよくギターを弾くシーンが観られる音楽映画を期待して観にいったんですが……まあ、いいや、感想は。ね。青臭くてモラトリアムな若者が私のほんとの居場所はここじゃない的なノリで生きてる姿を2時間近く見せられるのは、この年のオヤジにはたいそうつらかったです。ああ、書いちゃった。


でも、宮崎あおいのギター姿は、悪くなかったです。青いジャガーがさまになる女子って、いいよね。というわけで、映画としてはあまり好きになれませんでしたが、ギターが弾きたくなる映画ではありました。



◆今日のBGM◆


今度の土曜日、知り合いのイベントでギターを弾くことになっているんですが、演奏まで数日だというのに、腕がいまだ完全には復調していません(泣)。


曲数も少ないし、激しいプレイがなかったり、得意のスライドギターの曲があったりと、幸運な「たまたま」が重なったこともあり、なんとかなりそうではあるんだけど、うーん、心配だなあ。ちゃんと弾けるかなあ。


ふん? 腕が不調? ボトルネックでプレイ? どっかで聞いたこのシチュエーション……おお! 『ラスト・コンサート・イン・ジャパン』のときのトミー・ボーリンではないですかっ! というわけで、無理無理に今日のBGMはこちら。



  • ディープ・パープル『ラスト・コンサート・イン・ジャパン』



ディープ・パープル、いわゆる「第4期」とされる時期、1975年の武道館ライヴ。ギターはトミー・ボーリン。同じパープル+武道館でも、名盤中の名盤とされる第2期の『ライヴ・イン・ジャパン』と比べたりしてはもちろんいけません。いろんな意味で悲しくならざるを得ない1枚だったりします……。



トミー・ボーリン。いいギタリストですよね。なんですが、実力に比して日本での人気・イメージが今ひとつなのは、やっぱ、このパープル時代のいろいろがあるからなんだろうなあ。だいたい、リッチー・ブラックモアの後釜というだけでもギタリスト的にはなかなか大変なことなのに、本人の資質とは必ずしも相容れないバンドで、しかも体調的に最悪の時期にあたってしまうという悲劇。


Wikiにも、《ラスト・コンサート・イン・ジャパン(Last Concert in Japan) では(後に東南アジアでの悪質なヘロインの摂取が原因だと判明する)手と指の麻痺によってボトルネックギターしか演奏する事が出来なかったと言われている。》なる記述が。さらに《近年ではアルバムの再発などによって再評価する声があるが、当時はこれらの件のために、「ディープ・パープルを解散に追いやった下手くそギタリスト」の烙印を押されてしまう他、ソロアルバムでのジャズとロックの融合もベックが美味しい所を持って行ってしまう等、最近では「悲運のギタリスト」と呼ばれることもある。》などと、フォローのしようもないことを書かれちゃったりしています。嗚呼。


でもさ、同じ第4期パープルでも、スタジオ盤の『カム・テイスト・ザ・バンド』はそんなに悪くないですよね。「ゲッティン・タイター」のギターなんてなかなかかっこいい。これ、ディープ・パープルのアルバムとして出ちゃったから、評価も人気もそれなりになっちゃったわけで、違うかたちで出てたら、ファンキーでかっこいいハードロックとしてもっと受け入れられてたろうになあ。


トミー・ボーリンって、ビリー・コブハムの『スペクトラム』のようなジャズロック的な参加作もあって、そっち方面にもすばらしいプレイを残しているんですが、本来的には、こういうちょっとファンキーでいなたいハードロックギターが似合う人なんですよね。だから、ジェイムズ・ギャングやソロアルバム(とくに『ティーザー』のような本人の資質がよく出ている盤は、やっぱいいもの。





で、このライヴ。パープル大好きキッズだったぼくが初めて聴いたのは中学生のときですが、そのときは、やっぱりなんじゃこれ、と思いました。当時持ってたアナログもすぐに売っぱらってしまったほど。でも、いま聴くと、それなりに聴けてしまうのは、トミー・ボーリンのギタリストとしての良さを知ったこと、スライドギターが好きになって自分でもプレイする身になって聴いてみるとトミーのスライドプレイは苦肉の策だったにしてはけっこうよかったりすること、そういうことなのかも。などと考えると、音やプレイの印象がぜんぜん違うという、↓この完全盤が聴いてみたくなります。




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