空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

小鳥、鷹匠、スズメ……おもしろ鳥本が次々に

先日、この記事で、早くも今年のベスト鳥本に出会えたかもなどと書きましたが、1年の早い時期に、あまり不用意に、1年のベスト云々などと言うものではありませんね。その記事を書いた後も、気になる野鳥本が次々に出てきて、うれしい悲鳴の野鳥好き、空犬です。



書影 小鳥 飛翔の科学書影 鷹の師匠書影 スズメ歳時記

『小鳥 飛翔の科学』は、《飛び立ち、急制動、失速防止飛翔、採餌飛翔、争い飛翔など、14種類の飛び方について解説》とあります。タイトルそのままの本で、小型の鳥を中心に、飛翔する姿とそのしくみを豊富な写真で丁寧に解説してくれる本で、鳥たちの飛び姿で種を特定するなどできるわけもない、当方のようないつまでたっても初心者の野鳥好きには、大変に得るところの大きい1冊です。


『鷹の師匠、狩りのお時間です!』、帯には《めざせ人鷹一体! オオタカの”師匠”と共に生き、自然を学ぶ。都会型鷹狩りエッセイマンガ!》とあります。そう、鷹匠がテーマのコミックなのです。


鳥がテーマのコミックとしては、当方が長く愛読している『とりぱん』(講談社、現時点での最新巻は20巻)がありますし、そのほかにもスズメや文鳥を扱った作品がありますが、鷹匠というのは意外ですね。しかも、これが実におもしろい。タカやハヤブサなどの猛禽類についての、図鑑だけでは得られないような知識がたくさん得られますし、そういうお勉強要素を抜きにして読んでもおもしろい。続きが楽しみな鳥マンガです。


この本、書泉グランデで買ったんですが、グランデでは、コミック売り場ではなく、自然科学の野鳥棚の棚前で平積みになっていました。自然科学にかぎらず、新刊書店の分類では、コミックは別になっていることが多いのですが、このように、そのジャンルの棚に関連するテーマのコミックが置いてあると、ふだんコミック棚を見ないような読者の目にも留まるかもしれませんね。


『にっぽんスズメ歳時記』は昨年の刊行の本で、ツイッター他で見かけて気にはなっていたのですが、なかなか店頭(自然科学>生物>鳥の棚)で見かけなかったので、手にできずにいたのでした。増刷もしていますし、人気がないわけではないのでしょう。おそらくは、ぼくがふだん見に行くことのない、動物のかわいい姿を集めた写真集(生き物は全般に好きなんですが、被写体に妙な台詞をしゃべらせたり、ポエムチックなキャプションをつけたりした写真集は苦手なのです……)のコーナーに主に分類されているからなのかもしれません(店頭で見つけられなかったので、オンラインで買いました)


たしかに、かわいい動物のかわいい姿を愛でるタイプの本の要素がないわけではないのですが、ちゃんとスズメの生態などにもふれられていて、しっかり「野鳥本」していて、安心しました。


それはともかく、なんというか、もう、野鳥好きには、くっつき過ぎでふわふわの表紙からしてたまらんです。(←生き物のかわいい姿にやられているじゃないか、という突っ込みは不要です。)


というわけで、このタイトル(とくに「WE〓SUZUME」の部分(〓はハートマーク)で引いてしまう野鳥好きももしかしたらいるかもしれませんが、中身は野鳥愛に貫かれたすばらしい内容になっていますから、先入観なしで手にとってみるといいと思いますよ。



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