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空犬通信

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阿佐ヶ谷の書楽が閉店に

先日、X(ツイッター)閉店がアナウンスされた、東京・阿佐ヶ谷の書楽 阿佐ヶ谷店



この週末にお店に寄ってみました。店頭に閉店の貼り紙が出ているので、店の前で足を止める人も少なくありません。


231118 書楽 入り口231118 書楽 貼り紙

↑お店の入り口に大きく閉店の案内が。


ぼくが訪ねたときには、レジに行列ができていました。会計時に、ほんとに閉店?、残念です、ずっと通ってたのに、これまでありがとう、などなど、レジでお店の人とことばを交わしている人がたくさんいました。そのように話しかけたくなる気持ち、よくわかります。


書楽で初めて買い物をしたときのことは今もよく覚えています。大学1年生のときだから、もう30数年前のこと。上京して初めて住んだ街が阿佐ヶ谷だったんですが、その駅前に本屋さんがあるのを見て、うれしくなり、入ってみると、これがなんだかすごい。ふつうの駅前の本屋さんに見えるのに、この海外文学の棚はいったい?!と驚かされたものでした。


奨学金とバイト代でなんとか生活していた大学1年生のころ。連日のバイトで帰りはいつも夜。へとへとの苦学生だったそのころ、阿佐ヶ谷駅前で深夜まで開いている書楽がなかったら、本屋に行く回数は激減していたはず。駅から出て、書楽が開いているのが目に入るだけでうれしくなったものでした。何しろ常に金欠で、そんなにたくさんの本は買えなかったから、お店からすればとりたてていい客ではなかったはずですが、書楽が当時のぼくを支えてくれたお店のひとつであることは間違いありません。その意味で、同店には感謝しかありません。


同店のブックカバーは、黒地に銀の横線で、片方(縦組本の表1側)はローマ字の店名のみが入り、もう片方(縦組本の表4側)に日本語で店名が入るシンプルなもの。シンプルで、そしてかっこいい。


231118 書楽 書皮

いつもは断るブックカバーを、この日は久しぶりにかけてもらったのでした。


書楽 阿佐ヶ谷店。閉店は来年、2024年1月8日。



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コメント

こんにちは、空犬太郎さん
ご無沙汰してます。'18年11月の文公堂閉店の時に初めてコメントした者です。

あれから5年が経ち、ついに書楽も閉店を決め告知された時の衝撃は並々ならぬものがありました。

文公堂の時と比べると幾分
世間の受け止め方も異なり、これで阿佐ヶ谷から新刊の書店が無くなると言う危機感があったように思います。

幸い八重洲ブックセンターによる引き継ぎが暫くして決まったものの、1/31は最後の別れのため多くの人が訪れSNSでも多数の記事が上がったようです。

(ロバート・キャンベルさんもFacebookに書いて下さいました。)

いよいよ明日2/10は新装オープンです。看板も既に付け替わり阿佐ヶ谷に新刊書店が残ることは素直に喜ばしいですが、古い歴史への惜別の感もあり実際は多少複雑な気持ちです。

八重洲ブックセンター自体も決して経営は順調とは言えないでしょう。
それでも、ネット通販や電子書籍で充分と言う声には到底納得も賛同も出来ないので、一読者として出来るだけ買う、そして読むことを実践して行きたいです。

また時々ブログ覗かせて下さい。以上、拙文失礼致しました。

  • 2024/02/09(金) 17:19:16 |
  • URL |
  • だいきち弐号 #N.CarXIg
  • [ 編集 ]

Re: 阿佐ヶ谷の本屋さん

だいきち弐号さん>
久しぶりの訪問&コメント、ありがとうございます。
最近はコメントをいただくこともなくなってしまっていたため、気づくのが遅くなってしまい、失礼しました。

阿佐ヶ谷の書楽、本文や過去記事に書いた通り、ぼくも思い入れのある本屋さんの一つなので、今回の件にはずいぶんさびしい思いをさせられました。

閉店の決まった書店がなんらかのかたちで復活したり、維持されたりというケースはきわめて少ないので、今回の件にはほっとさせられますね。八重洲ブックセンター、応援したいと思います。

八重洲ブックセンターの件は、本来なら、すぐに記事にするか、この記事に追記するかすべきところですが、こまめな更新の気力もさすがになくなってしまっていて、補足できていません。書店紹介も最近ではぜんぜんできていませんが、またよろしければ、ときどきのぞいてみてください。

  • 2024/02/19(月) 21:57:50 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
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