(当日はちょっと遠出をしていた期間にあたっていたため)後になって気づき、紹介のタイミングを逸してしまったんですが、今年のエイプリル・フール、本屋さんがらみでは、こんな試みがあったようですね。「#ブックカバー交換」。
企画したのは(先ほどは誤って名古屋のCarlovaとしてしまいましたが、正しくは)東京・神楽坂のかもめブックスとのこと。このハッシュタグとすてきな試みに気づいたのは、Carlova360 NAGOYA(カルロバ名古屋)のツイートを見かけてのことだったので、カルロバのツイッター(@Carlova360)を引きます。
《4月1日!今日は少し遊ばせてもらってもいいかしら、ということで、素敵なブックカバーをかけさせてもらっています。どこのなんですかって聞かれたら、これはですね!!と前のめりで説明していますよ。憧れの本屋さんのブックカバー集結!数量限定ですので、ぜひお早めに! #ブックカバー交換》
これ以外にくわしい説明はありませんが、参加店の本屋さんで本を買うと、他のお店のブックカバーをかけてもらえるということだったようです。これはおもしろいアイディアだなあ。以前に、他店・他チェーンのフリペを店頭で配布する書店横断のフリペコラボの例を紹介したことがありましたが、ブックカバーでのコラボの例はこれまで聞いたことがありません。
同じくカルロバのツイッターによれば参加店舗は、以下の10店舗だったそうです。台北の店まで入っているのが、ちょっとびっくりですね。すごいなあ。
- 藤村書店(埼玉)
- 王様書房(東京)
- さわや書店フェザン店(岩手)
- 往来堂書店(東京)
- ウィー東城店(広島)
- 進駸堂中久喜店(栃木)
- carlova360nagoya(名古屋)
- あゆみBOOKS小石川店(東京)
- かもめブックス(東京)
- 田園城市(台北)

↑ツイッターにもあがっている各店のブックカバーの写真(画像は、カルロバの方に断って引用させてもらっています。)
新刊書店のブックカバーは本好き本屋さん好きにも愛好家の多い、書店のこだわりアイテムの1つ。写真でデザインを公開していたり、ごくまれにダウンロードできるデータを公開していたりする店はあるものの、多くの場合は、やはりその店に足を運ばないと実物を手にすることはできません。だからこそ、その店に行く楽しみがあるわけなんですが、とはいえ、遠方の店はなかなかそのような機会もありません。よそのエリアの気になるブックカバーの現物を手にすることができるかもしれない今回のような試みは、本屋さんと本屋さんのブックカバーが好きな人にはうれしいプレゼントになったのではないでしょうか。
先日の記事で紹介した東京・神保町の書泉グランデで開催されているしおり展といい(今日、展示を見てきましたので、展示が終了したら記事で会場の様子を報告するつもりです)、今回のブックカバーのコラボといい、まさにリアル本屋さんならではのアイディア。本屋さんはこんなふうに楽しむこともできるんだということを教えてくれる、すてきな試みだと思いますので、今後もこういう遊び心あふれる本屋さん発のイベントには大いに期待したいですね。