空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

ロンドン書店回り番外編……ホームズ巡礼

今回のロンドン訪問、テーマの1つがホームズ巡礼でした。


うちには、児童文庫でホームズ全編を読破している本好きっ子もいます。もちろん、ぼくも小学生のころからのホームズ読み。そして、今では親子で『SHERLOCK』が大好き。となると、これはホームズ詣でをしないわけにはいきませんよね。今回の旅、ロンドンを訪ねたのは、そういうわけで、ホームズ関連の場所を見せたいなあ、一緒に回りたいなあ、というのもあってのことだったのでした。


本屋巡りレポート番外編として、シャーロック・ホームズ関連スポットのレポートもお届けします。(本・本屋さんの話も多少は出てきますが、今回のレポートは本・本屋さん以外の話題が中心です。)


まずロンドンでホームズといえばこちらですよね。



ベーカー・ストリート221番地にある、ホームズファンの聖地のような場所ですね。


1603 ホームズ 博物館 行列

↑開店直後ですでにこの行列。



1603 ホームズ 博物館 ギフトショップ1603 ホームズ 博物館 ウインドー1603 ホームズ 博物館 ハドソン

↑「221B」のサインと警官姿のドアマンが見えますが、そこが入り口です。緑地に「THE SHERLOCK HOLMES MUSEUM」の表示が見えますが、そこはギフトショップ。チケットはここで買います。221Bの左隣は、事務所になっているのか、スタッフの人が出入りしていました。ウインドーには、ホームズ関連のグッズが展示されていました。ギフトショップの右隣には「HUDSON'S RESTAURANT」。


1603 ホームズ 博物館 プレート1603 ホームズ 博物館 看板

↑「221B」の表示と博物館の看板。


ホームズ博物館チケット

↑チケットはギフトショップで購入します。各国語版があります。チケットを購入してから並ぶことになりますので、お間違えのありませんよう。


2階は書斎で、3階から上は蝋人形や小道具を使って、作中の人物や場面などを再現したコーナーになっています。


1603 ホームズ 博物館 書斎11603 ホームズ 博物館 書斎21603 ホームズ 博物館 書斎3

↑書斎の様子。ファンなら、どんなふうに再現されているか、あの作品のあれはどうなっているか、など、こまかいところが気になるところでしょう。


1603 ホームズ 博物館 VR1603 ホームズ 博物館 パイプ1603 ホームズ 博物館 バイオリン

↑読者には説明不要ですね。壁にはVRの弾丸跡(左)。パイプコレクション(中)。バイオリン他、ホームズの愛用品たち(右)


ここは、有名な観光スポットで、一般のガイドブックなどにもくわしい情報がたくさん載っていますし、公式サイトにも日本語ページがありますから、詳述は控え、写真をお見せするだけにしておきます。ちなみに、館内は撮影自由で、英国の正統派のメイド姿をした女性スタッフが、どうぞどうぞという感じで、撮影を促していました。(以下、訪問予定の方は、写真もご覧にならないほうがいいかもしれません。)


1603 ホームズ 博物館 011603 ホームズ 博物館 021603 ホームズ 博物館 03
1603 ホームズ 博物館 041603 ホームズ 博物館 051603 ホームズ 博物館 06
1603 ホームズ 博物館 07
1603 ホームズ 博物館 081603 ホームズ 博物館 09

↑ライヴァルの2人の姿も。


ホームズ関連の博物館をとなったら、まじめな日本人なら、ドイルの直筆原稿や書簡類、初出の『ストランドマガジン』、世界各国で刊行されているホームズものの書籍、シドニー・パジェットの原画などなどを集めて、資料室・図書室を充実させたくなりそうなところですが、そういうものは一切ありません。ギフトショップでも、書籍類の扱いはあっさりしたもので、ここでなくては手に入らないというタイプの本も基本的にはないようです。


こちらは、あくまでもホームズ博物館であって、ドイル記念館ではない、ということですね。マニアや研究者ではなく、観光客を相手にした、気軽にホームズ作品の雰囲気を味わえる場所、というのが売りなわけですから、あんまりかたくるしいものにする必要はない、ということなんでしょう。


その意味では、コアな読者やホームズマニア、ミステリマニアにはものたりない点もあるかもしれませんが、それはそれ。作中の雰囲気を忠実に再現した書斎を気軽に楽しんでくるというだけでもいいのかもしれません。実際、ぼくは2回目ですが、やっぱりホームズの書斎を目の当たりにできるというのはファンにはうれしいもので、中に足を踏み入れるだけで、なんというか「あがり」ます。


1603 ホームズ 博物館 行列2

↑見終わって出てきたら、さらに行列が伸びていました。大人気。


ギフトショップでは、自宅用、おみやげ用合わせて、買い物もしてきましたよ。


SH walk書影 ホームズ短編集 コレクターズ

↑ロンドンのホームズ関連スポット集めた『THE SHERLOCK HOLMES WALK』。文庫判20ページほどの小冊子で、中身はともかく、味もそっけもない紙面デザインはちょっと残念ですが……。右は、Collector's Library版の短編集『冒険』。このCollector's Library版、サイズは日本の文庫判よりもやや細身の上製本で、三方金に布クロス、スピン付きと、シリーズ名にふさわしい洒落た造りになっています。でも、当方の手元にあるのは、買った早々、スピンが抜けちゃったりと、愛蔵版らしからぬところも(苦笑)。まあ、それも愛嬌ということで。


このシリーズ、日本の洋書売り場でよく見かけますから、とくに珍しいものではありませんが、シャーロック・ホームズ博物館のショップで買ったということに意味があるのだと、自分に言い聞かせて買ってきました。


221b ピンバッジ

↑ピンバッジ。グッズをコレクトする趣味はないんですが、なんとなく惹かれて買ってしまいました。


1603 ホームズ 博物館 通り11603 ホームズ 博物館 通り2

↑ベーカー・ストリートを、博物館のあたりから、駅のほうに向かって眺めた様子。


1603 ホームズ ベーカー街 サイン11603 ホームズ 博物館 通りのサイン2

↑ベーカー街には、ホームズ博物館以外の場所にも、こんなふうにホームズの横顔が。博物館は向かいだよ、とあります(左)


1603 ホームズ 博物館 ポスト

↑ベーカー街で見かけた、なつかしい感じのするポスト。ホームズには関係ないのですが……(一応、どこかにホームズのレリーフが入っていないかと確かめてしまいました(苦笑)。)


1603 ホームズ ビートルズショップ1603 ホームズ 博物館 ロック

↑シャーロック・ホームズ博物館のお隣には、ビートルズショップがあります。そして、通りをはさんでその向かいには、ロック関係のメモラビリアを集めたショップIT'S ONLY ROCK'N'ROLLも。ロック好きは、こちらにも寄ってくるといいでしょう。


そして、同じ通り沿いには、レポートで紹介したすてきな新刊書店、アレフ・ブックスがありますから、そちらのチェックもお忘れなく。アレフ・ブックスにもホームズ棚がありましたよ。


1603 ホームズ 像

↑地下鉄ベーカー・ストリート駅前には、こちらも有名なシャーロック・ホームズの立像があります。観光客が代わる代わる写真を撮っていました。ホームズのポーズを真似てとったり、ディア・ストーカーを持ってきて写真を撮っている人もいましたよ。


1603 ホームズ 駅21603 ホームズ 駅31603 ホームズ 駅1

↑ベーカー・ストリート駅の壁面には、ホームズの意匠が。左のホームズ、近寄ってみると、中の写真のように、小さなホームズの横顔がたくさん集まってできていることがわかりました。右は別のところにあったもの。


1603 ホームズ ホテル

↑ベーカー・ストリートには、ホームズの名を冠したホテルもあります。パーク プラザ シャーロック ホームズ ロンドン(Park Plaza Sherlock Holmes London)。外からだと小さめに見えますが、ドアマンのいる立派なホテルで、宿泊はけっこう高め。パブ・レストランのみの利用も可のようです。


ベーカー・ストリート以外のホームズスポットも少しだけ。


1603 ホームズ Speedy's

↑『SHERLOCK』のファンにはおなじみですね。スピーディーズ・カフェ(Speedy's Sandwich Bar & Cafe)。こちらはベーカー・ストリートではなく、地下鉄駅ユーストン・スクエアの近くにあります。


食事も試してみたかったんですが、なんと残念なことに、イースターマンデーのせいか、訪問したときは閉まっていました(泣)


これもガイドブックなどでは必ず紹介されていますから、ホームズ関連ではよく知られた人気スポットの1つといっていいでしょう。シャーロックホームズパブ(The Sherlock Holmes Public House & Restaurant)


1603 ホームズ パブ1603 ホームズ パブ2

↑移動してくれないかなあ、とけっこう長いこと待ってたんですが、ぜんぜんどいてくれないので、そのまま撮ってしまいました。


2階のレストランで食事を試してみたかったんですが、満席。曜日・時間帯にもよるんでしょうが、予約しないと難しいとしているガイドブックもありました。


1階のパブには、ホームズエールとワトソンエールがあります。両方とも試してみたかったんですが、ぼくが行ったときはなんと、ワトソンエールが切れてしまい(しかも、ぼくの前の前の人で!)、ホームズのほうしか飲めませんでした。悔しいなあ。ホームズエールのお味のほうですが、これは気になる方はぜひ実際に試してみるのがいいでしょう。


最後に、ロンドンではなく、この後、別記事でレポートする古本の町、ヘイオンワイで買ってきた、ホームズ関連本を紹介してレポートを終えたいと思います。


書影 シャーロックホームズのライヴァル書影 シャーロックホームズ スクラップブック

↑Hugh Greene編『The Rivals of Sherlock Holmes』(Bodley Head、1970)(左)、Peter Haining編『Sherlock Holmes Scrapbook』(Treasure Books、1986)(右)。どちらもヘイオンワイにあるミステリ専門古書店、マーダー&メイヘム(Murder and Mayhem)で購入したものです。


『The Rivals of Sherlock Holmes』のほうは、いま空犬名義で関わっているある本に登場するのですが、まさか、何度も書名を目にしていた本の初版に出会えるとは思いませんでした。


というわけで、今回のホームズ巡礼(は大げさですが)、個人的には、いろいろ収穫があって、大満足の結果となりました。アニメファンの間で、「聖地巡礼」が人気だと聞きますが、そのようなことをしたくなる気持ちがちょっとわかりました。


スポンサーサイト

FC2Ad