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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

レア本に復活のチャンス?!……大日本印刷がPODをグループ外の書店からも受注

昨日報じられたこの記事が、本好きの間で注目されているようです。




ツイートで紹介したところ、ひと晩で400ほどもRTされていました(世間的には大した数字ではないのだろうと思いますが、当方がふだんツイッターで紹介している本と本屋関連の記事では、めずらしい数字なのです)ので、空犬通信でも、紹介しておきたいと思います。


どのようなサービスなのか、記事の一部を引きながら見てみましょう。


《大日本印刷は重版(増刷)が決まっていない本や絶版になった本など入手困難な書籍の製造サービスを1年以内をめどに拡大する》。この製造サービスというのは、POD(プリントオンデマンド)のこと。記事では《書籍の印刷には、版を使わない「プリントオンデマンド」方式を採用する。版を用いずにパソコンからデータをプリンターに送るため、小ロットの印刷に対応可能。そのため中古市場で高値が付いていて購入が難しい作品でも一定の価格で販売できる》と説明されています。


このPOD自体はとくに新しい技術でもサービスでもありませんが、今回の記事で注目されるのは、《大日本印刷は丸善ジュンク堂書店や書籍販売サイト「honto(ホント)」で、絶版や在庫切れなどで入手困難な書籍を注文に応じて製造するサービスを手がけている》とあるPODを、《同社グループ外の書店で受注不可の本の印刷も受け付ける》としている点です。《企業の垣根を越え、複数の書店から印刷を受注する取り組みは珍しいという》。たしかにそうですね。これが実現されれば、POD市場が一気に拡大する可能性も出てきます。


POD拡大の背景には、《注文があるものの在庫がないため供給できない本は専門書が多》いことがあるとされ、驚くのはそのことによる販売機会損失額で、《その合計金額は丸善ジュンク堂書店だけでも数億円分に上る》とあり、《出版業界全体で見ると、数十億円規模の需要が見込めるという》と記事にはあります。


記事は、《同社の杉本尚彦常務執行役員は「読者が欲しいと思っても手に入れられなかった本を提供したい」としている》と結ばれています。PODは、アマゾンも力を入れていますから、潜在的なニーズはまだまだあると、DNPもアマゾンも見ている、ということですね。


はたして、このサービス、どこまで広がるか、今回のPOD拡大によって、どのような本が新たな読者に届けられることになるのか、今後の動きを注視したいと思います。


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