空犬通信

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工作舎の新叢書「江戸博物文庫」の『鳥の巻』がすばらしい!

野鳥好きにはたまらない、こんな本を先日購入しました。



書影 鳥の巻

ページをめくると、ジョウビタキ、ハクセキレイ、コガラ、モズといったおなじみかつ身近な鳥たちや、サンジャク、サケイ、ホロホロチョウといった、ふだん日本では目にする機会のない鳥たちを描いた精緻な絵がずらり。《江戸を代表する14篇の鳥類図譜から選りすぐりの約180種を紹介》という1冊で、すべての野鳥絵がオールカラーで収録されています。


版元の内容紹介は《身近な鳥はもちろん、海外からもたらされた珍しい鳥や空想の鳥まで色鮮やかに描かれた絵は、まさに「翼を持った宝石」》と続いています。帯にも、この内容紹介にある「翼を持った宝石」というフレーズが使われていますが、この惹句がこんなにぴったりな本もないでしょう。ページをめくるだけでうっとりさせられること必至の1冊です。


新書サイズの上製本というのも当方の好みの造りで(こういう小ぶりな上製本が大好きなのです)、内容に合っていてとてもいい感じ。まだ1月ですが、もしかしたら、今年のベスト野鳥本になるかもと思わせるような、とてもすばらしい1冊になっています。


200ページに満たない本で、文章部分、図版の説明は最小限ですから、ざっと見るだけなら、あっという間に目を通せてしまう小さな本です。でも、こういう本は、冬の深夜に、時間をかけて、ゆっくり眺めて愛でたくなりますよね。


ちなみに、この「江戸博物文庫」、『四季を彩る 江戸博物文庫 花草(かそう)の巻』も同時刊行となっています。《江戸期植物図鑑の最高傑作『本草図譜』から、草と花、約180種を紹介》という1冊。ぼくは生き物図鑑の類は大好きなんですが、植物に関してはそれほど熱心な読み手ではありません。でも、この本は、ちょっと見てみようかなという気にさせられています。


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