空犬通信

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岐阜の図書館がおもしろい……「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を訪ねてきました

出張(仕事の用事)で岐阜へ行ってきました。


東京では降っていなかったのに、名古屋経由でJR岐阜駅に着いたら、駅前はうっすら雪が積もっている。それほどの降りではないけれど、傘をささずに歩くとあっという間に上着が雪で真っ白に。後述しますが、よせばいいのに、夕刻、雪の中を長時間歩くことになり、大変寒い思いをさせられた一日となりました。


仕事の用事だったので、書店回りをする時間はほぼゼロ。でも、岐阜と言えば、以前から気になっている古本屋さん、徒然舎があるし、あと岐阜市立中央図書館の入っているみんなの森 ぎふメディアコスモスも行ってみたかったんだよなあ、などと思って念のため、地図を見てみたら、どちらも用事の前後に歩いていけそうな距離にあるではありませんか。というわけで、寄ってきました。徒然舎岐阜市立中央図書館



「みんなの森 ぎふメディアコスモス」内の岐阜市立中央図書館、半時間ほどしかいられなかったけれど、いい図書館だったなあ。館内は、私的利用であれば撮影可で、一般利用者の写り込みがなければSNSにもアップ可とのこと。館内を散策する際に、写り込みに気をつけながら写真を撮ってきましたので、岐阜市立中央図書館の館内の様子を写真中心で紹介したいと思います。(徒然舎については別記事で紹介します。)


170211 岐阜 みんなの森 リーフレット

岐阜市立中央図書館の入っている「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は、2015年にできた図書館を含む複合文化施設。開館前の様子を伝える新聞記事がありましたので、まずはどんな施設なのかがわかるよう、記事を一部引きます「「ぎふメディアコスモス」開館準備進む」(2015/4/24 読売新聞)


記事によれば、《ぎふメディアコスモスは鉄筋2階建て、延べ床面積1万5000平方メートル。市中央図書館を中核に、市民活動交流センター、展示スペースやホールを備え》た施設で、設計は伊東豊雄。《中核となる図書館は約9400平方メートルと従来の約5倍の広さ。蔵書は開館時が30万冊で、年3万冊ずつ増やし90万冊が目標》とあります。施設内には、コンビニ「ローソン」とスターバックスコーヒーが入っていますが、ツタヤ図書館のようにカフェが図書館と一体になったものではなく、別のフロアになっていました。


170211 岐阜 図書館 外観2170211 岐阜 図書館 外観1

↑外観。広大な敷地は岐阜大学医学部の跡地なんだとか。右の写真で、手前に出っ張って見えているタマネギ屋根の建物がスタバ。


170211 岐阜 図書館 入り口170211 岐阜 図書館 フロア案内

↑入り口。図書館は2階にあります。


以下、館内の写真をお見せしますが、館内はたくさんの利用客でにぎわっていて、利用者を避けて撮影するのはなかなか困難でした。「文学」「児童書」など、分野別の棚の写真がまったくなかったり、微妙なアングルの写真がいくつもあったりするのは、そのような事情によるものです。


170211 岐阜 図書館 グローブ1170211 岐阜 図書館 グローブ2170211 岐阜 図書館 グローブ3

↑全体が「木」のあたたかみと「丸」のイメージでまとめられていて、木材を組み合わせた編み目のような意匠が多用されていました。


170211 岐阜 図書館 フロアマップ

↑フロアマップもごらんのような立体感のあるものに。なかなかしゃれたデザインですが、デザインが勝ちすぎて見づらいということがなく、実用的でわかりやすい表示になっています。床には、ジャンルの棚番号がその方向に示された円形表示が見えます。


170211 岐阜 図書館 書棚

↑書棚は、コーナーを問わず、高さをおさえた3〜4段のもので統一されています。天井が高いこともあって、館内全体が広く見渡せる、とても開放的なつくりになっていました。


170211 岐阜 図書館 レファレンス170211 岐阜 図書館 パスファインダー

↑レファレンス。右は「パスファインダー」という図書館発の資料ラック。


170211 岐阜 図書館 展示グローブ1170211 岐阜 図書館 展示グローブ2

↑「展示グローブ」。テーマ展示やイベントの展示などに使われているコーナーのようです。


170211 岐阜 図書館 展示グローブ3170211 岐阜 図書館 展示グローブ4

↑展示グローブ内の掲示物。


170211 岐阜 図書館 窓ぎわ170211 岐阜 図書館 窓ぎわ2170211 岐阜 図書館 シート

↑閲覧・読書用のいすが多めなのも利用者にはうれしいところ。オーソドックスないすのほかに、右の写真にあるような形状のシートも。グローブとよばれる屋根付き円形スペース内のほか、外が見える窓際にも多くのいすが用意されていました。


170211 岐阜 図書館 テラス

↑テラスも2か所ありましたが、この日はあいにくの天気で、うち1つは閉鎖されていましたが、天気のいい日ならば目の前に山(金華山だそうです)を見ながらお日様の下で読書をするのは格別でしょう。


170211 岐阜 図書館 本×cafe1170211 岐阜 図書館 本×cafe1

↑あちこちの棚で写真のようなテーマ展示が展開されていました。写真は、ヤングアダルトの棚にあった「本×cafe」。


170211 岐阜 図書館 グループ室170211 岐阜 図書館 グループ室2

↑フロアのあちこちに「みんなで学ぶへや」と名付けられたグループ学習室・読書室が。


170211 岐阜 図書館 おはなしのへや170211 岐阜 図書館 おはなしのへや2

↑子どもの本のコーナーにあったおはなし部屋。


170211 岐阜 図書館 児童書マップ170211 岐阜 図書館 児童書だより

↑児童書コーナーはご覧の通りマップもなかなか洒落ています。右は「児童書だより」。


170211 岐阜 図書館 きらら

↑「きらら」とある巨大なわんちゃん。移動できるようになっているようです。一緒に遊んでいる子どもがいたので、その様子を撮影できたら、サイズ感の伝わる1枚になったのですが。図書館の利用案内に説明がないので、何に使うものかわからないのですが、子ども向けのお話会などに使うものでしょうか。


170211 岐阜 図書館 カート

↑複数の本を入れて館内を移動できるように用意されたものでしょうか。テーブル付きブックトラックといった感じのカート。職員用かと思ったら、一般の利用者もふつうに使っているようでした。


170211 岐阜 図書館 視聴覚

↑視聴覚スペース。


ぼくが訪ねたのは土曜日の昼頃でしたが、館内は老若男女、たくさんの利用者でにぎわっていました。とくに受験シーズンということもあってか、学習用にか机の並んだ「ヤングアダルトのグローブ」は学生でいっぱいになっていました。地域の人たちに支持されていることがよくわかります。わずかな時間、中を見ただけの身にも施設の魅力が伝わってきましたから、納得です。


どこぞの図書館と違い、歩くたびに床にかつかつと靴音が響いたりもしないし、手の届かないところに並べられた本もないし、閲覧席がカフェ優先になっていたり、閲覧席にまでカフェの喧噪が聞こえてきたりもありません。入れ物だけをきれいに飾り立てるのではなく、本当に利用者のほうを向いてつくられた図書館なのだなあと感じられました。


JR岐阜駅からも、名鉄の岐阜駅からもちょっと離れていて(利用案内には駅から徒歩25分とあります)、遠方からの訪問者にはアクセスが簡単とは言いづらいロケーションにありますが、道は大通りを一本と単純で、バスやタクシーなら駅からすぐです。


岐阜に行く機会があったら、ぜひ「みんなの森 ぎふメディアコスモス」まで足を伸ばしてみてください。本好き、図書館好きなら、わざわざ行く価値のある図書館だと思いますよ。


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170211 岐阜 図書館 チラシ4170211 岐阜 図書館 チラシ5170211 岐阜 図書館 チラシ6
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↑館内で配布されていた配布物いろいろ。


続いて、岐阜の古本屋さん、徒然舎を紹介したいと思いますが、長くなりましたので、稿を分けます。



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