空犬通信

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長崎書店、長崎次郎書店、金龍堂まるぶん店……熊本書店レポート その1

先日、熊本で訪問してきた書店をごく簡単に紹介したいと思います。(写真は11月末ごろの様子で、お店の様子は変わっている場合があります。)まずは新刊書店から。



161126長崎書店 外観1

好きな本屋さんは、北海道から沖縄まで全国にたくさんありますが、そのなかで、個人的にもっとも好きなお店の1つがこちら、長崎書店です。


同店については過去にも何度もふれてきましたし、雑誌や本でも取り上げていますので、今回は簡単にふれるだけにしておきますが、やっぱり居心地がよくて、買い物が楽しくなるお店でした。地震直後は大変だったようですが、お店の建物には大きな被害なども幸いなかったようで、以前に訪問したときと変わりないようで、安心しました。



161126長崎書店 新刊棚1161126長崎書店 新刊棚2

↑『ぼくのミステリ・クロニクル』は新刊コーナーで面陳になっていました。版元のチラシがアレンジされ、POPのように使われていました。


フリペ ナガショ通信 1611

↑同店で発行されているフリペ「ナガショ通信」。「ナガショ通信」についてはこちらもどうぞ。


フリペ 長崎書店 大人も読みたい絵本

↑同店のフリペといえば「ナガショ通信」ですが、児童書のコーナーには、こんなフリペもありました。「大人も読みたい絵本〜あんな時こんな絵本〜」。同店の児童書担当、中山理沙さんの手になるもの。A4の用紙を畳んで冊子状にしたもので、中はすべて手書き。5冊の絵本が紹介されています。


書皮 長崎書店 161126

↑同店のブックカバー。



長崎次郎書店。こちらも長崎書店と並び、個人的に大好きなお店です。今回はお店の斎藤さん、荒金さんにあいさつこそしましたが、とくに取材をさせてもらったわけではないので、店内写真などはありません。ただ、昨年、雑誌の本屋特集のために取材をした写真がたくさんあり、いつかブログでと思っていたのが、そのままになってしまっていましたので、別記事にてあらためてご紹介したいと思います。


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↑外観。市電駅のすぐそばにあります。大正建築の建物が今回の大地震によくぞ耐えたものだと、よくぞ何事もなく保ったものだと、建物を目の前にしてあらためて思わされました。改装オープンのために建物に手を入れていたのがよかったのだろうといいます。


161127長崎次郎書店 地震のあと

↑「何事もなく」などと書きましたが、足下をよく見ると、壁面・柱石の一部が崩れていたりするのが目に入り、やはりこの建物も地震に翻弄されたことがわかります。


近所の飲食店に行く道すがら、斎藤さんにあたりを案内してもらったんですが、お店のすぐ近くには、建物が傾いてしまっているもの、壁がはがれてしまっているもの、屋根の瓦が落ちてしまったもの、重機が入って取り壊し作業中と思われるものなど、大きな被害を受けた建物がいくつもありました。


パンフレット 長崎次郎書店書皮 長崎次郎書店 161126ビニール 長崎次郎書店

↑長崎次郎書店は、お店案内もブックカバーもビニールもかっこいい。


フリペ 長崎次郎書店 次郎通信5

↑前回訪問時はなかったと思うんですが、フリペができていました。「次郎通信」。5号とあります。



大きな被害を受けた、と言えば、金龍堂まるぶん店がまさにそうですね。長崎書店と同じ、上通商店街のなかにあるお店ですが、建物への被害が大きかったということで、長く閉店を余儀なくされ、地震から半年以上が経ったこの12月にリニューアルオープンとなりました。


161126金龍堂まるぶん1161126金龍堂まるぶん2161126金龍堂まるぶん3

閉店中、利用者のみなさんがシャッターの貼り紙に応援のことばを寄せたりしたことも報道で話題になりましたが、リニューアル後の店舗の入り口脇には、その応援貼り紙が掲示されていました。(右の写真にわずかに写っています。)


被災から再開までを伝える新聞記事のうち、「待ってたよ 「カッパの本屋さん」営業再開 熊本市」(11/19 毎日新聞)の一部を引きます。《1970年に開業した同店は、熊本市中心部の上通りアーケード内にあり、店の入り口には座禅を組むなどしたユニークな3体のカッパ像が鎮座し、「カッパの本屋さん」として地域から親しまれてきた》。


《熊本地震の影響で、約15万冊の書籍が棚から床に落下し、屋上の貯水タンクも壊れたため店内は水浸しになり、本約300冊を廃棄せざるをえなかった。閉店中は下ろされたシャッターに「カッパさんに会えることを楽しみにしています」「応援しています」など常連客からのメッセージも多く寄せられていた。カッパ像も幸いに被害はなく、その姿に荒川俊介店長(43)ら店のスタッフは励まされたという》。


偶然、熊本の訪問が再開直後だったので、新しく生まれ変わった同店の様子を見ることができました。店舗入り口中央のカッパ像と池はそのままですが、店内の棚配置、レイアウトは大きく変わりました。以前、アーケード側は壁やガラスのない開放的な造りでしたが、ご覧の通り、正面がガラスで覆われました。これは強度の対策などもあるのでしょうか。


1階、店内奥、左に少し曲がったところに郷土書を集めた部屋がありましたが、そちらは、隣接する建物の一部だったそうで、今回のリニューアルで、その部分がなくなりました。郷土書は、入り口からすぐ、新刊やフェア棚の並びに移りました。量こそ少なくなったのかもしれませんが、それでも一等地の棚2本ほどに郷土書がぎっしり並んでいて、郷土書を大事にしていることが伝わってきます。


書皮 金龍堂まるぶん 161126

↑同店のブックカバー。


ごく簡単に、のつもりが長くなりそうなので、いったん稿を分けます。


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