空犬通信

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出版界にも吉本が?……神保町シアタービルとコミック誌創刊

出版関連のニュースで吉本興業の名を続けて目にすることになるとは思いませんでした。「吉本興業が男性コミック誌創刊へ」が4日に、「吉本興業と小学館、東京・神田にお笑い劇場 7月開場」が5日にメディアで報じられていましたね。


男性向けの隔週コミック誌『コミックヨシモト』は、B5判340ページで320円。コミック誌は読まないのでよくわかりませんが、吉本はお笑いや舞台の構成でお話作りはお手の物でしょうし、絵は本業の漫画家に依頼するそうですから、意外にオーソドックスな中身になるのかもしれません。落語の漫画化なども含まれるあたりが目新しいところでしょうか。異業種の参入が、低迷が言われるコミック雑誌界にとって刺激になることを期待したいものです。


もう1つ、神保町にできるエンタテインメントシアターのほう個人的にも楽しみな話題です。地下2階地上6階の建物は現在建設中で、今年6月に竣工、7月からスタートとのことです。地下には、完全デジタル対応の映画館「神保町シアター」が、2回にはライブエンタテインメント劇場「神保町花月」が入るそうです。前者は100席、後者も126席と、演芸の館としてはかなり小規模ではありますが、神保町にはシネコンのような大規模なものよりもこれぐらいのもののほうが似合いそうです。


そういえば、街の雰囲気からすれば、本来この種の施設や店が複数あってもおかしくないのに、神保町には、岩波ホールはあるものの、ほかに映画館はないし、音楽や演劇で知られるハコもありません。神保町の新しい顔になれるかどうか、ちょっと楽しみであります。


お笑いや映画を観に神保町にやってきた人が、本の街を「発見」、雑誌や関連本を求めて書店に寄っていく、なんて光景が当たり前になるといいなあ、などと思います。



◆今日のBGM◆

  • ポリス『アウトランドス・ダムール』


昨日、こんな記事がネットで目にとまりました。「スティング率いるポリス21年ぶり再結成か」


80年代のポリスといえばそれはもう大変なバンドだったわけですが、かつての名バンドが再結成でもすばらしいとはかぎりません。実際、再結成バンドにはがっかりさせられた経験も少なくはないのですが、その全盛期をリアルタイムで聴いていた身にはやはりわくわくせずにはいられない話です。


ただ、年齢のことはやはり少し気になるところ。2007年はポリスのデビュー30年目。スティングとスチュワート・コープランドは50代半ば、ギターのアンディ・サマーズにいたっては64。パワーを売りにするバンドではないですが、“枯れた”ポリスというのもなんだかイメージがわきません。はてさて、ポリスの再結成、どうなることやら、ファンとしては当分注目です。


ポリスのオリジナルアルバムはたったの5枚、4枚目をのぞくすべてが愛聴盤で1枚にしぼりにくいのですが、やはり衝撃という点では『シンクロニシティ』よりもこのファーストを挙げたいです。



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コメント

今ごろですが

ご挨拶が遅れましたが、あけましておめでとうございます(本当に今ごろ・・・)
早速ながら、本記事とは全く関係がないのですが、年末に雑誌の整理をしていたら、小川洋子さんが例の「眠れる美女」について話している記事を見つけまして。以下引用。
「若いころ「眠れる美女」を読んで衝撃を受けました。年老いた老人がひと晩だけ眠り薬で眠らされている若い女と一緒に過ごすという、「伊豆の踊り子」のような清らかな世界の裏側を見るような作品なんです。清濁美醜の境い目にあるような、境界線を引けないところを川端康成は粘着質に描いていた人なのかな、と思いますね。」
空犬さんが頷かれるような内容だと思ったので、ご報告しました。
ちなみに人生でいちばん大きな出会いとなった本は「アンネの日記」だそうで、さらに「風と共に去りぬ」が苦手だそうです。私は好きなのになぁ(笑)。
それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

  • 2007/01/06(土) 22:04:59 |
  • URL |
  • えむ #lMBqkpAs
  • [ 編集 ]

こちらこそよろしくです

あけましておめでとうございます。先ほど久々の更新ものぞかせてもらいましたが、いいお休みだったようですね。

さて、小川洋子さんの件、レポありがとうございます。なるほど、という感じのコメントですよね。

『アンネの日記』への思いは、ぼくもエッセイなどで何度か目にしていますが、特別な本のようですね。村上訳の『ギャツビイ』、とくにあとがきを読んだときにも思ったのですが、生涯この1冊、を迷わずに挙げられるなんて、なんだか幸せな読書人生だなあ、と思いました。

というわけで、ときどきちんぷんかんぷんなテーマも取り上げますが、ほどほどにしますので(苦笑)、今年もよろしくお願いします。あと、ぜひまた音楽ネタでの反応も待ってますよ。

  • 2007/01/06(土) 22:45:29 |
  • URL |
  • 空犬 #-
  • [ 編集 ]

生涯の1冊

確かに、生涯この1冊と言われると・・・とっさには思いつきません。でもこういう話題は楽しいので、ちょっとゆるくして「空犬生涯この5冊」などをご披露頂けたらなぁと思います。いつか是非。

ちんぷんかんぷんなテーマの時は、「来たな」と思って軽く流してますので(笑)、どうぞ今年も脱線しながらの楽しいブログを日々更新して下さいね!

  • 2007/01/08(月) 14:59:17 |
  • URL |
  • えむ #lMBqkpAs
  • [ 編集 ]

ナンギな選択……

「空犬生涯この5冊」、ですか……
……うーむ、5でもむずかしい(苦笑)。

映画なら、さんざんぼんくら映画を持ち上げまくっているので、仮に空犬ベスト10がSFやホラーや特撮や燃えよドラゴンだらけで、まるで男子中学生が選んだリストみたいになっていたとしても、ああなるほどな、空犬だからな、と適度にあきれられる程度で、あたたかく理解&承認してもらえそうですが、本の場合は、まだそのレベルにはいたっていないもので……。

ただ、話題としてはおもしろいですから、将来の課題として、あたためておきますね。

  • 2007/01/08(月) 21:09:28 |
  • URL |
  • 空犬 #-
  • [ 編集 ]

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