FC2ブログ

空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

早川書房からジュブナイルミステリの新シリーズが登場

子どものころに親しんだジュブナイルミステリやジュブナイルSFの数々。あれらがなかったら、こんな本読みにはなっていなかったろうなあ。


このシリーズの案内を見ながら、そんなことを考えていました。




チラシ ハヤカワ・ジュニア・ミステリチラシ ハヤカワ・ジュニア・ミステリ 裏

↑早川書房の刊行物に挟み込まれている同シリーズの案内。


『ハヤカワ・ジュニア・ミステリ』は、版元の案内によれば、《70年にわたって翻訳ミステリを刊行してきた経験を活かし、ナゾとき×キャラクター×物語、どの点をとってもすぐれた作品を小学生に向けてとどけます》というもの。


この手のシリーズは、ジャンルを代表するいろいろな作家の作品が集められることが多いのですが、この『ハヤカワ・ジュニア・ミステリ』、第1弾は、《アガサ・クリスティーの傑作長篇10作品》ということで、同一著者の複数巻で始まるという異色なシリーズになっています。


クリスティーの次はどうなるのか、気になるところですが、「今後の展開」として、M.G.レオナルド&サム・セッジマン『列車探偵ハル 王室列車の宝石どろぼうを追え!(仮)』が2020年8月刊行予定として先の記事にあがっています。ミステリ読みでなくても、本読みでなくてもその名前を知っているアガサ・クリスティーの次が、聞いたことのない名前(すみません、当方は知らなかったのですが、おそらくそういう方は多いかと)で大丈夫かな、という気もするのですが、《『オリエント急行の殺人』にオマージュをささげた列車ミステリシリーズ》だとのことで、これもクリスティーつながりなんですね。


具体的な作家名・作品名があがっているのはこれだけですが、《クラシックも現代の作品もおとどけする予定です》とありますから、楽しみですね。


記事には、さらに気になることも書かれていました。《まだあるぞ! ハヤカワ・ジュニア・ブックス》ということで、こんな案内がされています。《早川書房の児童書は、ミステリだけではありません。恐竜や人体の科学をあつかうサイエンスが2020年秋に、SFやファンタジイが2020年末〜2021年初頭に始動予定。ミステリをくわえた4つのジャンルが合わさることで、早川書房の児童書レーベル〈ハヤカワ・ジュニア・ブックス〉の全貌が明らかになります》。同社の得意とするジャンルがカバーされるわけですね。これは楽しみだなあ。


冒頭にも書きましたが、小学生のころに、図書館や図書室で出会ったたくさんのジュブナイルミステリ、ジュブナイルSF。それらとの幸福な出会いがなかったら、こんな本読みにはなっていなかったろうと思うのです。


これらのシリーズが、いまの子どもたちに読まれるといいなあ、と、将来の本読み本好きを育てるきっかけになるといいな、と、そのように思わずにはいられません。



スポンサーサイト



コメント

楽しみ!

空犬様,こんにちは.
これ知りませんでした,楽しみです!!

トリックのバリエーションで選んだ感じですかね.
「ナイル」は本当の面白さは子供には分からないと思いますが,映画化もひかえてますからね,
これを読んで親子で映画を観に行ってほしいものです.
(私も昔父に強引に連れて行かれましたから.)
シリーズの装丁が気になるところですが,
映画ポスターっぽいものになるんでしょうか・・・

列車探偵ハルやSFも楽しみです!

ところで映画化をキッカケにロンドンの「野生の呼び声」を読み返そうと思ってたのですが,
柴田さん訳で短編集「犬物語」で出てたんですね☆
「火を熾す」も面白かったし,これも買おうと思います.

「野生の呼び声」「白い牙」「田園交響楽(これはジッド)」も小学生の頃子供部屋においてあって読んだ作品.
児童書意外で初めて読んだ文学作品です.
こういうのも刷り込みといいますか,
50を超えた今でも好きなんですよねえ.

  • 2020/03/18(水) 23:14:24 |
  • URL |
  • みこ #nLnvUwLc
  • [ 編集 ]

入り口に

みこさん>
いつもありがとうございます。

あんまり大きく宣伝していないのか、文庫の
はさみこみ以外では情報をあんまり目にしません
からね。

> これを読んで親子で映画を観に行ってほしいものです.

そうですね。本から映画、という流れもいいですし、
逆もありますからね。

装丁は今風のものになるのだろうと思いますが、
それも楽しみです。

ロンドン、たしかに動物ものは児童文学の
延長で出会うことの多いジャンルかも
しれませんね。

「野性の呼び声」、動物好き、犬好きで、原作も
好きな身としては気になるのですが、
今はちょっと映画館に駆けつけにくい時期ですよね。
落ち着いたらぜひ観たいと思っています。

  • 2020/03/19(木) 21:21:09 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

空犬様,
最近巣ごもり状態なので,すみません,つい返信してしまいます・・・

読む時間が沢山あるので,積ん読本を読んで過ごしたいのですが,嬉しいどころか気分はあまり乗りませんねー.

「ナイルに死す」映画も,今タイミング悪くナイルクルーズがネットを賑わしているので,少しマイナスイメージがついてしまうのがもったいないなあと思います.
でも観に行きますけどね!!

せめてGWの頃には世の中少し気楽に出かけられるようになっていてほしいものです.

医療現場などで戦っておられる皆さんの疲弊する日々が,少しでも早く終わりますように.

  • 2020/03/23(月) 19:00:16 |
  • URL |
  • みこ #nLnvUwLc
  • [ 編集 ]

巣ごもり状態

みこさん>
いつもありがとうございます。

> 最近巣ごもり状態なので,すみません,つい返信してしまいます・・・
いえいえ、いつ、どんなどきでも、コメントでの
反応はうれしいものです。大歓迎ですよ。

> 読む時間が沢山あるので
ほんとにそうですねえ。こういう理由でなければ、
という感じですからねえ。

> 今タイミング悪くナイルクルーズがネットを賑わしている
まさに! 社会の事件や出来事に、作品が
内容的に、良い影響を受けることもあれば、
よくないイメージと結びつけられることもあり。

そもそも公開などができない映画や
コンサート、演劇もあり、ほんと、
早くこの事態が収束してくれることを
願わずにいられませんね。

  • 2020/03/23(月) 20:28:09 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する