空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

今年もたくさんの本に出会えました 続き

今年出会った本の振り返り、続きです。


ノンフィクションでは、好きなポピュラーサイエンスものをたくさん買い、読みもしたのですが、多くが途中になってしまったので、ここで、これがおもしろかった!と自信を持ってあげにくいのが残念。というか、ちゃんと読まないといけませんね……。


文庫では、宮田親平さん『「科学者の楽園」をつくった男 大河内正敏と理化学研究所』(河出文庫)を、新書では嘉数次人さん『天文学者たちの江戸時代 暦・宇宙観の大転換』(ちくま新書)を大変おもしろく読みました。



本の本、本屋本もたくさん読みましたが、1冊だけあげるとしたら、石橋毅史さんの『まっ直ぐに本を売る』(苦楽堂)でしょうか。石橋さんとは、大阪でトークイベントをご一緒できたのも、個人的にはとても印象的な出来事となりました。


野鳥本もたくさん手にとりましたが、読了していたら間違いなく今年のベストになったであろうヘレン・マクドナルド『オはオオタカのオ』(白水社)を読み切れなかったのが残念。でも、途中まででも、これがコスタ賞&サミュエル・ジョンソン賞など複数の文学賞を受け、ニューヨークタイムズ他の各紙誌で年間ベストブックに選ばれたのがうなずける、読み応えのある中身だと思えるもので、残りの読書が楽しみです。


音楽本では、紹介済の『プリンス論』(新潮新書)以外だと、スージー鈴木さんの『1979年の歌謡曲』(彩流社)、鈴木惣一朗さん『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた』(DU BOOKS)などが印象に残っています。読み終わったばかりの牧村憲一さん『ヒットソング」の作りかた 大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち』(NHK出版新書)もおもしろい本でした。日本のポップス史上に残るような重要な作品は、出会うべくして出会った人たちによってつくられたのだなあ、ということがよくわかる、著者牧村さんが言うところの《キーパーソンがある時代のある場所にたまたま一堂に会していたということを表すエピソード》の数々が印象的。ナイアガラーのみなさんは必読でしょう。


コミックもそれなりに読んでいるのですが、好きなシリーズの途中巻が多く、とくにここではリストアップすることはしません。


コミック読みとしては残念だったのは、長く愛読してきたシリーズが2つも終わってしまったこと。1つは通称『それ町』こと石黒正数さんの『それでも町は廻っている』(少年画報社)で、本稿執筆時点では単行本の最終巻は未刊ですが、掲載誌の連載は10月末発売の12月号で終了。もう1つは、つばなさんの『第七女子会彷徨』(徳間書店)。こちらは7月に発売された第10巻が最終巻となってしまいました

完結といえば、久しぶり(2年ぶり、だとか)に新刊が出た松島直子さんの『すみれファンファーレ』(小学館)も6巻で完結。じんわりと心に沁みる、いい作品でした。


コミックは、あまり巻数が増えてしまって、本棚に並べるのも、読み返すのも大変、というふうになってしまうのも、それはそれで困ったりするのですが、でも、お気に入りのシリーズが終わってしまうのは、やっぱりさびしいものですね。


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