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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

『散歩の達人』で本屋さん大特集、そして書店フリペのこと

本と書店がらみの特集雑誌が続けて出ましたね。


  • 『散歩の達人』2010年1月号(交通新聞社)
  • 『BRUTUS』2010年1月15日号(マガジンハウス)



『散歩の達人』の特集は「本屋さんが面白い!」。70数ページにおよぶ本格的な特集で、単なるおもしろ書店、お洒落書店の紹介にとどまらず、とにかく書店にまつわるいろいろが幅広く取り上げられていて、なかなかの充実ぶり。


この特集、どの記事もおもしろく読めますが、注目すべきは「本屋さん発のメディアを見逃すな」。書店発の手作りフリーペーパーを紹介する記事なんですが、前回書いた通り、このなかでBOOK EXPRESS ディラ上野店の「めくる」、BOOKSルーエの「ルーエの伝言」、両店コラボの「メクルエデン」、ジュンク堂書店新宿店の「淳久文藝倶楽部」が取り上げられているのです。


4つとも親しくさせてもらっている書店員が関わっているし、前3者はぼくも駄文をつらねさせてもらったことがあったりするしと、個人的に縁があると言えば縁のあるフリペ。そんな4つがこうして雑誌に取り上げられ、しかも、前2者は「書店フリペ界の二大巨頭」(笑)などとされていたりします。なんだかうれしいなあ。


ほかにも、神保町、千駄木、中央線沿線の書店発メディアが複数紹介されています。この手のフリペ大好きなぼくも知らないのがあったので、書店探訪の楽しみが増えました。というわけで、このフリペ記事以外にも、読みどころの多い特集なので、本好き書店好きは必見必読ですよ。



めくる Vol.4

↑「めくる」の最新号。新刊書店の販促紙なのに、ふつうの新刊のストレートな紹介なんて、めくってもめくっても1つも出てこない……なのに、確実に本が読みたくなる、不思議な(でもないか、だって一応販促目的のはずだしね;笑)読み物です。あと、「めくる」を見たら、店内のあちこちで見かける、同じ手書きのPOPがこれまで以上に目につくようになるはず。この手書きパワー……すごいです。南陀楼綾繁さんもご自身のblogで「めくる」を絶賛してましたよ。


ちなみに、空犬も駄文を寄せさせてもらってます。長谷川編集長のナイスフォロー付きで、当空犬通信や遠足のことまで紹介してもらってます。ありがたや。


なお、これらのフリペのうち、「めくる」「ルーエの伝言」「メクルエデン」「淳久文藝倶楽部」の最新号は手元に少し余裕があります。これらを読んでみたいという方は、それぞれの店頭でご自分で入手していただくのがいちばんいいんですが、遠くてお店に行けないがぜひ読みたいぞ、という方は、コメント欄にてご一報ください。これらに、「セザンヌ」をつけた豪華5点セットを無料にてお送りしますよ。



これらのような手作りフリペではないですが、ちょっと格調高いタイプの書店発メディアとして、創業100周年を迎えた有隣堂が発行している販促紙「有隣」があります。昨日訪問した有隣堂ヨドバシAKIBA店で配布中のものを入手してきましたが、505号ですよ。すごい。さすが、創業3桁年突入の書店は違いますね。


有隣505

メインの記事は、出版ニュース社の清田義昭さん、作家の藤沢周さん、ライターの永江朗さんと有隣堂社長の松信裕さんの4人による座談会で、テーマは「「本」をとりまく世界は今」。出版不況、ミリオンセラー、ブックディレクター、ブックイベント、読書の電子化などなど、本の世界における今年のキーワードが次々に飛び出す、なかなかに読み応えのある内容になってます。有隣堂をご利用の際は、ぜひ入手をお忘れなく。


このようなしっかりした内容の販促物を500号超も出し続けてきた有隣堂ですが、なにしろこのご時世、やはり懐事情は厳しいのか、これまで月刊だった同紙を隔月刊化し、さらに分量も6ページから4ページに減らす旨の案内がされています。


本・書店関係の記事が充実していた光文社のPR誌『本が好き!』も休刊になってしまいました。こうした書店発・版元発の無料販促物がなくなってしまったり、減ってしまったりするのは、本当に残念ですよね。


だからこそ、こんなときだからこそ、上に紹介したような手作りフリペ、ミニコミたちにはがんばってほしいですよねえ。こうして雑誌の特集に取り上げられるほど、いろいろな書店から独自のもの、手作り感覚あふれるものが出てきているのは、こうした逆境と関係があるのかもしれません。書店発フリペを手がけているみなさん、そして、これらに触発されてぜひ自分たちでもとお考えのみなさん、ぜひがんばってください。空犬通信は書店発メディアを全面的に応援してますよ。


長くなったので、『BRUTUS』については、あらためて。


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