空犬通信

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祝ブルーバックス通巻2000!

講談社の新書シリーズ「ブルーバックス」が2000タイトル(!)を超えたとのことで、新聞の記事になっていましたね。「「ブルーバックス」2000巻」(2/23 読売新聞)。すごいなあ。その後、朝日新聞にも。「(舞台裏)「知」を提供、科学新書2000点に」(3/12 朝日新聞)。


当方のような、超文系なのに、宇宙だの生物だのに興味のある身には、読売新聞の記事でもふれられているSBクリエイティブの「サイエンス・アイ新書」と並んで、大変にありがたい叢書で、これまでもずいぶん手にしてきました。



1963年創刊と、ぼくよりも少しだけ年上ということで、その半生記ほどの歴史が自分のこれまでと重なっているのも、なんとなく親しみを感じる理由の1つなのかもしれません。


読売新聞の記事の一部を引きます。《「科学をあなたのポケットに」を合言葉に、自然科学を主体に紹介するシリーズは生まれた。第1巻は、『人工頭脳時代』(菊池誠著)。イメージカラーの青は、世界初の有人宇宙飛行を成功させた旧ソ連の宇宙飛行士、ガガーリンの言葉「地球は青かった」に由来する。科学への憧れが強かった時代を感じさせる》。


《70年代までは相対性理論をはじめ物理学や宇宙ものが人気で、80年代以降、遺伝子や免疫など生命科学や脳の本が注目を集めた。90年代以降、「垂直に立つ千円札に10円玉を乗せる方法」などを紹介した『子どもにウケる科学手品77』や『アメリカ版 大学生物学の教科書』といった科学の世界への再入門的なものなど、多様化してきた》。


作り手の体制も気になるところですが、《現在の編集スタッフは10人で、理系と文系の出身者が半々という》とあります。


ちなみに、2000巻目は、今年1月刊の山崎晴雄・久保純子『日本列島100万年史』とのこと。書店で見て気になっていたタイトルなので、読んでみようと思います。


読売新聞の記事、最後に東大教授の池谷裕二さんのコメントが引かれていますが、読者の気持ちをばっちり代弁してくれたものになっていますので、最後に引いておきます。《「本格的なのにわかりやすい一般向けの理工書の草分け的存在のブルーバックスが50年以上にわたって2000冊もの個性あふれる本を出し続けているのは驚異というほかない」》《「文字離れ・紙離れの進む読者層に媚びることなく、これからも識者を唸らせファン読者を虜にするような本を出し続けてほしいと願っています」》。


週刊読書人 ブルーバックス鼎談

↑『週刊読書人』2/24号にもブルーバックス関連の記事が掲載されています。「ブルーバックス通巻二〇〇〇番突破! いまこそサイエンスリテラシー 竹内薫・緑慎也・篠木和久記念鼎談」。


『ニュートリノ天体物理学』がブルーバックスから出ているノーベル賞受賞者、小柴昌俊先生のエピソードなど、おもしろい話題がいろいろで、文中でふれられている本で未読のものはすぐにも読みたくなってしまいます。


書影 ブルーバックス2000

通巻2000番記念の無料小冊子があると聞き、読みたいなあと思っていたら、無事、紀伊國屋書店で入手できました。無料小冊子といっても、150頁ほどもある立派な冊子で、ブルーバックスのこれまでがわかるだけでなく、既刊があれもこれも読みたくなるような、すぐれたブルーバックス読書ガイドになっています。書店の店頭で探してみてください。AmazonにはKindle版もあがっているようです。



最近(この2年くらい)で印象に残っているものをいくつかあげてみます。


書影 記憶のしくみ書影 天体衝突書影 サイエンス異人伝

↑『サイエンス異人伝』『天体衝突』『記憶のしくみ』。


まだ買っていませんが、近刊で気になっているのは『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』です。


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