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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

年末恒例?!……本棚の整理を

毎年冬休みにやっている気がします。今年も部屋の大掃除を兼ねて、本棚の整理を敢行しました……って、「敢行」などというほど、減らせていないのですが(苦笑)



本棚の整理、1冊ずつ、これをとっておく、これは処分、などとやっていてはいっこうに量が減りません。以前にも書きましたが、ジャンルなり作家なりシリーズなり、なんらかのテーマを決めて、えいやで決断しないと、「整理」になりません。今回は、単行本と文庫で重なっているものや、同一作品だけど違う版(翻訳違いなど)で重なっているものなどを整理することにしました。


ある作品を読む場合でも、「どれ」で読むかを選べる場合があり、それも読書の楽しみの一つなんだ、などという話を、トークイベントや講演会でもしているので、本当は版違いも両方とも残しておきたいのですが、収納を考えるとそうも言っていられません。それに、自分の年齢(と残された読書時間と)を考えてもね、1つの作品は1つの版に絞るべきかな、と思えてきたわけです。


新訳、完全版、などは選択がしやすいのですが、単行本・文庫はものによってどちらを残したいかが異なりますので、悩みます。あと、版違いも、いろいろ確認してからでないと判断ができないケースもあり悩まされることしばしば。……いかん、いっこうに整理作業が進まない……。


だって、こういうのがね、本棚にいたりするんですよ。これらが、みな小説としては「同一作品」だというのだから、ほんと、収集者泣かせな作家もいたものです。


書影 マルゴ・マグダ

これらはすべてナボコフの『カメラ・オブスクーラ (Камера обскура)』。ベルリン時代にロシア語で書かれた作品で、後にナボコフ本人によって英訳されています。


ロシア語からの翻訳版『カメラ・オブスクーラ』(光文社古典新訳文庫)が出ていますので、いまの読者はこれを読めばいいのですが、以前は、フランス語版からの重訳『マグダ』(河出書房新社)、ナボコフ本人訳の英語版からの重訳『マルゴ』(河出書房新社)が出ていました(上の写真にある通り、『マルゴ』には2バージョンあります)。さらに、光文社古典新訳文庫が決定版となるかと思ったら、当方は未所有・未読ですが、ロシア語版からの翻訳として『マクダ』(未知谷)がその後に出ています。大変ややこしい。


……だからなんなんだ、って話ですが、こういうものをチェックしながら本の整理をしているわけで……そりゃあ、整理は進みませんよね(苦笑)




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