空犬通信

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賢治作品に登場する野鳥が1冊の絵本に……『宮澤賢治の鳥』がすばらしい

すばらしい野鳥絵本に出会いました。



書影 宮澤賢治の鳥 絵本

版元の内容説明によれば、このような本です。《賢治どんな作品にどんな鳥が登場しているかを、細密画と文章でつづります。賢治の自然への思い、小さな生き物への愛情、野生の生き物と共存したいという願いを伝えます》。


ちなみに、この本は、ある朝、「空犬さんが好きそうな本が出ました!」と、BOOKSルーエ花本氏から届いた熱いメール、つまり花本氏によるダイレクトマーケティングで購入したものです(花本氏からは、このような超パーソナルかつ的確な入荷情報がしばしば届けられます)。これはいい本だなあ。



そのBOOKSルーエは、
《ぜひとも多くの人に手にしていただきたい絵本、
『宮沢賢治の鳥』
ブックハウスカフェ、茅野さんと空犬通信でおなじみ、空犬さんによるコメントを掲出しております。
一階雑誌コーナーに陳列してます。
お二人の愛ある言葉と共に出会っていただきたいです。》
と、自店のツイート(@BOOKSRUHE)でも大プッシュ。


同店で本を購入後、いい本だ、好みの本だを連発していたら、このツイートにあるように、花本氏から、もっと売りたいので、ぜひコメントをと請われ、こんなコメントを寄せました。


《絵本としてもすばらしいが、単独行動のはずのモズが群れで出てくるので調べてみたらムクドリの方言と判明するくだりや、日本の動物園にもいなかったハチドリに賢治がいつどこで出会ったかを突き止めるくだりなど、賢治作品における鳥の謎を解きあかしていく部分がこれまたおもしろい。野鳥好き、賢治好きは必見》。


BOOKSルーエで展開中ですので、ぜひ同店で手にとってみてください。なお、ルーエの児童書売り場は2階ですが、この本が展開されているのは、1階、雑誌売り場ですので、1階で探してみてくださいね。


この絵本がとてもすてきで、かつ好みの1冊だったので、同じ著者による同じテーマの、こちらも入手してみました。


  • 国松俊英・薮内正幸『宮沢賢治 鳥の世界』(小学館)

書影 宮澤賢治 鳥の世界 単行本

こちらも気にはなっていたんですが、気づいた時点ですでに品切れだったので、入手できずにいました。でも、今回、国松さんの絵本を読んでどうしても読みたくなったので、古本で探し、無事にゲット。


こちらは文章中心の単行本。全12章で、賢治作品の鳥たち、絵本にも登場するヨタカらについて絵本以上にくわしく描かれているほか、ヒバリやガンなど、絵本では取り上げられなかった鳥たちにもふれられています。また巻末には「賢治の鳥類事典」という絵入りの小事典までついています。


絵本の舘野鴻さんの絵もすばらしいものでしたが、藪内正幸さんの手になるこちらの単行本の挿絵もすばらしい。藪内さんは動物画の世界では説明不要の画家ですね。野鳥好きにとっても特別な絵描きの一人です。カラーはカバーのみで、本文の絵はすべてモノクロですが、点数もけっこうあり、なかには見開きいっぱいを使った挿絵などもありますから、文章はもちろんこと、絵も楽しめる1冊になっています。


品切れの本なので、気軽にすすめるわけにはいきませんが、絵本のほうを気に入った方は、ぜひこちらも古書店や図書館で探してみるといいでしょう。


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