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空犬通信

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『映画秘宝』が休刊に

SFにホラーに特撮にと、ぼくは映画・映像の好みが幼いんですが、そのようなものたちが好きでもいいんだよと思わせてくれる雑誌であり、出版社でした。




書影 映画秘宝 2001書影 映画秘宝 2002

↑『映画秘宝』2020年1月号、2月号。


記事の一部を引きます。《出版社の宝島社は18日、子会社の洋泉社を来年2月1日に吸収合併すると明らかにした。宝島社が全ての権利義務を継承し、洋泉社は解散する》。


『映画秘宝』編集長の岩田和明さんの《『映画秘宝』は、日本一売れている映画雑誌のまま、休刊いたします》というコメントを含む「お知らせ」が12/21付のツイッターに上がっています。


『映画秘宝』は2020年3月号(1/21発売号)を最後に休刊。洋泉社が刊行してきた『別冊映画秘宝』『特撮秘宝』などの映画秘宝関連の単行本・ムックなどの刊行も終了になるとのことです。


『映画秘宝』は最近こそ、号によって、特集によって買ったり買わなかったりになっていましたが、一時期は毎号買っては隅から隅まで熱心に読むといった雑誌でした。遡って古書でバックナンバーをそろえたりもしていたほど。『別冊映画秘宝』もSF・ホラー・特撮関連の号は必ず買っていましたし、『特撮秘宝』もコンプリートです。


映画関連の出版物に読者として長く親しんできた出版社ですが、それだけでなく、『本屋はおもしろい!!』『子どもと読みたい絵本200』『本屋へ行こう!!』といった一連の書店関連ムックに、書き手として関わらせてもらったりもしました。ぼくにとっては、いろいろ縁がないわけでもない出版社なのでした。


資料によれば、洋泉社の設立は1985年ですから、活動期間は35年。もともと宝島社の子会社として設立された会社ですから、親元に戻るようなかたちになるわけですね。


今回の件、宝島社との吸収合併ということで、倒産や廃業とは違うのだということはわかっていても、洋泉社のような特徴のある出版物を手がけてきた出版社の社名が失われるというのは、読者としても、同じ業界に身を置く者としても、やはりなんともさびしい感じがするものです。


休刊誌が発行元を変えて復刊されるケースは、数は多くはないものの、出版界ではいくつも例があります。『映画秘宝』という名前がある層の映画好きにとって特別な響きを持ったものであることは間違いないと思います。そんな「もしかしたら」をついつい考えてしまいます。



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