空犬通信

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西荻窪のブックカフェ、beco cafeが閉店になります

残念な報告です。西荻窪のブックカフェ、beco cafeが、この5/22で閉店することになりました。


160430 beco cafe 入り口

くわしくは同店のブログ、本日付の記事「お知らせ」をご覧ください。


beco cafeがどんなお店なのかを、まだ同店にいらしたことのない方にもぜひご紹介しておきたいと思い、同店の様子を撮影してきました。(店内写真はすべて店主に断って撮影したものです。写真は4/30の様子で、これから5月末にかけて、閉店準備などのために、本の在庫や棚の配置など、お店の様子が変わる場合があります。)



JR西荻窪北口を出てすぐ目の前のバス通りを左に少し歩きます。コンビニや今野書店を過ぎると、ドラッグストアがありますので、その向かいの路地を入ります。その路地、突き当たりを左に折れてすぐ、下の写真のような入り口と看板が見えます。


160430 beco cafe 看板160430 beco cafe 看板2

バス通りから1本はずれるだけで、こんなに静かなのか、という感じの住宅街にある、隠れ家っぽい雰囲気のお店です。ただ、初めて訪問される方には、ちょっとわかりにくい場所かもしれませんね。


以下、店内の様子を、写真中心でご紹介します。店内、入り口のほうから見た全体の様子はこんな感じです。


160430 beco cafe 全体

以下、入り口に近いほうから見ていきます。入り口を入ってすぐ右、カウンターの端に、フリーペーパーなど無料配布物を集めたコーナーがあります。


160430 beco cafe フリペ1160430 beco cafe フリペ2

ぼくが入手した書店フリペも、イベントなどで紹介した後は、よくここに置いてもらっていました。


入り口の左側、角の一画に古本棚があります。複数の古書店主が本を委託で出していました。当方も「空犬書房」を名乗り、古本棚設置のときから、本の本やSF関連を中心に、古本を出していました。


160430 beco cafe 古本棚1160430 beco cafe 古本棚2160430 beco cafe 古本棚4

先のフリペコーナーの左隣、カウンターの手前は、会計や注文をする場所になっています。


160430 beco cafe 書皮

青衣茗荷さん(@aoi_myoga)の手になる、beco cafeのオリジナル書皮も見えます。


160430 beco cafe ポストカード

↑カウンターには、ポストカードコーナーも。


カウンターの前には、新刊などを並べている台があります。


160430 beco cafe 新刊台1160430 beco cafe 新刊台2

書店でいうところのフェア台のような位置付けのスペースで、新入荷の古本が並んでいたり、トークイベント関連の本が並んでいたりすることもありました。


160430 beco cafe カウンター2160430 beco cafe カウンター1

↑カウンターの上の様子。「July Books」の文字が見えますが、下北沢のJuly Books/七月書房さんは、以前、beco talkに出演してくれたことがあるほか、古本棚に出品していたこともあります。


160430 beco cafe かえる本棚1160430 beco cafe かえる本棚2

カウンターの上、3分の2ほどのスペースを書棚が占めています。並んでいるのは、beco talkにも出演したことがあり、beco cafeで、本のイベント「Becoマルシェbyどむか」なども行っているどむかさんの本。これは「かえる(買える)ライブラリー」の名前通り、販売もされています。


黒っぽく見えているのは、(空犬が制作費を出してつくった)吉祥寺書店員の会「吉っ読」のTシャツ。在庫残りわずかなんですが、これがなかなか完売できなくて、(まだ)販売中です(苦笑)。「吉っ読」のキャラ「ぶっくん」をあしらったものです。閉店前にぜひ!


160430 beco cafe カウンター下

↑カウンターの下にも本棚が。店内が本でぎっしりという造りではありませんが、ブックカフェを名乗るだけあって、あちこちに本が並んでいます。古本棚の本など、一部の販売用の本以外は、店内で自由に手にとって読めるようになっています。


席は、テーブル席が少しとカウンター席。イベントのときは、テーブルを片づけ、奥をトークや演奏のスペースとし、手前にイスを並べていました。


160430 beco cafe テーブル席

↑こちらは部屋の奥側の隅のテーブル席。


奥には、靴を脱いであがるようになっている小部屋があります。うさぎがいるので(奥に見えますね)、仲間うちでは「うさぎ部屋」と呼ばれていました。


160430 beco cafe うさぎ部屋2

ふだんは、ふつうに飲食ができるお座敷席として使われています。真ん中の書棚は可動なので、どかして広く使うこともできます。ここだけ貸し切りで使うこともありました。


160430 beco cafe うさぎ部屋3

右の壁側には、書棚があって、文庫がずらりと並んでいます。これは、開店時に仲間が少しずつ持ち寄ってつくった文庫棚で、ぼくもけっこうな冊数を提供しています。本は販売用ではなく、ここで自由に読めるようにしたもの。出品者それぞれに小さなノートが用意されていて、本の感想などを書き込めるようにしてあったのですが、残念ながら、ノートのほうはそんなには利用されなかったようです。


この部屋は、トークやライヴなどのイベント時には、関係者の控え室兼荷物置き場としても活躍していました。


うさぎ部屋の奥の壁には、お客さんに自由に弾いてもらえるようにと、空犬が持ち込んだギターがずっとかけてあったんですが、先日、引き取ってしまいました。その前に撮影しておけばよかった……。


しおり beco cafe


少し前の記事にも書きましたが、西荻窪は新刊書店・古書店両方の充実した、中央線沿線でも屈指の「本の街」です。ところが、颯爽堂、ブックセラーズ西荻と、新刊書店が2軒続けて閉店になってしまいました。一昨年、2014年の年末には、新刊書店の信愛書店が「space en=gawa」に営業形態を変えています。(本の取り扱いは、新刊・古書の両方ありますが、一般新刊書店ではなくなってしまいました。)


今野書店や音羽館、盛林堂書房らはとても元気ですし、古本バル 月よみ堂や古書店の忘日舎など、新しくできたお店もありますから、現在も西荻窪が複数のブックスポットを抱える「本の街」であることには変わりはありません。でも、北口では(おそらく)唯一のブックカフェがなくなってしまうというのは、やはり残念。とくに、同店の開店からずっと関わってきた当方のような身には、ちょっとさびしいですね……。


5/22までは通常通り営業しているようですので、これまで同店を利用してきた方はもちろん、まだ行ったことがないという方も、ぜひお店を訪ねてみてください。なお、イベントなどで貸し切りの日や定休日がありますので、お店のブログで営業日を確認するのをお忘れなく。


そんなわけで、同店で続けてきたトークイベント、beco talkも残すところ、あと2回となりました。
5/13(金)の「本を本気でおすすめしたい「にゃわら版」でんすけのかいぬしが語る本の売り方」と、5/27(金)の「版元ドットコムが変わる?! サイトリニューアルと版元ドットコムのこれから」です。(5/27は、店の閉店後の日程になっていますが、この日は、イベントのみの特別営業となります。)


どちらも、本稿執筆時点ではわずかに残席あるそうです。また、いずれの回も21時以降は交流会で、予約なしでご参加いただけますので、そちらのみのご参加も大歓迎です。


5/27は、beco talkの最終回です。21時以降の交流会兼打上は、beco talk最終回をみんなで祝うような会にできればと思っています。21時以降は、どなたでも参加自由の会ですが、とくに、これまでに出演くださった方、ご参加くださった方々など、beco talkを支え、応援してきてくださった方のご参加は大歓迎ですので、どうぞ5/27(金)は西荻窪のbeco cafeに駆けつけていただければと思います。


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