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空犬通信

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本の福袋

「本の福袋」を実施している図書館、増えてきているようですね。福袋の季節なので当たり前かもしれませんが、この数日の間に全国の図書館で実施されている事例を紹介記事がいくつも目につきました。




十勝のもののみ書店の取り組みですが、他ものはすべて公共図書館での取り組みです。


しばらく前の記事で本の選書サービスの類が増えてきていることについてふれましたが、自分で特定の本を選ぶことをせず、他人・第三者に選書をまかせるという意味では、先の記事で取り上げたような有料の選書サービスと、主に図書館で実施されている福袋とは、なんとなく通じるものがあるようにも感じます。


個人的なことをいうと、本にかぎらず、「福袋」にはまったく興味を引かれないタイプなものですから(例外として、たとえば、スタバやドトールなど、ふだん利用している飲食チェーンの福袋で、中に入っているものがだいたいわかっていて、値段的にお得というものは買うこともありますが)、本の福袋には手を出したこともありませんし、本は選ぶところから読書!という考え方の持ち主なものですから、今後もなさそうな気もします。


ただ、このような取り組みが悪いとかダメだとかはまったく思いません。なんとなく何か読みたいけれど何を読んでいいかわからない、という方も、自分で選ぶと決まった傾向のものになりがちなのでまったくタイプの違うものを呼んでみたい、というニーズも、いずれもそういうものがあることは充分に承知していますので、本と読者の出会いの幅を広げる意味でも、あちこちでこうした取り組みがされるのはとてもいいことなんだろうと思います。


どんな人がどんなことを期待して利用するのか、利用してみた人は選書についてどう思ったのか、などなど、利用者の声や感想なども知りたいところです。出版社や書店など、本の送り手側にとっても参考になりそうですしね。


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