空犬通信

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琉球怪談、沖縄音楽、野鳥……沖縄で買ってきた本 その2

沖縄で買ってきた本の紹介、続きです。


●沖縄の怪談・ミステリー



書影 マジムンパラダイス書影 妖怪図鑑上下書影 琉球怪談
書影 オキナワグラフ 怪談書影 沖縄ミステリー

沖縄で怪談といったら今やこの方、という感じなんでしょう。最初の3点4冊はすべて小原猛さんの著書。『琉球怪談作家…』は《『琉球怪談』シリーズでおなじみの著者が、怪談取材の裏話、書けなかった自らの体験談、マジムン伝承を検証した論考などをまとめた実話怪談風エッセイ》。


その小原さんが琉球新報の小中学生新聞『りゅうPON!』に連載した妖怪の紹介記事をまとめたイラスト図鑑が『琉球妖怪大図鑑』。上下各巻51体、合わせて100超の琉球妖怪が紹介されています。ちなみに、文絵のお二人、小原さんと三木さんは、ブックンロールのライブの部の出演者でもあります。


『琉球妖怪大図鑑』は子ども向けで、本文も総ルビですが、『琉球怪談』のほうは大人向けの1冊。沖縄の「怪」を集めた、沖縄版百物語。


『オキナワグラフ』の特集は「おきなわの怪談」。新城さんと小原さんの対談も収録されています。表紙もこわいです……。


『沖縄ミステリー傑作選』は県産本ではありませんが、古書店で見かけたので入手。河出文庫は、『○○ミステリー傑作選』の名で各地のご当地作品を集めたミステリのアンソロジー〔紀行ミステリー〕を出していましたが、現在は品切れのようですね。本書は目次を見ると、大城立裕ら沖縄の作家の手になるものと、県外の作家が舞台を沖縄にすえた作品との両方が収録されています。


●沖縄の音楽



書影 沖縄音楽旅行19書影 沖縄音楽旅行20書影 おきなわいちば

『沖縄音楽旅行』は、A5判32ページ、つまりPR誌サイズの小冊子で、沖縄音楽がばっちりそろったCDショップとして紹介済みのキャンパスレコードの店頭で無料配布されていたのを入手しました。


サイトの紹介文によれば、このような冊子です。《沖縄アーティストがアテンドする沖縄音楽旅行本。沖縄音楽の魅力を通して沖縄を旅する新しい切り口のミュージックマガジンです。沖縄名曲のゆかりの地をグッドロケーションフォトとエッセイで綴るページ、アーティストが沖縄の穴場を紹介するページ、沖縄の名曲を通して沖縄の黄金言葉を学ぶページなど内容満載です。ちゅらサウンズ、沖縄レコード商事と連動、配信とCD SHOPが連動し新たな音楽消費パターンも創出。 また沖縄LOVEweb、SNS、ラジオ番組との連動でリアルタイム性と保存性を活かすマルチメディア展開で、沖縄と音楽を多角的に紹介します》。配布店のマップはこちらバックナンバーの有料販売もあるようです。


『おきなわいちば』の特集は「音楽」。沖縄の音楽スポットやおすすめ盤の紹介に、ミュージシャン、カフェオーナー、ジャーナリストなど沖縄音楽関連の人たちも多数登場。今回は、書店行脚と決めていたので、キャンパスレコード以外の音楽スポットにはまったく行かなかったので、音楽好きとしてはちょっと悔しいところもあるのですが(とはいえ、旅先の地で、ブックンロールのライブの部に部分出演もさせてもらっているのだから、それ以上の音楽体験はなかろうという気もするのですが;笑)、この特集を見ていると、次に沖縄に行く機会があったら、沖縄のレコード屋さんやジャズ喫茶にも行きたいなあ、などと強く思わされました。


●野鳥と沖縄の生き物



書影 沖縄の野鳥書影 写真集沖縄の野鳥書影 イリオモテヤマネコ
書影 沖縄のジュゴン

沖縄の郷土書の棚は、自然・生物関連の本が充実していて、書店によってはこのジャンルだけで本が何段分も並んでいたりするんですが、意外なことに野鳥関連は少ないようでした。ノグチゲラ、ヤンバルクイナなどの沖縄固有種もいますから、それらに特化した本もあるにはあるのですが、比較的最近出た児童書の写真集は本土の出版社のものだったりします。これとかこれとか。)


現在、新刊で手に入る県産本として目についたのは『沖縄の野鳥』くらい。今回、事前の調査をせずに買い物をしたと先に書きましたが、そのためにちょっとした失敗も。この『沖縄の野鳥』、ぼくが入手したのは2002年の版なんですが、その後、2010年に改訂版が出ているんですよね。というわけで、改訂版も買い足さなければならない羽目に。とほほ。あと、買いそびれてしまったんですが宮古島の野鳥を扱った『沖縄宮古の野鳥』(ボーダーインク)もあるようです。


『写真集 沖縄の野鳥』は1983年刊とやや古い本で、県産本ではありませんが、地元新聞社が編者にあがっていますからね。これ、野鳥本、意外にないものだなあ、とちょっと残念に思っていたところ、書店回り、最後から2軒目に寄ったウララで出会いました。古いのは別にかまわないんですが、60ページほどと、野鳥本としては分量がずいぶんと少なめなのが残念。


『イリオモテヤマネコ』は直木賞作家による1冊。琉球新報社の本ですが、1972年に自由国民社で出た本の復刻とのこと。昨年、2015年がイリオモテヤマネコ発見50年ということで新聞に再掲されたうえで復刻されたものだそうです。


『沖縄のジュゴン』は榕樹書林の出版物。岩波ブックレットのような体裁の冊子ですが、副題に「民族考古学からの視座」とあるように、中身は本格的な感じで、上に紹介したような沖縄の生き物の本と同じようなノリで楽しむにはやや難しそうな内容に見えます。


全部ではないんですが、以上が沖縄で買ってきたり、入手したりしてきた本・雑誌です。あんなにたくさんの店を回って、こんなにたくさんの本を買ったのに、早くも沖縄郷土本の棚を見たくなっています。


ブックパーリー2016ブックカバー

↑参加店で買い物するとかけてもらえるブックパーリーのブックカバー。そういえば、今回は書店のオリジナル書皮は1枚も入手できなかったなあ。


しおり ウララ 大城しおり 言事堂

↑その代わり、というわけではありませんが、しおりをいくつか。左から、市場の古本屋ウララ、大城書店、言事堂。


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