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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

洋販倒産……ABCは? 流水は?

今朝は書店がらみのニュースが2本、目につきました。まずはこれ。「大日本印刷が書店大手「丸善」を子会社化」(8/1付読売新聞)。


そして。「ネット書店に押され… 洋書の老舗 洋販 自己破産 青山ブックセンターは継続」(8/1付東京新聞)、「「洋販」自己破産 ブックオフが青山ブックセンター支援」(7/31付朝日新聞)。2件とも、「新文化」に関連情報と記事のリストがありますので、ぜひご覧ください。


書店業界、出版業界に身を置くものにとっては、どちらも無視できないニュースですが、やはりよりショッキングなのは、後者、でしょうか。というのも、《日本洋書販売が破産手続き開始の申立て、洋販ブックサービスはブックオフ支援で民事再生へ》(「新文化」速報の見出しより)とのことだからです。



新刊書店にとってブックオフが非常に微妙な存在であることはいまさら言うまでもありません。そのブックオフが、洋販ブックサービスを支援するということは、同社が運営する新刊書店青山ブックセンターと流水書房が新古書店傘下になってしまう、ということ。



記事によれば、《青山ブックセンター(ABC)のマーチャンダイジングを学び、ブックオフに活用したいというのが本音。ABCで中古品を扱うこともない。書店の運営はお任せする。もちろん、希望する社員やパート・アルバイトなどは全員継続して雇用していきたい》と、ブックオフ広報のコメントが出ているようです。書店の独自性・独立性は維持、書店員のみなさんも全員継続雇用ということですから、一見安心できる状況に思えます。しかし。


青山ブックセンターと流水書房がブックオフ傘下になってしまうというのは、やはり書店・出版業界の関係者およびABCや流水のお客さん、書店好きにとってはフクザツな状況であることは間違いなく、心配に思うのは当然のことでしょう。この件については、「新文化」のコラムこちらこちらもぜひお読みください。


青山ブックセンターが倒産、多くの業界関係者および同店のファンたちに支えられ、洋販の支援によって復活したのが、ついこの前、2005年のこと。それが再びこのような事態になってしまうとは……同店の関係のみなさんには気の毒ではすまないぐらいのことで、なんといっていいかわかりません。



奇しくも、数日前の新聞に、「私の視点」欄に永江朗氏による「出版不況 あなたの街の書店を守れ」なるタイトルの記事が掲載されていました(7/21付朝日新聞)。書店って、いつのまに、我々読者が意識して守っていかないと残せないようなものになってしまったんでしょうか……。とりあえず、ぼくにできることは、客としてせっせと本を買うこと、編集者としては(かなりむずかしそうだけれど)たくさん売れる本を作ること、ぐらいでしょうか。書店がらみでは、倒産とか閉店とか事件とか、そういう悲しい話題じゃなくて、もっと楽しい話で記事を書きたいと、心からそう思います。


追記。直接書店がらみではないですが、今日の新聞にはこんな記事も。「PLAYBOY日本版が終刊 11月発売の2009年1月号で」(8/1付産経新聞)。愛読誌というわけではぜんぜんないのですが、それでもときどきは気になる特集がありましたし、政治家からプロレスラーからミュージシャンから映画監督からと、硬軟とりまぜた人選のインタビューには、なかなか読み応えのあるものもありました。最近の特集も、けっこう文系インテリを喜ばせそうなものになっていましたね。



書店は、そして雑誌は、ほんと、どうなってしまうんでしょうか……。


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