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空犬通信

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モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが亡くなりました

先日、モンティ・パイソンのオリジナルメンバーの一人である、テリー・ジョーンズが亡くなりました。



以前にも書いたことがありますが、ぼくはモンティ・パイソンが大好きで、あの英国的でシニカルでときにブラックな笑いにはこれまでに何度も腹を抱えさせてもらい、ときに助けられたりもしてきたのでした。


テリー追悼の意味も含め、DVDで『空飛ぶモンティ・パイソン』を何本か観直していたら、関連本も読みたくなって、我が家の本棚に並んでいた本を、続けて何冊か手にしてみました。そのなかの1冊がこちら。



刊行時にすぐに買い、冒頭だけ読んだまま途中になっていたジョン・クリーズの自伝です。「モンティ・パイソンができるまで」がメインの内容で、活動開始時あたりの話で終わってしまうので、モンティ・パイソンにしか興味のない人には微妙な内容かもしれませんが(パイソンズのうち、最初にジョン・クリーズが最初に出会うことになるグレアム・チャップマンでさえ、200ページほど読み進むまで出てこないほどです)、俳優であり、コメディアンであり、脚本家であるジョン・クリーズ本人に興味のある向きには最高の1冊でしょう。


モンティ・パイソンのコントやドラマ・映画の脚本も手がけ、著書もある人だけに、ユーモアのある読みやすい文章の書き手です。パイソン前の半生の話なので、英国の学校時代の話などが前半、延々と続きます。大学はケンブリッジですが、その前のパブリックスクール時代は日本人になじみがある地域でも学校でもありません。ぜんぜん知らない地域の、ぜんぜん知らない学校のぜんぜん知らない生徒や先生の話だというのに、ジョン・クリーズの手にかかると、これがおもしろく読めてしまうのだから、さすがだとしか言いようがありません。クリーズが教えを受けた先生の顔や様子まで浮かんできてしまい、読後も妙に印象に残ったりするくらい。


モンティ・パイソンのオリジナル・メンバーは、このジョン・クリーズ、先日亡くなったテリー・ジョーンズを含め6人。うち、グレアム・チャップマンは1989年に若くして亡くなっていますが、他の4人は健在です。日本のテレビでも放送された2014年の復活ライヴも記憶に新しいところで、先日亡くなったテリー・ジョーンズを含め、5人ともみなまだまだ元気なおじいちゃんという感じでしたね。


人の生き死にや高齢者などもさんざんねたにしてきたパイソンズ。簡単にはあの世にいきそうにない感じに見えていただけに、今回のテリー・ジョーンズの訃報はなおのことショックです。でも、他の4人もみな70代後半から80代。ぼくらを死ぬほど楽しませてくれたこの元気な翁たちも、やがて旅立っていくのかと思うと、なんだかさびしい感じがします。すばらしい映像作品や著書、関連本をたくさん残してくれたことの幸運をあらためて思わずにはいられません。



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