巡回している本と書店関連のブログやサイトで、こんな悲しいニュースを知りました。「書肆アクセス:地方出版の専門書店、閉店へ」。
ご存じの方には説明不要の店ですが、書肆アクセスとは、同記事にある通り、「地方の小規模出版社の本を集めたユニークな書店」。本の街、神保町でも、地方出版物を専門に扱う店としては唯一の存在、すずらん通りの顔の1つです。ぼくも、ほぼ毎日、店頭をのぞいています。これまでに紹介した本には、岡崎武志さんのサイン本、など、このお店で購入した本がたくさんあります。前回紹介した、高倉美恵さんの『書店員タカクラの、本と本屋の日々。…ときどき育児』(書肆侃侃房)もここで購入した本です。その本を取り上げた次の回で、まさか閉店についてふれることになるとは……。
閉店は、今年11月中旬予定とのこと。ただただ残念、今のところショックでそれ以上の感想が出てきません。とにかく、11月のその日までは、書肆アクセスがすずらん通りにあるかぎりは、やはりこれまでと同じく、毎日のようにお店を訪ね、そして本を買おう、そう思うのであります。