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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

荻窪・ささま書店跡地に古書ワルツが

閉店が報じられたときは多くのファンが涙した荻窪の古本屋さん、ささま書店。閉店(4/5)から半年も経たぬこの時期に、跡地に古本屋さんがオープンしたとツイッターで話題になっていましたので、早速訪ねてきました。



新しいお店は「古書ワルツ」。元のささま書店の店舗をそのまま利用した、いわゆる居抜きでの開店のようで、ささま名物だった店頭に並ぶ複数の均一棚も、店内の様子も、ささま書店時代を思わせるものになっています。ささまロスにため息をついていた古本好きは、全速力で駆けつけないといけませんね。


200814 古書ワルツ 外観1200814 古書ワルツ 外観2

店内に入ると、右側の壁は、天井までの棚に文庫がぎっしり、それも新古本的な文庫ではなく品切れ・絶版を多く含むひと昔前の文庫がずらりと並んでいるのも、ささま時代と同じです。


古書ワルツ ショップカード古書ワルツ ショップカード 裏

店内の什器、レイアウト、ジャンル配置などは以前とまったく同じというわけではなく、あちこち変わっています。棚をよく見ていくと、まだ整理が間に合っていないのか、意図的にカオスな感じを残してあるのか、同じジャンルの棚内でシリーズものがとびとびにばらされていたり、ジャンル外の本があちこちで見つかったりがありますが、整理されすぎていないのが弱点ではなく、いかにも何かありそうな感じとしてお店の魅力になっているのもささま時代からの流れといっていいでしょう。店内の雰囲気も、品ぞろえも、そして良心的な値付けの感じも、いずれも(もちろん、いい意味で)ささま書店そのままなのです。


200814 古書ワルツ 値札

↑値札、店名のところだけ差し替えて印刷し直したものでしょうか。こちらもささま書店時代を思い出させるものになっています。


200814 古書ワルツ 貼り紙

↑店頭にこんな貼り紙が出ていて、ええ、まさかもう?!と一瞬ヒヤッとしたのですが、よく見ると、「閉店セール」ではなく「開店セール」でした。ほっ。


ささま書店跡地にできた古本屋さん、古書ワルツ。沿線・近隣の古本好き、とくに、ささま書店をひいきにしていたみなさんはぜひ訪ねてみてください。


荻窪には駅周辺にいくつもブックスポットがありますが、うち、南口、駅の出口のすぐ前にある老舗、岩森書店が先日、記事に取り上げられていましたね。



こちらも古書ワルツ同様に、というか、ある意味ワルツ以上に、古本屋さんらしい古本屋さんで、とてもいいお店なので、古本好きはワルツの行き帰りに、岩森書店もセットでぜひ。


北口側にはブックオフがあります。比較的広めの店舗で、以前は東京西側エリアでも屈指の大型店の1つでしたが、この数年で本以外の扱いが増えて、雰囲気がずいぶん変わりました。夏休みのセール中だというので、久しぶりにのぞいてみましたが、古書ワルツや、岩森書店といった、古本屋さんらしい古本屋さんを見た後だと、新古本がずらりの棚にはなかなか入れず、買いたいものも見つけられませんでした。


ブックオフのような新古書店と、ワルツ、岩森のような古書店・古本屋さんは別物で、前者がダメだなどというつもりはまったくなく、そもそも比べるものでもないのだろうと思いますが、古書ワルツや岩森書店をのぞいた直後だと、どうしても棚の魅力、値付けの魅力といった、その店ならでは感を楽しめないお店にはのれない感じがしてしまうんですよね。


いい古本屋さんを訪ねた後は、新古書店よりも、むしろ新刊書店に行きたくなります。同じ好みの持ち主のみなさんは、南口ならば文禄堂に、駅ビルならば八重洲ブックセンター啓文堂書店に、北口側で少し散歩の時間をとれる場合は本屋Titleに足を伸ばすのがいいでしょう。




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