空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

須賀敦子、子どもの古本、リブロ……今日買った“本の本”たち。

今日、いつものように書店をぶらぶらしていたら、たまたま「本の本」が複数目に付いたのでまとめ買い、こんなセレクションになりました。


  • 須賀敦子『須賀敦子全集 第4巻』(河出文庫)
  • 北原尚彦『発掘! 子どもの古本』(ちくま文庫)
  • 田口久美子『書店風雲録』(ちくま文庫)


昨年10/16の日記で刊行開始を紹介した『須賀敦子全集』のうち、楽しみにしていたのが、この本関係の著書を集めた第4巻。収録されている『遠い朝の本たち』『本に読まれて』も単行本を持っているのですが、この2冊がまとまって、さらに単行本未収録の書評・映画評が収録とくれば、本好きなら手元に置きたくなるというもの。表紙もまさに内容にぴったりでいい感じ、帯の文句もgoodです。




ちくまは、本の本、なかでも古本本などをじゃんじゃん文庫化してくれる、本好きには大変ありがたい文庫なんですが、今月の新刊にも2点、本関係が含まれていて、それが下2冊。『発掘』は、古本本のなかでもめずらしい、子どもの本の古書がテーマの1冊。


子どもの本は、子どもが扱うからどうしても傷んだりこわれたり汚れたりするし、好きな本ほど子どもは繰り返し繰り返し読むので、いい本が残りにくい、と言われたりします。本をコレクションする、保存するという感覚が本人に生じるのはそれなりの年齢になってからでしょうから、子ども自身が大事に保存して残っていく可能性も低い。さらに、児童書の古書を専門、または専門に近い感じで扱う古書店も、東京ならみわ書房ほか数店すぐに思い浮かぶ店があるものの、他のジャンルに比べその数はきわめて少ないといっていいでしょう。そんなレアな児童書古本。こういうテーマの文庫書き下ろしが出せるのは、現存の文庫ではちくまだけと言っていいでしょう。さすがです。


『書店風雲録』は昨年9月の日記で読了のみ報告、そのうちにくわしく取り上げると書きながらそのままになっている『書店繁盛記』の前著。80年代、西武文化、池袋リブロ、ネオアカ、などなど……この手のキーワードにピンとくる人には必読の1冊です。こちらも単行本をすでに持っているのに買ってしまいました。宿題の『書店繁盛記』と一緒に、近日中に(今度こそほんとに)もう少しくわしく紹介したいと思います。



◆今日のBGM◆

  • Prefab Sprout『Steve McQueen』

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コメント

須賀敦子全集第4巻のご紹介を読んで、是非欲しい!と思いました。いつも情報をありがとうございます。新刊本屋さんへ走ってみます。

  • 2007/01/15(月) 21:56:26 |
  • URL |
  • えむ #lMBqkpAs
  • [ 編集 ]

おすすめです

えむさん>
いつもありがとうございます。須賀敦子全集4巻は、本好きには自信を持っておすすめできる文庫です。
ぜひぜひ新刊書店店頭で幸福な出会いをしていただきたいです。

  • 2007/01/15(月) 23:26:12 |
  • URL |
  • 空犬 #-
  • [ 編集 ]

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・銀河鉄道な夜 7月12日(木)くもり・スピリチュアル系な児童書?・新刊から、児童書を・古本屋さん巡りしました♪・彩の国 古本まつり・六甲奨学基金第7回古本市・ 古本まつり・第4回古本市 有難うございました・[雑記]古本まつり首実験・古本たちはどこへ行く?(追記

  • 2007/07/23(月) 12:14:03 |
  • 児童書がいっぱい

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