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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

ムーミン、クマのプーさん……児童書関連の図録がすばらしい

評判のいい図録を手に入れてみたら、ほんとにすばらしい造りと内容だったので、感激しながら読み終えたのでした。




書影 ムーミン展図録

ムーミン展の図録です。東京では、六本木の森アーツセンターギャラリーで、今年、2019年の4/9から6/16まで開催されていました。2か月強もあるからと甘く見ていたのが命取りに、結局、見に行き損ねてしまったでした(涙)


せめて、どんな展示だったのか、様子だけでも知りたいなあなどと思い、Webで情報を探して回っていたら、図録の情報が目に入りました。写真で見ると、なんだかいいたたずまいのつくりです。中身の評判もいいようなので、通販で購入しました。こちらで現在も購入可能です。)


で、現物を手にしてみると。おお、なるほど、これはいいなあ! すばらしいなあ。洋書のようなつくりの上製本で、表紙は箔押し。もちろん、造本だけではありません。中身のほうも大変な充実ぶり。とてもすばらしい出来の図録で、これはシリーズの愛読者には永久保存版となりそうだなあ。そんなことを思いながら、読み終えたのでした。


ファンには内容の説明は不要かもしれませんが、サイトから引いておきます。


《本展はその多彩なアートと奥深い物語の魅力を、フィンランド・タンペレ市にある世界で唯一の「ムーミン美術館」と、トーベ自らが設立したムーミンキャラクターズ社所蔵の貴重なコレクション、約500点で紹介します。2019年はフィンランドと日本の外交関係樹立100周年。トーベと日本の交流にも光を当て、トーベが日本滞在中に描いたスケッチや写真資料を展示、浮世絵とトーベ作品の比較も試みます。ブックデザインは本展のアートディレクションを担当した大島依提亜氏が手がけました》。


うれしいのは、ただの図録ではなく、こんな「おまけ」までついていること。《図録には、『ムーミン谷の冬』のスウェーデン語版初版より、出品作の掲載ページを一部抜粋して綴じ込みとして収録。なかなか目にすることのない初版本で、どのように挿絵が使用されたのかもご紹介します》。


ムーミン展の図録があまりにもすばらしかったので、シリーズ9作を久しぶりに読み返したくなりました。この夏休みの読書に、と思っているのですが(そういえば、講談社から出ているシリーズ9作も、新装版になっていますね。同社のムーミンシリーズについてはこちらをどうぞ)、その前にということで、冨原眞弓『ムーミン谷のひみつ』(ちくま文庫)を再読したりしています。


そうそう、ムーミンといえば。昨年の冬には、センター試験にムーミンが取り上げられ、話題になりましたね。関連記事はたとえば、こちらとかこちらとか。


ムーミンの作者ヤンソンの関連では、昨年、クリスマス前に、誰に贈るあてもなく、こんな本を買っていたのでした。



トーベ・ヤンソンがイラストを手がけた『スナーク狩り』の英語版原書です。翻訳版も出ていますね。


書影 トーベヤンソン スナーク

……脱線しすぎました。図録の話に戻ります。児童書関連展示の図録といえば、同じく、展覧会を見損ねてしまった「クマのプーさん展」のも入手。


書影 プーさん展図録

こちらも事情はまったく同じ、東京は渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、今年の2/9から4/14あでの2か月強、開催されていたのですが、まだ大丈夫などと思っているうちに見逃してしまった次第……。


B6変形の、図録としては小ぶりな単行本サイズだったムーミンのそれとは違い、こちらは大判で、いかにも図録という感じのつくりになっています。中身はこちらもムーミン展に負けず劣らずの大変な充実ぶりで、非常に読み応えがあります。ああ、やっぱり展覧会も行きたかったなあとついつい思ってしまうのですが、いずれの図録も、展覧会に行けなかったものの悔しさや渇きをいやしてあまりある、充実の内容です。


展覧会に行きそびれた人や、行ったけど図録を買わなかったという人、そもそも展覧会の存在・開催を知らなかった人。そのような人たちに広く、そして強くおすすめしたい図録です。



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コメント

ムーミン展の図録、いいですよね。
私もカミさんの影響でけっこう児童書にも手を出しているのですが、ムーミンも数年前に全巻読破しました。
これがまた非常に哲学的でしびれる内容で、それ以来、すっかりムーミンファンです(もちろんムーミン展にも行きました(笑))

ちなみに図録でいうと、ミッフィーの生みの親、ブルーナ展の図録もけっこうよかった記憶があります。

  • 2019/08/15(木) 00:04:28 |
  • URL |
  • sugata #8Y4d93Uo
  • [ 編集 ]

ムーミン展の図録

sugata さん>

sugataさんもムーミン、お好きでしたか。
いいですよね。ぼくもこの夏の「夏休み」読書に
全巻再読をと考えているところです。

> ブルーナ展の図録

誕生60周年記念のときのこれですよね。
https://shop.asahi.com/products/detail.php?product_id=204
ぼくも気になっていたんですが、今でも買える
ようなので、あらためて欲しくなっていますw。

  • 2019/08/15(木) 20:17:10 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

あこがれのフィンランド

空犬様,こちらでもこんにちは♪

小学校に上がる頃,父が私と姉達に買ってくれた本があります.
「きいちごのおうさま」(フィンランドのトペリウス作)
「家なき娘」(ペリーヌ物語の原作.小説もアニメも最高です!!)
「ムーミン絵本 きんのうま ぎんのうま」
「ムーミン コミックス」
「ピーナッツ コミックス」

ムーミンもピーナッツもアニメ版好きですが,コミックス版がより好きですね.

これらの本も(母が選んでくれた本と同様)私の本好き児童書好きの原点です.

そして後に知る東山魁夷&シベリウスと共に,フィンランドへのあこがれを私に植え付けてくれました.

今行きたい国ナンバーワンです,フィンランド♪
仕事さえ休めたら,1週間くらい行きたいなあ.

ムーミン展は行けませんでしたが,プーさん展はあべのハルカスで観ることができました.
小四で出会ったあの美しい絵を原画で観られるなんて人生で二度と無いかもと,
混み混みのグッズ売り場はそっちのけでくいいるように見つめてきました.
本当に幸せな時間でした.

  • 2020/02/02(日) 09:37:52 |
  • URL |
  • みこ #nLnvUwLc
  • [ 編集 ]

Re: あこがれのフィンランド

みこさん>
いつもありがとうございます。

> 私の本好き児童書好きの原点
お父様お母様に感謝、ですね。すてきなセレクトです。

> 今行きたい国ナンバーワンです,フィンランド♪
おお、そんなにお好きでしたか。
フィンランド好きなら、この本は楽しめるかも。
ご存じですか。

稲垣美晴『フィンランド語は猫の言葉』(角川文庫)

フィンランド関連本自体がそんなにたくさんは
ないなか、こういう本はけっこう貴重かも
しれませんね。

  • 2020/02/04(火) 20:50:32 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

「フィンランド語~」持ってます!大好きです!!
高野秀行さんの「異国トーキョー漂流記」とともに
高校生~大学生の身内や知り合いによくプレゼントした本です♪
(読んでくれたかどうかは確認しないのですが,若い人たちに読んで欲しいなあと思って.)

わたしのあこがれをさらに強くした本で,
「フィンランド 光の旅」という美しい教会の写真集があります. 
雑誌「TRANSIT」もフィンランドや北欧テーマなら買ってました.
物語や音楽からフィンランドへの憧れが始まりましたが,
美しい写真もどんどん出版されてきて,嬉しいことです.
旅の指さし会話帳も買い,行けないさみしさを紛らしています☆



  • 2020/02/15(土) 22:07:14 |
  • URL |
  • みこ #nLnvUwLc
  • [ 編集 ]

フィンランド

みこさん>
いつもありがとうございます。

> 「フィンランド語~」
ですよね! けっこう昔の本ですが、今
読んでも古い感じはぜんぜんしませんしね。

> 「フィンランド 光の旅」
未読の本なので、今度チェックしてみますね。

> 行けないさみしさを紛らしています☆
北欧は行くとなると大変ですし、
季節も選ぶ地域ですからね。

旅好きというわけではないので、
ぼくはもっぱら本や映画で、行けない
エリアにどっぷり浸かって満足
しちゃってます(笑)。

  • 2020/02/16(日) 19:42:23 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
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