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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

大阪での本屋回りはやっぱり楽しいものです

先日、仕事の用事で大阪に行ってきたんですが、今回の大阪滞在も、いつものようにあまり空き時間はなくて、あちこちの本屋さんは回れませんでした。



いや、正確にいうと、本屋回りの気力を奪っているのは、時間ではないですね。暑さです。仕事が終わって、へとへとのからだで、夕方になっても30数度などという猛暑のなかを歩き回るのは、くたびれた中年には無理というもので、無茶すると生命に関わりそうですからね……(本好きのインドア派は、たいがい大変にもろいつくりをしていますから)。それでも、いつも顔を出す数店にはなんとか寄れましたので、簡単にレポートを。


隆祥館書店。大阪では必ず寄ることにしているお店の1つです。今回は、店主二村さんが不在だったので、おしゃべりできませんでしたが、その分、時間をかけてじっくり棚を見てくることができました。


大阪に行く前から、今回はどの店で買おうかと、楽しみにしていた大阪ほんま本大賞受賞作のこちらを購入。



書影 阪堺電車


紀伊國屋書店梅田本店。中学生のときから通っている大好きなお店の1つですが、今回は移動の途中だったので、短時間で店内を一周するにとどめました。見どころの多い、というか、見どころだらけの店内をただ一周してもしかたないんですが、このお店がすごいのは、店内にはわずか10分ほどしかいなかったのに、それでも4種ものフリペをゲットできてしまうところ。


1808 紀伊國屋梅田 フリペ11808 紀伊國屋梅田 フリペ2

↑左、「Osaka Book One Project通信」号外、「大阪ほんま本大賞発表!」。発行も同店。同店はフリペだけでなく、レジ前での『阪堺電車177号の追憶』の展開ぶりもすごかったので(線路と駅を模した手作りのディスプレイが、たしか)、写真を撮らせてもらえばよかったと今になって後悔。


右は、限定フリーペーパー「はるな檸檬『れもん、よむもん!』文庫になったもん!」。山田詠美さんによる文庫解説が転載されています。親本で読んで、強く印象に残っている1冊です。今回の文庫化を機に広く読まれるといいと思います。


1808 紀伊國屋梅田 フリペ31808 紀伊國屋梅田 フリペ4

↑左、「イヤミス&後味の悪い小説作品リスト」。右、「2018年上半期 専門書担当が選んだ、これから注目のテーマ、これから注目の1冊!」。いずれも店頭で展開中のフェアに合わせたフリペ。


これらは、同時につくられたわけでも、同一担当者の手になるわけでもないはずで、そうだとわかってはいても、それでもやっぱりすごいなあ、と思うのです。お店の発信力のようなものが。


阪急古書のまち以前の記事でふれましたが、紀伊國屋書店梅田本店東側の三番街うめ茶小路に移転になっています。和風な外観は、外国人観光客へのアピールも意図されたものでしょうか。


1808 阪急古書のまち書影 ハンプティダンプティの本

↑今回ではなく、前回訪問時の様子。本も前回訪問時に購入したもので、武井武雄『ハンプティダンプティの本 イギリス・アメリカのわらべうた』(集英社)


清風堂書店。大阪・東梅田にある地下鉄改札から徒歩ですぐの同店は、『本屋図鑑』でも取り上げた、教育書で有名なお店ですが、このお店、実は街の本屋さんとして、とても使い勝手のいい、すてきなお店になっているんですよね。


店頭で展開中だった、がちでこわそうな怪談本フェアが目にとまりました。同店は、サブカルとかやばそうな本とかにふだんから力を入れているお店なので(雑誌コーナーの裏側にある棚はその手の本が好きな人は必見)、怪談本フェアの力の入り具合もちょっとすごい感じでした。(こわい本ばっかりで、こわくて買えなかった……。)


大阪駅前第3ビル、地下2階の「古書の街」(といっても3店だけですが)。大阪に来ると必ず寄るところのひとつです。


1808 3ビル 古書の街 看板1808 3ビル 案内

雑誌のバックナンバーや古い漫画が充実している古本・もっきりやでは、特撮・SF関連の古い雑誌を探すのが楽しみ。持ってないバックナンバーをまとめ買いしたくなるのですが、でも、来るたびに買うものがあるほうがいいのと、下手にまとめて買うと荷物が大変なことになるのとがあるので、来るたびに、少しずつ買っています。


そういえば。前回、もっきりやを訪問した際に、これ、持ってたかなあ、自信ないから家で確かめてからにしよう、と買わずに帰り、家で確認したら持っていなかった、という本がありました。さあ、あの本買うぞ、と今回、勇んで訪ねると、当然のことながら、その本は売れてしまっていて、ないわけです。何年古本者をやっているんだ、って話ですよね(苦笑)。こんな買い方したら、逃すに決まっているのだから……。


永井古書店汎書店にも寄り、後者では、特撮およびSF関連映画のパンフを数点見つけ、購入してきました。


「本は人生のおやつです!!」。このブログを読んでくださる方には、説明不要のお店ですね。隆祥館書店と並んで、大阪では必ず寄ることにしているお店の1つです。


1808 本おや 看板1808 本おや 入り口1808 本おや 壁面

今回の訪問では、こんな本を買いました。


  • 林芙美子『散文家の日記』(東方新書)
  • 日本推理作家協会『ぼくらの愛した二十面相 文士劇全記録』(光文社)
  • 本の雑誌編集部編『旅する本の雑誌』(本の雑誌社)

書影 散文家の日記書影 ぼくらの愛した二十面相書影 旅する本の雑誌

『散文家の日記』、昭和30年代の新書、それも文芸ものには、本のたたずまいがすてきなものが多いんですよね。店頭で目を引く装丁で、手にとらないわけにはいきませんでした。林芙美子の文庫になっていない作品。『ぼくらの愛した二十面相 文士劇全記録』は、乱歩者としては不覚なことに、入手できていなかった1冊。『旅する本の雑誌』は、本おや店主さんも寄稿しているとのことだったので、ここで買おうと決めていたもの。本書についてはまた別記事にてあらためて。


旅の最後は、エキナカにある書店、bookstudio(ブックスタジオ)エキマルシェ新大阪店に寄ります。同店では、別記事に書いた通り、旅先の宿で急に読みたくなった賢治の文庫を購入。


書影 銀河鉄道の夜1808 ブックスタジオ ブックカバー

同店では、麻耶雄嵩『神様ゲーム』(講談社文庫)を全力で推しているようで、レジ脇でものすごい積み方になっていたりするものですから、思わず買ってしまいましたよ。これ、ミステリーランドで出ていた作品ですよね。全面帯というかWカバーというのか、通常のカバーに下右のようなカバーがかかっていました。


書影 神様ゲーム 2書影 神様ゲーム 1


以上、(当方にとって、かつ、このブログを読んでくださる方にとって)いつもの店を訪ねた、という話ばかりで、あんまり大阪書店回りの参考にはなりそうにない文章になっています。あしからず……。


最後に、関西の本好きにおすすめの古本市を。「2018 阪神 夏の古書ノ市」。チラシは、参加店の1つ、本おやさんからいただきました。


1808 チラシ 阪神古書ノ市

会場は、阪神百貨店梅田本店(2018年6月に建て替えの第一期が終わったばかり)8階催事場、会期は8/8〜14。直前まで大阪にいたというのに、滞在が1週間、ずれてしまいました。残念。本おやさんだけでなく、大阪・京都・元町で本屋さん巡りをした際におじゃましたことのある店が複数出店しています。会期中に偶然、大阪に行く用事でも入らないかなあ。いつかぜひのぞいてみたいものだなあ。


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