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空犬通信

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代々木の「民主書店」?!……美和書店

出かける用事があるとなれば、行く先で必ず書店をチェックし、ということを重ねて久しいわけですが、それでもまだまだ知らない本屋さんというのはあるものですね。それも、ふだんよく使っているエリアにあったり、ということも。



先日、専門書店として、大阪・中崎町にある詩歌専門の葉ね文庫を紹介しましたが、今回もまた別のタイプの専門書店を紹介したいと思います。


代々木にある美和書店。もう何年も近くの音楽スタジオを利用しているのですが、ごく最近まで、書店があること自体、知りませんでした。


190907 美和書店1190907 美和書店2

立地がいかにもというか、なんというか、日本共産党本部の通りをはさんで正面にあるお店です。ちなみに、すぐ近く、日本共産党本部ビルの隣には、『赤旗』ほか、多くの団体の機関紙や自治体広報紙、党関連出版物などの印刷を手がけているあかつき印刷もあります。


上の写真でも確認できますが、店頭の看板では「社会科学書」の書店であることがうたわれています。


Webなどで調べた情報によれば《共産党や関連団体の出版物を取り扱》う「民主書店」だとのこと。公式サイトはないようですが、ツイッターアカウント(@miwashoten4256)があり、それによれば《創業以来「自由と民主主義」フェアを行っております、民主書店でございます》とのことです。


さて、では実際の店内の様子を見てみましょう。サイズ的には10坪ないくらいでしょうか。入り口を入ると、店内中央に背中合わせの書棚があり、左右の壁面にも書棚が。奥正面がレジになっています。


一般の新刊書店のように、店頭に一般雑誌が並んでいたり、話題の新刊単行本が並んでいたりはありません。左右壁面の書棚はジャンル・テーマ別に分かれていますが、棚のジャンル表示も、一般の新刊書店とは異なり、「民主書店」とのことで、「沖縄」「ジェンダー」といった項目が見えます。


左の壁面、いちばん手前が新書の棚で、そのすぐ隣が沖縄関連で1本独立しているというのが、お店の方針というか主旨というか、品ぞろえの感じをよく表していると言えるかも。


店に置く本は、厳密にセレクトがされているのでしょう。どこまでを店に置くべき本、置いてもいい本とみなしているのかはわかりませんが、一般的な文庫や新書もあるにはあるようで、なかには小説作品なども見えます。ただ、いわゆる一般書は数としては少なめ。版元・レーベルでは、岩波書店が目立ちます。


店の右奥には、共産党関連の出版物の棚がありました。ジュンク堂書店レベルの大型書店ならともかく、店の規模を考えるとこのジャンルが独立していて、これだけの量の本が扱われいるのは、ほかでは見られないものといっていいでしょう。


本好き本屋好きに広くおすすめするようなタイプのお店ではないかもしれませんし、個人的にもとくに積極的におしたいお店というわけではありませんが、(とくに、現政権の諸々に不満や違和感を覚えているようなタイプや一連のヘイト本やヘイト的な特集雑誌にうんざりしているようなタイプの)本屋好きは、こういう品揃え、こういう棚づくりの本屋さんもあるのか、という例として、見てみるといいかもしれません。新鮮に見えるかもしれません。


JR代々木駅の東口から徒歩で数分。ちょっと距離はありますが、JR新宿駅の南口から明治通り沿いに歩くことも可能です。そちらのルートだと、途中に、数は多くはありませんが、ぽつぽつと飲食店が目に入り、数軒の小さな飲食店が集まったちょっとした飲み屋街っぽい一画があったりもして、なかなかおもしろそう。猛暑の季節にはおすすめしませんが、気候が落ち着いたら、新宿のBooks Kinokuniya Tokyoのチェックと兼ねて散策するのもいいでしょう。



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