三鷹で4月から始まった読書会。5月開催の第2回の案内が出ました。
※緊急事態宣言延長に伴い、開催日が6月に変更になりました。
- 三鷹の夜☆月いち読書会(第2回)――科学と文学の間(あわい)に
日時:2021年6月25日(金)
会場:三鷹ネットワーク大学
受講料:500円

《年齢や地域や分野の壁を越えて、すべての市民の皆さまに開かれた大学》をうたう三鷹市の三鷹ネットワーク大学が主催する読書会です。4月に始まったもので、毎月1回開催で、来春までの1年にわたって継続開催となる予定です(8月と3月はお休み)。本当は4月に開催された第1回も空犬通信で取り上げるつもりでしたが、4月の回は取り上げる前に定員になってしまったため、取り上げる機会を逸してしまい、第2回からの案内となりました。
副題に「科学と文学の間(あわい)に」とある通り、科学と文学、両方の世界の魅力を感じさせてくれるような作品を選び、一緒に読んで、楽しく語り合おうという主旨の、気軽な会です。
選書と当日の会の進行役はわたくし空犬が務めます。科学と文学ということで、SFやSFっぽい感じの小説が中心になりますが、SF以外のもの、小説以外のもの、コミックやエッセイも取り上げたいと思っています。1か月で読みやすいものをということで、短編・中編を主にセレクトする予定です。
第2回の課題図書は、高山羽根子『首里の馬』(新潮社)。読み解きがいのある、奥の深い作品です。いろいろな読み方ができそうですから、読書会のような、複数の本読みの感想・意見を交換し合える場には最適の作品ではないかと思います。
ちなみに、4月開催の第1回では、ケン・リュウの「紙の動物園」を取り上げました。SFの主要賞をとった短編ですが、SF読者でなくても楽しめるもので、本読書会のテーマにぴったりの作品です。緊急事態宣言入り直前の、リアルに集まるにはやや不安もあるタイミングでの開催になってしまいましたが、十数人の方が参加してくださり、いろいろな感想やユニークな読み方が飛び出し、こんな読みも、あんな読みもあるのかと、楽しく盛り上がりましたよ。
申し込みの受付期間は5月6日(窓口申込の場合は5/12)から5月27日まで。くわしくは三鷹ネットワーク大学のイベント案内ページをご覧ください。
外出自粛、巣ごもりが続き、本好き同士で気軽に本の話をするような機会もつくりづらい状況です。そんなときだからこそ、気軽に本の話をしながら楽しい時間を過ごしませんか。
※本読書会は、オンラインではなく、実際に集まってリアル開催されるタイプの会です。現在、緊急事態宣言が発令中で、本稿執筆時点では延長が議論されている状況です。会は、万全の感染拡大防止策をとったうえで開催されるものではありますが、感染拡大状況、宣言の延長状況によっては、読書会は延期・中止になる場合があります。あらかじめご了承ください。
追記(5/9):緊急事態宣言延長に伴い、開催日が6月に変更になりました。開催日にご注意ください。