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空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

「太陽の塔」の内部一般公開開始……そして関連本が続々と

太陽の塔の内部一般公開、とうとう始まりましたね。太陽の塔関連の新刊が続けて刊行されましたので、早速手にとってみました。




書影 太陽の塔 7人の男書影 太陽の塔 新発見

まずは、前者『岡本太郎と7人の男たち』、版元の内容紹介によれば、こんな内容です。《前代未聞、誰にも経験のなかったこの巨大プロジェクトに、彼らはなにを考え、どのように立ち向かっていったのか。本書は、岡本太郎のもとで《太陽の塔》と「テーマ館」の建設に携わった男たちのインサイドストーリーを収めた非常に貴重な歴史的「証言集」である》。


とても読み応えのある本でした。インタビューや対談を集めたものですが、なにしろ設計、構造、デザインなど、太陽の塔の建設に直接関わった関係者の証言ですから、太陽の塔&大阪万博関連本にはそれなりに目を通してきた身にも初めてのエピソードが満載です。太陽の塔マニアならばきっとおもしろく読めるはずです。取材時から単行本化までの間にお亡くなりなった方もいらっしゃるようで、今後、こうした直接の関係者の証言集のような本をつくるのは難しくなっていくでしょうから、その意味でも貴重な資料だと思います。


後者は新書で、こんな内容です。《本書は、構想段階から現在にいたる太陽の塔の実相をさまざまな角度から取り上げ、単なる“巨大彫刻”との見方に終わらない《太陽の塔》の新しい鑑賞眼を養う種々の知見を提供する。岡本太郎の最高傑作はいかにして生まれたのか、万博会場でなにがあったのか、その後どんな運命をたどったのか──などを楽しく、わかりやすく解説していく》。このタイミングでの発売ですから、《再生された内部、新規撮影のカラー口絵付き》というのもうれしいところですね。



書影 太陽の塔書影 太陽の塔ガイド

版元の内容紹介によれば、前者はこんな本です。《既刊『岡本太郎と太陽の塔』とおなじく、貴重なヴィジュアル資料を豊富に収録するとともに、新たに発掘された種々の秘蔵史料を初公開。太陽の塔の制作状況を時系列で追った250枚におよぶ「実録・太陽の塔」をはじめ、本書が備える高い資料価値は、一般読者のみならず図書館や学校、研究者等の期待にも応える内容となっています》。


内容紹介にある通り、カラー図版が満載の、大判の本で、これは太陽の塔好きにはたまらない1冊だなあ。再録中心のようですが、いろいろな紙誌に寄せられた太陽の塔関連の記事が掲載されているのもいい感じです。森見登美彦さんの文章がおもしろくて読ませます。なにしろ『太陽の塔』という、そのままの書名の小説で世に出てきた人ですからね。そのような人が太陽の塔について書いた文章がおもしろくないわけはない、ということですね。


後者の『ガイド』。《本書は、新たに展示施設として整備された太陽の塔の全貌を紹介するガイドブックです。館内を巡り歩く際に役立つ展示解説はもとより、太陽の塔をより深く理解するためのさまざまな情報が満載です》《太陽の塔を訪れる人のみならず、太陽の塔ファン、岡本太郎ファン、万博ファン必携のガイド本です》。


美術展の図録が一般書籍として書店で売られるケースがよくありますが、これもその類で、現地売り想定のつくりなんでしょうか。英文併記のバイリンガル仕立てで、入場料などの情報も掲載されているなど、書名通りのガイドブックの体裁になっています。万博当時発売されていた「テーマ館ガイド」が巻末に丸ごと収録されているのもいいですね。


生まれ変わった太陽の塔を知るにはぴったりの1冊ですが、現地を訪問して内部を見る前に読んでしまうのがなんとなくもったいないようにも思われましたので、あえて流し読みに程度にとどめておき、実際の様子を見てから、じっくり楽しもうと思っています。


それにしても、紹介した4書の編著者はすべて平野暁臣さん。大活躍ですね。万博・太陽の塔・岡本太郎関連の著書が複数ある、このテーマでは第一人者の一人で、岡本太郎記念館の館長でもある方ですが、関連本を短期間にこれだけ連続して手がけているというのはすごいことです。太陽の塔テーマではありませんが、その平野さんによる、こちらもいい本です。



書影 万博の歴史

タイトル通り、万博の起源から、世界各地で開催されてきた万博の歴史がコンパクトにまとめられていて勉強になります。また、副題にある通り、大阪万博に大きくスペースが割かれているのも太陽の塔好きにはうれしいところです。



太陽の塔は、何の予備知識もなく、実物をいきなり見に行っても十分に楽しめると思います。とにかく、その存在感が圧倒的なので、今まで写真で観ていただけの方は、実物を前にしたときには必ずや圧倒されることになるだろうと思います。


太陽の塔(の内部)をこれから見に行こうとお考えの方は、塔や万博の歴史や経緯を知らなくても楽しめますが、これら、太陽の塔&大阪万博関連本で知識を仕入れておくと、単に観るだけよりもさらに楽しみが増すこと間違いないと思いますよ。おすすめです。


自分のための記録の意味も含め、この2、3か月で目についた太陽の塔関連の記事をリストアップしておきます。




余談。太陽の塔関連で、個人的にいまいちばんほしいのはこれです。



なんか、これ、かっこよくないですか。太陽の塔とロボット、両方好きな異形好きとしてはこれは買わざるを得ない気もしているんですが、買ってどうするんだという脳内ボイスを聞こえないふりすることも難しく、まだ買えていません。


ちなみに、こんなのは持ってるんですよね。


太陽の塔ロボ メタルフィギュア

『フィギュア王』200号(2014年9月)(ワールドフォトプレス)、の付録についていた、高さ10センチほどのメタルフィギュア。同号の特集は「超合金 太陽の塔のロボ発売記念 超合金40周年」。


同年発売された超合金太陽の塔のロボは2万円超もしたので、さすがに買いませんでしたが、今回はサイズも小さくなって、値段も4000円ほどと手の出しやすいものになっています。うーん、迷う……。


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