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空犬通信

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三鷹の夜☆月いち読書会(第13回)……三鷹で読書会が開催されます

三鷹ネットワーク大学主催の読書会。9月開催の第13回の案内が出ました。



    三鷹の夜☆月いち読書会(第13回)――科学と文学の間(あわい)
    日時:2022年9月2日(金)19:00~20:30
    会場:三鷹ネットワーク大学
    受講料:500円

《年齢や地域や分野の壁を越えて、すべての市民の皆さまに開かれた大学》をうたう三鷹市の三鷹ネットワーク大学が主催する読書会です。詳細は継続が決まったときに書いた記事および大学のサイトをご覧ください。


第13回の課題作品は、オースン・スコット・カード「無伴奏ソナタ」。『無伴奏ソナタ』(ハヤカワ文庫SF)に収録されています。


映画にもなっている『エンダーのゲーム』の原作者として知られ、日本でも人気のSF作家、オースン・スコット・カード。今回は著者の代表作で、音楽がテーマの短篇「無伴奏ソナタ」を取り上げます。音楽は数学でもあるなどと言われたりしますが、音楽とSFは相性がいいということなんでしょう、音楽をテーマにしたSF作品は意外なくらいたくさんあるんですよね。本作は、音楽もののなかでも、音楽とディストピアをからめたタイプの作品です。


昨年一昨年は、パンデミックで、音楽を演奏したりライヴに集ったりする機会が制限されたり奪われたりがありました。職業として音楽に関わる音楽家や音楽愛好家にとってはまさにディストピア的な時期だったと言ってもいいくらいで、しかも、そのような状況は今もなお続いています。今年は、音楽業界団体が特定政治家の支援を公表し、反発した音楽関係者の署名運動にまで発展する、そんなこともありました。ディストピア社会で音楽を生み出すこと、音楽を楽しむことの意味を読み手に突きつけてくる今回の課題作品は、こうした時期を経験した今、経験している最中の今だからこそ、読む意味と価値がいっそう増す作品と言ってもいいかもしれません。


申し込みの受付期間は8/9から9/1まで。くわしくは三鷹ネットワーク大学のイベント案内ページをご覧ください。



※本読書会は、オンラインではなく、実際に集まってリアル開催されるタイプの会です。各種宣言・措置が解除され、本稿執筆時点では、感染拡大状況も落ち着いてきてはいますが、完全に収束したとは言えない状況です。本読書会は、市の安全基準に基づいて、万全の感染拡大防止策をとったうえで開催されるものではありますが、今後の感染拡大状況によっては、読書会は延期・中止になる場合、またはオンライン開催になる場合があります。あらかじめご了承ください。




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