昨年、表参道から移転、2022年12月に吉祥寺、大正通りにオープンしたクレヨンハウス。開店直後じゃないほうがいいかなあと思い、なんとなくタイミングをはかっていたのですが、先日、初めて訪ねてきました。

↑お店の外観。場所は大正通り、藤村女子中学・高等学校の辺りです。
クレヨンハウス、児童書売り場は2階。表参道の店舗よりは手狭ではありますが、思ったよりも広めの売り場に見えました。以前吉祥寺にあった「おばあちゃんの玉手箱」よりも広いくらいでしょうか。品ぞろえは、絵本に読み物、さらに知育玩具などで、こちらも表参道時代に比べると点数こそ絞られてはいるものの、バランスなどは変わらず、という感じでしょうか。
訪ねたのが土曜日だったということもあって、フロアはたくさんの親子連れ家族連れでにぎわっていました。通路には、ぺたんと座って絵本を眺めている、小さな読者のかわいい姿も。

地下1階は女性の本の売り場がありますが、今回はスキップ。またあらためて訪問することに。

1階はオーガニックフーズの店になっています。表参道時代同様、その場で飲食もできます。ビールも出しているので、休憩ついでに一杯とも思いましたが、休日の店内は楽しげな家族連れで賑わっていて、そんななかで高齢男性が1人でビールを飲んでいるのは絵的にもどうかと思い、その日は遠慮しておくことに。平日の夜なら気を使わなくても良さそうかな。
この日は本の売り場が混んでいたので、本の買い物はまた今度の機会にと思い、代わりにというわけではないですが、1階のオーガニックフーズの売り場で、ウイスキーのつまみによさげなオーガニックチョコレートを買ってきました。
それにしても、よくこのサイズの物件がこのタイミングで見つかったものだなあと思います。絵本・児童書専門店としては「おばあちゃんの玉手箱」など過去にあったお店も含めて、おそらく吉祥寺で最大規模でしょう。もちろん近くにはジュンク堂吉祥寺店があって児童書の在庫点数だけならそちらのほうが多いはずですが、絵本・児童書は専門店で買いたい、専門店のほうが買いやすい、というお客さんも多そうです。
クレヨンハウスが吉祥寺に来たことで、もともと充実していた吉祥寺の絵本・児童書関連の書店事情がさらに充実することになりました。近くには、絵本・児童書専門古書店のMain Tent(メインテント)がありますし、中道通りには絵本と雑貨の店あぷりこっとつりーがあり、さらに昨年、2022年1月には絵本と児童書の専門書店 緑のゆびが同じ中道通り沿いにオープンしています。
2011年におばあちゃんの玉手箱が、2015年にトムズボックスが閉店になったときは、多くの絵本・児童書好きを嘆かせたわけですが、それから数年でまさかこのような事態になるとは。うれしい驚きですよね。
上記3店を含む吉祥寺の本屋さんについては、こちらの紹介記事が参考になりそうです。「【吉祥寺の本屋9選】絵本専門店や読書のできる本屋などをご紹介!」(2022/1/12 吉祥寺時間)
百年やブックマンションなど、絵本・児童書専門店以外のお店も紹介されています。このほかに、もちろん、新刊書店としてはBOOKSルーエ、ジュンク堂書店吉祥寺店、啓文堂書店、ブックファーストもありますからね。吉祥寺に書店巡りに来られる方は、時間に余裕を持ってくるのが良さそうです。
さらに、本屋さんではないですが、子どもの本に関心のある人なら気になるであろうお店もいろいろありますからね。ヨーロッパの木製玩具のアトリエ ニキティキ吉祥寺店がクレヨンハウスの先、同じ大正通りにありますし、東急百貨店のなかには、ボーネルンドショップ東急百貨店 吉祥寺店があります。
絵本・児童書や知育玩具を探すなら吉祥寺、みたいな感じになるといいなあ。というか、もうそうなっていると言ってもいいかもしれません。