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空犬通信

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山尾悠子の新作『小鳥たち』

山尾悠子さんの新刊を2年続けて手にすることができるとはなあ。感慨深いです。




書影 小鳥たち

版元の内容紹介にはこうあります。《降りそそぐ小花、時空はゆらぎ、小鳥の侍女たちが行き交う庭園と城館。そこは迷宮? 第46回泉鏡花文学賞受賞作家 山尾悠子の最新作!! あらたな領域に踏み入る記念碑的小説。小説と人形が織りなす奇蹟の幻想譚》。


これだけではどのような物語なのかがよくわからないと思います。これまでの山尾作品の読者には説明不要かと思いますが、よくわからないままに読むのでまったく問題ありません。


いつもの山尾作品同様、一読ではなかなかイメージがつかめません。収録作品は非常に短いので、再読、再々読と重ね読みをするうちに、イメージがしだいにくっきり立ち上がってきます。


著者名が人形作家との併記になっていることを含め、本書の成立経緯について、サイトではこのように説明されています。


《まず山尾悠子による「小鳥たち」という掌篇が書かれ、登場する小鳥たちを人形作家の中川多理が創作した。その人形作品を踏まえて『夜想#中川多理―物語の中の少女』に続編「小鳥たち、その春の廃園の」が書かれ、再び呼応して新たな人形が作られた。さらに、最終章「小鳥の葬送」が書き下ろされ………》。


本書ができるまでの経緯については、山尾・中川のお二人がそれぞれあとがきでふれています。それを読むと、異能ふたりの奇跡的なコラボを手にできることの幸せに感銘を新たにさせられること必至です。


本書に関連して、こんな展示が開催中です。



《本作のために創った、黒衣の小鳥の侍女たち、そして大公妃の人形をご覧いただけます》とのことです。浅草橋のパラボリカ・ビスで8/18まで。



展示、見てきました。会場のパラボリカ・ビスは、JR・都営線の浅草橋駅から徒歩数分。こんなところにギャラリーが、という場所にあります。


190812 パラボリカ・ビス 外観

↑目を引く建物。受付は2階です。


190812 パラボリカ・ビス 入り口190812 パラボリカ・ビス 看板1190812 パラボリカ・ビス 看板2

↑看板には「ペヨトル工房」の記載も。


2階にはショップとギャラリーがあります。展示の入場料は500円。ショップには、なつかしいペヨトル工房の書籍や雑誌も並んでいます。


『小鳥たち』は、中川多理さんのサイン本が並んでいましたが、山尾悠子さんのサインはありませんでした。会場限定発売の特装版は品切れとのことでしたが、展示会場で手にとってみることができます。


190812 パラボリカ・ビス DM 小鳥たち190812 パラボリカ・ビス DM 小鳥たち 裏
190812 パラボリカ・ビス DM 中川190812 パラボリカ・ビス DM 中川 裏
190812 パラボリカ・ビス DM 梨木香歩190812 パラボリカ・ビス DM 梨木香歩 裏

↑受付で展示のDMをいろいろいただきました。上から今回の『小鳥たち』出版記念展、中段は3月に行われた中川多理さんの写真展、下段は京都の春秋山荘で7・8月開催の「梨木香歩頌選集展」。


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