空犬通信

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古本コミックエッセイを読みながら、ずいぶんと変わってしまった大阪の古本屋さんのことを考える

先日、梅田の「阪急古書のまち」の移転改装にふれたこともあり、かつての「阪急古書のまち」が舞台のこの本を久しぶりに読みたくなって、本棚から抜き出しました。



書影 ブンブン堂のグレちゃん 文庫版

移転前の「阪急古書のまち」にかつてあった古本屋さん、加藤京文堂が舞台の古本コミックエッセイです。この本や加藤京文堂については、過去にもふれているのでこちらとかこちらとか)、ここでは繰り返しませんが、何度読んでもおもしろい本で、大好きな古本本の1つです。今回も、ぱらぱらくらいのつもりが、読み始めたらやっぱりおもしろくて、結局、通読してしまいました。


この『ブンブン堂のグレちゃん』、イースト・プレスから親本が出たのが2007年のこと。グレちゃんことグレゴリ青山さんが加藤京文堂でアルバイトをしていたのは1980年代半ばごろだとありますから、そのころから30年以上の年月が、そして親本刊からも10年の歳月が流れているわけですね。そりゃあ、大阪の古本屋事情も変わりますよね。


ちくま文庫版は2013年に出ています。ちくま文庫版のあとがき漫画では、作品に登場する古書店や店主・店員のその後など、親本が出て以降の変化にふれられていますが、刊行後の3、4年で、さらにあちこちが変わっています。その最大の変化が、「阪急古書のまち」の移転・改装、ということなんでしょうね。


今回『ブンブン堂のグレちゃん』を読み直して、この本が、梅田界隈を中心とする大阪の古本屋事情の変遷を伝えてくれる、きわめて貴重な記録になっていることにあらためて気づきました。


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