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空犬通信

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特撮の悪役

この表紙と特集ではスルーできませんね、っていうか、表紙や特集がどうなっていようが、毎号買ってる雑誌なんですが(笑)




書影 特撮の悪役

特集は「特撮の悪役」。表紙は巨大ヤプールで、巻頭グラビアにはハカイダー、ガイガン、タイガージョー(どれも大好き)らの姿も。これはたまらんなあ(笑)


特集の内容ですが、《怪獣、怪人、宇宙人、そしてもちろん人間も! 悪の特撮キャラクター 特撮人大アンケート》ということで、68人もの特撮関係者・特撮好きが《古今東西洋邦問わず特撮作品に登場した悪役キャラクターからそれぞれベスト10を選出》しています。


特撮にかぎらず、悪役に魅力的なキャラが多いのは、映画でも小説でも、よくあることですが、みんな、悪役が好きなんですねえ。回答者のみなさんが実に思い入れたっぷりに、楽しそうにアンケートに答えているのがわかり、読んでいるこちらも楽しくなります。


ただ、読んでいて、ちょっと気になったこともあります。対象の幅がいくらなんでも広すぎるのではないかと。この手のアンケートをとるなら、《古今東西洋邦問わず》ではなく、もう少し絞ってもよかった、というか、絞ったほうがより濃くておもしろい結果になったのではないかなあ、と、そんな気がしないでもありません。


というのは、怪獣を入れちゃうと、怪獣好きは怪獣で埋めたくなりそうですし、人間の悪役と並べてあげるのもなんとなくバランスが悪い感じ。だから、個人的な好みでは怪獣は別枠にしたい(上にあげたガイガンは大好きなんですけどね。「悪役」カテゴリーにかぎらず、東宝特撮怪獣のなかでいちばん好き。あのどこからどう見てもフレンドリーにはなりえない凶悪なルックスはほんと、最高です……って、怪獣ははずす、という話をしているのに鋭意脱線中です)


あと、洋画を一緒にしちゃうと、ダース・ベイダー、ターミネーター、エイリアン、プレデターら、(単にふつうの人間でないというだけでなく存在感の大きさ的にもインパクト的にも)モンスター級の悪役たちが入ってきてしまいます(実際、これらをあげている人もいる)。これらと、昭和特撮の愛すべき悪役たちとは、ちょっと感じ、というか、レベルというか、何かが違うと思うんですよね。


というわけで、誰にも聞かれていませんが、ぼくの「特撮の悪役」10選を勝手にあげてみたいと思います。《古今東西洋邦問わず特撮作品に登場した悪役キャラクター》のうち、日本の、映画をのぞくテレビ特撮作品で、怪獣(星人はOK)はのぞく、というしばりを勝手にもうけました。じゃーん。


  • ハカイダー(人造人間キカイダー)
  • ガッツ星人(ウルトラセブン)
  • ナックル星人(帰ってきたウルトラマン)
  • ブラック指令(ウルトラマンレオ)
  • ララーシュタイン(スーパーロボット マッハバロン)
  • 宇宙猿人ゴリ(宇宙猿人ゴリ/スペクトルマン)
  • 地獄大使(仮面ライダー)
  • アポロガイスト(仮面ライダーX)
  • ジェネラルシャドウ(仮面ライダーストロンガー)
  • 魔進チェイサー(仮面ライダードライブ)

ハカイダーは、特撮秘宝のアンケートでも大変な人気でしたが、「特撮の悪役」といえばハカイダー、というくらいの、個人的にもっとも好きな特撮悪役の一人です。


キカイダー01(ゼロワン)にも四人衆として登場しますが、それは別もの。やはりキカイダーの、ソロのときのハカイダーが最高ですね。こんなにインパクトの強い悪役キャラですが、全43話中、たったの6話(たしか)にしか出ていないんですよね。それで、観る者に強い印象を残したんですからね。主人公との関係性もいいし、ルックスもいいし、テーマ曲もいいし、最期もいい。特撮の悪役として、ほぼ文句なしの存在です。


次はウルトラシリーズから。凶暴凶悪なのばかり選んでます。ガッツ星人はウルトラセブンを、ナックル星人は新マンをやっつけちゃった星人。とくに後者は、重要登場人物である坂田兄妹を惨殺するという悪辣ぶりで、昭和の子どもたちを震え上がらせました。


レオからは、マグマ星人ではなく、ウルトラシリーズ史上最大規模の大虐殺を引き起こしたブラック指令で。なにしろ、円盤生物に襲わせて、地球防衛組織(MAC)を全滅、地球に飛来するやシリーズのレギュラーをほぼ皆殺し。作中で重要登場人物が死によって退場することは、先の坂田兄妹の例以外にもいろいろありますが、ここまでの徹底した大虐殺はレオのこのエピソードだけでしょう。なのに、最後は子どもたちに簡単にやられてしまうという、やってることとのギャップもgoodです。黒づくめの衣装に杖と水晶玉と、見た目もばっちり。大林丈史の演技も印象に残ります。


『マッハバロン』のララーシュタインは、悪のロボット工学者なんですが、もう見た目がすごいんですよ。なんでこんな髪形なの、なんでこんなかっこなの、という、ものすごいインパクトのルックスで、出てくるたびに笑ってしまいます。最高です。


ゴリは、話をするときに、両手をやたらオーバーに動かすその腕芸がきわめて印象的で、昭和の子どもたちはみなよくマネをしたものですね。特撮の悪役が、番組名に使われたのはゴリが唯一の例ではないでしょうか。演ずるはララーシュタインが伊海田弘、ゴリが遠矢孝信。昭和の特撮は俳優も濃くてよかったんだなあ。


仮面ライダーシリーズは、怪人を入れちゃうと大変なので、幹部クラスのみを対象としました。初期では「死神博士」と「地獄大使」が字面とルックスとキャラのインパクトで双璧という感じですが、見た目では後者のほうに軍配が。仮面ライダーV3に登場する、「ラーイダァ」のドクトルG(ゲー)もいいですね。


仮面ライダーXのアポロガイストは、とにかくかっこいい。仮面ライダーストロンガーでは、一つ目タイタンもいいですが、やはりこのルックスのインパクトは捨てがたく、ジェネラルシャドウを。この、ヘルメットなのか、フードなのかなんなのか、よくわからない頭部に、白い全身タイツ。カード(トランプ)が武器というのもいいですね。


昭和特撮からすべて選びたいところだったんですが、平成では、仮面ライダードライブの魔進チェイサーが、ちょっとハカイダーっぽいキャラで、ルックスも、いい感じ。お気に入りのキャラでした。(なので、途中で仮面ライダーチェイスになってしまったのは、ちょっと残念。)


あとは番外で、タイガージョー(風雲ライオン丸)かなあ。


……って、いい年したおっさんが何を興奮しているんだ、って話ですが、でも、こういう話、飲み屋でしたら、楽しいんだろうなあ。(そういうお友だちがいないのです……しくしく……。)



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