先月、家族でイギリスに行ってきました。
家族旅行なので、本屋ばかり見て回るわけにはいきません。でも、一日だけ、単独行動の時間がとれたので、これはチャンスとばかりに、久しぶりにロンドンで本屋さん巡りをしてきました。
「久しぶりに」としたのは、大昔に(学生時代の話なので、それこそ四半世紀前のことです)イギリス独り旅をしたことがあり、そのときに、ロンドンを中心に、イギリスあちこちの本屋さんをけっこう熱心に回ったことがあるからです。
ただ、それこそインターネットもスマホもなかったころのこと。情報ソースは『地球の歩き方』などの紙資料のみでした。当時から本屋好きではありましたが、今のように、書店関係の文章を書いていたわけではありませんから、書店関連、とくに海外の書店に関する資料などもまったく持っていませんでした。ただの本好き学生だったわけです。そのような立場で回るのと、いまの立場で回るのとでは見えてくるもの、目に入るものもぜんぜん違うはず。ですので、今回は初めて書店回りをする街に行くつもりで見てきました。
ただ、なにしろ、使えるのが1日と時間が限られていますから、あまりよくばって、あっちもこっちもというわけにはいきません。自分なりのテーマを設定し、見るところを絞ることにしました。
新刊書店を中心にすること、
ロンドン3大書店(ぼくが勝手に呼んでいるだけですが)をおさえること、
残りの時間は中小規模店・個性派書店・新規店にあてること。
まずこの3つを決めました。古書店も時間があれば回りたいところですが、今回はあきらめました。
今回訪問したのは以下のお店です。(店名の後のかっこは、地下鉄での最寄り駅です。)
大型書店
- ハッチャーズ(Hatchards Piccadilly)(ピカデリーサーカス)
- ウォーターストーンズ(Waterstones London - Piccadilly)(ピカデリーサーカス)
- フォイルズ(Foyles)(トッテナムコートロード)
中小規模店・個性派書店・新規店
- アレフ・ブックストア(Alef Bookstores)(ベーカー・ストリート)
- ドーント・ブックス (Daunt Books Marylebone)(ベーカー・ストリート)
- HMV(hmv 363 oxford street)(ボンド・ストリート)
- スタンフォーズ(Stanfords)(コヴェント・ガーデン)
- フォービドゥン・プラネット(Forbidden Planet)(トッテナムコートロード)
わずか一日のこととはいえ、それなりにたくさんのお店を回ってきましたから、1つの記事にまとめるのは大変です。この後、大型書店、個性派書店とその他、さらには空港の書店など、タイプ別にいくつか記事を分けて、訪問してきた書店の様子をレポートしたいと思います。