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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

業界人の支持も納得……ときわ書房志津ステーションビル店はとてもすてきなお店でした

しばらく前になりますが、かねてから気になっていながら、なかなか訪問の機会をつくれれずにいた、千葉県・佐倉市のときわ書房志津ステーションビル店を訪ねてきました。



噂通りの、というか、噂に聞いていた以上のお店でしたよ。簡単にレポートしたいと思います。<(店内写真はすべてお店の方に断って撮影したものです。写真は9月半ばの様子で、お店の様子は変わっている場合があります。)


偶然ですが、先日の記事で紹介した『本の雑誌』10月号の巻頭グラビア「本棚が見たい!」で同店が取り上げられています。以下、お店の方に断って撮影した店内写真をいくつか記事中でお見せしますが、当方の写真よりも、『本の雑誌』の記事をご覧いただくほうがいいと思います。ぜひそちらも併せて、というか、そちらをメインにご覧ください。


同店は、京成線志津駅から直結の駅ビル内にある本屋さん。改札を出て、駅ビルに入ると、そのまま同じ階にあります。乗降客の多くが通る道筋にあり、好立地といっていいでしょう。


1809 ときわ書房志津 全景

↑駅から歩いてきたときの、通路側からの様子。当方の下手くそな写真でわかりにくいかと思いますが、棚の上に貼り出されたもの、天井からつるされたものなどが、通路側から見たときに、たくさん目に入るように、位置や高さが考えられているのがよくわかります。


1809 ときわ書房志津 レジ裏11809 ときわ書房志津 レジ裏2

↑レジの裏側あたりからの全景。左側には児童書コーナーとその奥にCD売り場が。


1809 ときわ書房志津 看板1809 ときわ書房志津 売れた本

↑ひと際目を引く同店の看板。看板の下には同店発行のフリペ(後述)と、その隣には「#最近志津で売れた本」が貼り出されています。実際に売れた本のスリップが貼り付けてあり、いろいろとコメントが記入されています。ユニークなスリップ活用法ですね。


以下、特集・フェア関連と、レギュラー棚のうち、お店の特徴がよく出ていると思われる棚をいくつか選らんで撮影させてもらいましたので、ご紹介します。なお、この日は、店内を網羅的に取材させてもらったわけではなく、あくまで、一訪問客として、店内散策と買い物を楽しませてもらってきただけですので、雑誌棚やコミック棚がないなど、写真が偏っていますが、その点はご勘弁ください。


1809 ときわ書房志津 おすすめ本

↑レジ脇にある、お店のイチオシの書き手を集めたと思われるコーナー。


1809 ときわ書房志津 本の本

↑「本の本」「本屋本」の棚が、商業施設内のこの規模の書店としてはちょっとびっくりするほど充実しています。


1809 ときわ書房志津 本と人間

↑店内で大きく展開されていたフェアの1つ「本と人間」。タイトルそのままの内容で、単に広義の「本の本」を並べるのではなく、もう一歩突っ込んで考えさせるような、そんな本が選び出されています。前掲の、レギュラーの棚のほかに、この規模のフェアが展開されている、というのが驚きです。


1809 ときわ書房志津 学参前平台

↑学参の棚の前に、なんだか趣の異なる本が並んでいるエリアが。よく見ると、《「それは無理なんじゃないか?」「ちょっと難しい(早い)んじゃないか?」こんなこと言われたこと、きっとあると思う》と始まる大きめのPOPが。この平台とそこに平積みされている本自体が、お店から学生のみなさんへの、本には「まだ早い」とか「きみには難しいかも」とか、そんなことはないんだよ、というメッセージになっているわけです。


1809 ときわ書房志津 暗黒通信団

↑ねらったのか、偶然なのか、暗黒通信団の本(冊子)を集めたコーナーが、前掲平台の隣、学参と新文芸・ラノベ棚の端境に。


1809 ときわ書房志津 教養文庫

↑教養文庫の並びには、50前後/以上のお客さんに向けられたメッセージの添えられた特集棚が。


1809 ときわ書房志津 海外文庫

↑海外文学が並ぶ「海外文庫」の棚。棚のいちばん上の段では、「え……どういうこと???な物語集めました」という特集が。ケイティ・カーン『君の彼方、見えない星』(ハヤカワ文庫SF)などが並んでいます。


1809 ときわ書房志津 海外文庫平台1809 ときわ書房志津 白水社1809 ときわ書房志津 文庫エンド

↑その棚の平台には、『1984』などディストピアが集められています。その右脇のエンドでは、にゃわら版のでんすけかいぬし氏のイラストが目を引く白水社uブックスのフェア「読んじゃいなよ」が展開。さらに、文庫棚の脇では新潮社のクレストブックスのフェアが展開中。ご覧の通り、お店の規模からすると、海外文学関係が厚めに展開されているのがわかります。


1809 ときわ書房志津 フリペ

↑同店発行のフリーペーパー『ときわ志津通信』。書店フリペは、置き場の問題や取扱の勝手の良さから、大きいものではA4判、それを半分にしたり(A5判)、四つ折りにしたり(文庫判)するケースが多いのですが、このフリペはB4判縦置き両面を、折らずにゆるやかに丸めて立て、タブロイド紙のような感じで店頭配布されています。


内容は店長のおすすめ本、地元に縁のある方のインタビュー、売上ランキングなど。同店はツイッターでの情報発信にも熱心なお店ですが、その中の人が裏面に長文のコラムを寄せています。


1809 ときわ書房志津 ブックカバー11809 ときわ書房志津 ブックカバー2

↑同店のブックカバー。


1809 ときわ書房志津 買った本11809 ときわ書房志津 買った本21809 ときわ書房志津 買った本41809 ときわ書房志津 買った本3

↑同店で買ってきた本の一部。


先の『本の雑誌』に、同店がどんなお店かがよくわかる記事が載ったと思ったら、さらには、同店の店長さんがどんな人なのかがよくわかる連載記事まで。夏葉社のサイトで連載されている屋敷直子さんの「本屋さんと生活」で店長の日野剛広さんが取り上げられています。(どちらも当方の同店訪問とはまったく関係はなく、単なる偶然ですが、あまりのタイミングの良さに驚かされました。)


本稿執筆時点で、「いま、本屋を一からやり直している〜日野剛広さんの話(1)〜」「いくつかの転機〜日野剛広さんの話(2)〜」の2本がアップされています。同店に興味を持った方は、こちらも合わせてぜひ。おもしろいお店には、おもしろい人がいるということが非常によくわかるものになっていますよ。


というわけで、都心からのアクセスが必ずしもいいわけではない同店が、なにゆえこんなにも業界の人たち、本好き本屋好きの人たちに愛されるのかが、短時間の訪問でよくわかりました。一部の本好きだけに向けられた玄人受けのするお店、ということではなく、地元のお客さんのほうにもしっかりと向いたお店です。東京西部エリア在住者には気軽に訪問を進めにくい距離ではあるのですが、同店は、本好き本屋好きならわざわざ訪れる価値のあるお店だと思いますよ。


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コメント

以前、営業で伺ったことがありますが、店長さんは確かに素晴らしい方でした。
やはり、皆さん同じように感じていらっしゃるんですね。

  • 2018/10/12(金) 18:49:13 |
  • URL |
  • 某版元営業 #-
  • [ 編集 ]

ときわ書房志津ステーションビル店

某版元営業 さん>
訪問&コメント、ありがとうございます。
お店は人だなあ、というのが店頭から
伝わってきますね。

  • 2018/10/14(日) 14:52:19 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

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