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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

映画『惑星ソラリス』のサントラ

しばらく前のこと、なんとなくWebをぶらぶらしていたら、映画『惑星ソラリス』(ソダーバーグ版ではなく、タルコフスキーのほう)のサントラCDを偶然見つけたので、通販で(ジャケもたしかめずに)購入したのです。



ジャケ写 サントラ ソラリス

『惑星ソラリス』のサントラ、アナログだと、中古市場ではけっこうな値段がついていて(帯付きだと万を超えます)、当方のような雑盤好きにはとても手が出ないのですが、今回見つけたのは流通品なのでふつうの値段でした。


さて、この『惑星ソラリス』のサントラCD、日本のレコード会社から発売された正規盤で(「Toei Music」とあります)、プロデュースにもマスタリングにも日本人の名前(ローマ字)が入っているのに、なぜか日本語表記は帯だけで、その帯もカラーコピーみたいなぼやけた印刷。ジャケ本体にもCDのレーベル面にも一切の日本語情報がありません。日本語どころか、文字情報自体がきわめて少ないのです。


ジャケのアートワークも、映画のスチルではなく、タルコフスキーの写真を使用したもので、デザインも今ひとつ。インナーと裏ジャケに映画のスチルは使われてはいるけれど、デザイン的にも情報量的にも、SF映画好き・SFアート好きにとっては、残念としかいいようのないものになってしまっているのでした……。


このCD、「オリジナル・サウンドトラック・シリーズ タルコフスキーVol.3」とありますから、タルコフスキー監督作品のサントラをシリーズにまとめたものの一枚なのでしょう。このそっけないデザインは、シリーズ共通のものだから、ということなのかもしれませんが、それにしてもなあ……。


……などと、いろいろ不満に思っていたら、発売元Toei Music Publishingのサイトに情報がありました。


(どこが記事タイトルなのかわかりにくい構成ですが)「タルコフスキー復活!! オリジナル・サウンドトラック・シリーズ」と題された記事によれば、こういうシリーズなのだそうです。


《幼い頃から音楽家を志したというタルコフスキー、彼の映画ではクラシックから現代音楽、バッハから日本の楽曲まであらゆる「音」が立ち現れ、それぞれの境界というものを知らない。タルコフスキー自信もまた越境者である。ロシアに生まれ、イタリアに渡り、そして亡命。スウェーデンで遺作を撮影した後フランスにて死す。映画を創るために生き、移住し、そして映画に死んだ。このアルバムシリーズはタルコフスキーという殉教者の足跡を訪ね歩く巡礼への誘いである》。


なんか、格調高い内容紹介になってますね。


サイトによれば、シリーズは4枚からなっています。



サイトにある通り、4枚ともジャケのアートワークは共通。ほんとなら4枚とも、SF映画好きとしては最低でも「ストーカー」を含むVol.4だけでも欲しいところですが、このジャケはなんというか、そそられません。ソラリスもストーカーも、輸入盤の再発アナログだと、それなりの値段で買えたりするようですし、いつかレコード屋さんの店頭でアナログに出会えたりする可能性もゼロではないので、他の3枚は買わずにいます。


ジャケ写 ソラリス表ジャケ写 ソラリス裏

↑こちらはソダーバーグ監督版『ソラリス』のサントラ。アナログ。恋愛映画みたいなジャケですね。裏面は多少SF感のあるものになっていますが、表は見事なまでにSF感ゼロ。タルコフスキー版との違いをよく表している、とも言えそう。こちらはふつうに買えます。


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