空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

中国の世界最大書店、アメリカの個性派書店……海外の本屋さんの記事は気になります

以前に、ロンドンの書店のレポートをあげたことがありますが、あれはほんとに例外と言っていいことで、ふだんは海外出張や海外旅行に縁のない生活を送っているものですから、海外の本屋さんをのぞく機会はほとんどありません。


そのような根っからの国内派の本屋好きにとって、海外の書店の様子を教えてくれるレポートはとてもありがたいものです。この空犬通信でも、清水玲奈さんによるDOTPLACE掲載のイギリスの書店レポート「清水玲奈 英国書店探訪」を紹介したことがありました(第1回の紹介はこちら、第2回の紹介はこちらの記事で)。先日、4/25に更新、第4回がアップされましたね。


今回は、最近目についた、海外の書店関連の記事を3つ紹介します。最初は、中国発のこちら。




書店の名前は「深セン書城中心城」。「世界最大の書店」というのが気になりますね。記事の一部を引きます。《「深セン書城中心城」は、東京最大の書店池袋ジュンク堂のさらに6倍のサイズを誇る世界最大の書店である》。6倍?! ジュンク堂書店池袋本店は公称2000坪ですから……12,000坪?!


一瞬、0が1つ多いのでは、何かの間違いでは、などと思ってしまいますが、記事には《営業床面積は4万2000平方メートル。坪で表すと1万2705坪。書店の他に飲食店なども入っている複合ビルだが、ビルの名前の通り書店が多くのスペースを占めている》とあります。複合スペースではあるようですが、だとしてもこのサイズはちょっとびっくりしますよね。


記事の続きに《この総面積は東京の大型書店10選として挙げられている池袋のジュンク堂や(2000坪)、八重洲ブックセンター(1800坪)、さらには丸善丸の内、紀伊國屋新宿本店と南口店、リブロ池袋と三省堂神保町と合わせたより大きい、書店というより本屋街と呼びたくなるサイズだ》とありますが、そのように言いたくなるのもうなずけますね。


《中国を除く世界最大の書店がカナダのトロントにあるbookstoreで5946平方メートル(6万4000平方フィート)なので、その7倍のサイズを誇るモンスター書店である。単一の書店としては世界最大のサイズだという》。いやはや。ちなみに、5946平方メートルは1798坪で、この数字が正しいとすると、上に名前の挙がっている日本の大型書店のほうが大きいことになりますが、ここは「中国と日本を除く世界最大の書店」の意なんでしょうか。


記事には、店内の様子や、棚に本が並んでいる様子などがわかる写真もたくさん載っていますので、店内の雰囲気はそちらで確認してみてください。


中国の本屋さん関連ではもう1件、上海のおもしろい本屋さんを紹介する記事がありました。



お店は、《上海の北西、揚州市(ようしゅうし)にある書店「鍾書閣(Yangzhou Zhongshuge)》。《本棚が黒い床に反射して、360度本に囲まれているみたい》と記事にありますが、写真を見るとまさに記事タイトル通り、映画『インセプション』のような世界になっているのがわかりますね。


この鍾書閣は、《上海を中心に複数店舗を展開してい》るお店のとのことで、《2016年にオープンしたこの支店は、デザインに定評があるこの書店の中でも、特に支持を得ているようです》とあります。ぼくは中国語はさっぱりなので、行っても買い物はできないだろうと思うのですが(苦笑)、店内を見てみるだけでもいいので、ちょっと行ってみたくなります。


最後の1つは、新刊JPの「トートバックに本を詰め込んで」シリーズ。清水玲奈さんの英国書店探訪のような書店訪問記です。本文には「トートバックに本を詰め込んで」とあり、サイトのカテゴリーでは「トートに本を入れて」とあって、どちらが正式名称なのかわかりませんが、3回の記事のうち、2回がアメリカの書店レポートになっています。



1回目では《ニューヨークの伝説の書店》として、STRAND BOOKSTOREが、2回目では、《アメリカ自然史博物館の近く、West 82nd Street、Columbus Avenue沿いにある》Book Culture on Columbusが取り上げられています。


どちらも、本の並びや雑貨のディスプレイなど、店内の様子がわかる写真が添えられていて、お店がどんな雰囲気なのかがよく伝わってきます。


ちなみに、2回目の記事タイトルにもなっている「Blind Date with a book」はこんな売り方だとか。《一冊の本を藁半紙でまるまるラッピングしてしまい、表紙を見せないようにする。その上で、「Read Me if you liked」と書かれた紙を貼るのである》。


《Read Me if you liked」とは、「もしよかったら私を読んで」という意味。ここには、4冊のタイトルと書籍名が書かれている。「もし、これらの本が好きだったらきっとあなたも好きよ」という意味なのだろうか》。


《この作家が好きなら、この作家のこの小説もきっと気に入る、という「好みの連鎖」は確かに存在する。「Read Me if you liked」に書かれている4冊の本から、新たな本との出会いが広がるというのはなんともロマンのある話だ》。


日本でも、紀伊國屋書店の「ほんのまくら」や、さわや書店フェザン店の「文庫X」、book pick orchestraの「文庫本葉書」など、同じような手法、同じようなテイストの売り方が話題を呼んだりしていますが、海外の本屋さんにもこういう工夫があるというのはなんだかおもしろいものですね。洋の東西を問わず、本好きというのは同じようなことを考えるものなのだなあ、とちょっとうれしくなったりもします。


また海外の本屋さんを取り上げたおもしろい報道記事やレポートが目に付いたら、紹介したいと思います。


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