空犬通信

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梅田の古書店街「阪急古書のまち」が新しく生まれ変わっていてびっくり

先日、仕事の用事で大阪に行く機会があったので、紀伊國屋書店梅田本店に寄ったら、「阪急古書のまち」がすぐそばに移転していて、しかも、ものすごく洒落た感じの、こぎれいな書店街になっていて、びっくりしてしまいました。


1708 阪急古書のまち 通路31708 阪急古書のまち 通路4

↑こんな感じです。



以前は、阪急梅田駅側から見て阪急三番街を抜けたあたりにありましたが、現在は、阪急三番街南館の1階、紀伊國屋書店梅田本店前にある待ちあわせ場所の定番の1つ、ビッグマン(大型液晶テレビの名称)のあたりから見て右脇の通りが、「うめ茶小路」という名称になっていますが、そちらに「阪急古書のまち」がまるごと移ったかたちになっています。


1708 阪急古書のまち 入り口1708 阪急古書のまち 入り口2

↑通りの入り口。左がビッグマン側から、右が逆側から見たところ。入り口の名称も併記になっていますね。


1708 阪急古書のまち マップ1708 阪急古書のまち マップ21708 阪急古書のまち マップ3

↑古書店街のマップ。参加店と配置が一覧できます。


以前の「阪急古書のまち」では、各古書店の店頭は、ショーケースがあったり、ガラスにいろいろなポスターが貼られていたりと、個性的な見た目になっていましたが、新しい「阪急古書のまち」は、ご覧の通り、色味やデザインなど、各店の見た目は統一された感じになっています。


1708 阪急古書のまち 通路11708 阪急古書のまち 通路2

一見、古書店には見えないような外観で、実際、道行く人の、「これ古本屋さん? ぜんぜん見えへんなあ」といった感想が、ぼくがいたわずかな時間にも複数聞こえました。


1708 阪急古書のまち 太田書店1708 阪急古書のまち ショーケース

↑移転前の旧店舗時代にはよく通った太田書店もご覧の通り、こぎれいなかまえに。右は稀珍堂書店。立派なショーケースが目を引きます。


1708 跡地 案内図1708 阪急古書のまち 移転案内

「阪急古書のまち」の跡地はどうなったのかなあと見に行くと、移転の案内が貼り出されていました。こちらによれば、移転によって2店が閉店となり、それ以外はそのまま移転となったようです。


1708 跡地 入り口1708 跡地 入り口2

どういう理由によるものなのか、貼り出されていた工事関係の告知を見ると、アスベストが使われていたためのようでした。


1708 跡地 工事案内

Webでのニュースを見落としていたんでしょうか、ぼくは今回訪問するまで、「阪急古書のまち」の移転のことは知らなかったんですが、今年の4月に「阪急三番街」自体がリニューアルになっていたんですね。阪急三番街のリニューアルと「うめ茶小路」の詳細については、こちらのプレスリリースをご覧ください。


「阪急古書のまち」の入り口脇にあった梅田ナカイ楽器はなくなっていました。


1708 跡地 入り口3

ギター本体など大きな買い物をしたことはありませんが、高校時代には何度も通い、弦やピックやストラップといった小物をたくさん買ったことのあるお店です。古書店街の入り口にあったので、個人的には古書店街とセットのような存在だったので、ちょっとショックです……。


1708 かっぱ横丁 入り口1708 かっぱ横丁 入り口2

↑ちなみに、「阪急古書のまち」の奥にある飲食店街「かっぱ横丁」はこれまで通り、営業中でした。



このご時世に、かたちを変えて、それも、より駅に近い便利な場所で、隣には大型書店という本好きへのアピールという点でも有利な場所に古書店街ごと移転、店舗も、古本マニアでない人でも入りやすいようなこぎれいなつくりになったわけですから、これはもう奇跡といってもいいようなことでしょう。喜ぶべきことであることは間違いなく、それはよくわかっているのですが、でも、個人的には、高校生の頃から数え切れないほど足を運び、たくさんの本と出会ってきた、なじみ深いブックスポットがかたちを変えてしまったことには、なんとなくさびしい感じも覚えてしまうのです。


まあ、そんな個人の感傷はともかく、新しい場所、新しいかたちになったことで、阪急梅田駅という超大型ターミナル駅の直近にある古書店街の存在をこれまで知らなかった人たちにも利用されるチャンスは格段に増したことでしょう。この移転&リニューアルがきっかけとなって、「阪急古書のまち」を利用する人が増えることになるといいなあと、そんなふうに思います。



ちなみに、以前の古書店街をなつかしく思い出される方や、かつての姿に関心や思い入れをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、参考までに、過去に「阪急古書のまち」にふれた記事を引いておきます。たとえば、こちら。阪急古書のまちについて、こんなふうに書いていました。


《ぼくが高校生のころから同じ場所(阪急梅田駅という一大ターミナルの直近)で営業しているのですから、驚くほかありませんが、さすがに維持は厳しいのか、訪問するたびに、お店の入れ替わりがあるようです》。


こちらの記事では、かつて、阪急古書のまちの、かっぱ横丁側の入り口近くにあった加藤京文堂を舞台にした、グレゴリ青山によるコミックエッセイ『ブンブン堂のグレちゃん』(ちくま文庫)を紹介しています。


こちらの記事では、その加藤京文堂で同書の親本のサイン本を購入したときのことを、こちらの記事では、その加藤京文堂がギャラリーに姿を変えてしまったときのことを書いています。



1708 阪急古書のまち 買った本1

↑今回の阪急古書のまち訪問時に買ってきた本から1冊だけ。仲程昌徳『琉書探求』(新泉社)。帯に《沖縄の作家と本を掘りおこす》とあり、沖縄好き兼本好きとしては買わずにはいられない1冊でした。古本好きの方には共感していただけるかと思いますが、沖縄にかぎらず、あるテーマに関心をもつようになると、古本屋さんの棚に雑然と並ぶ本のなかから、こういうものが目に飛び込んでくるようになりますね。


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