空犬通信

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猫の家を段ボールでつくる?!……2月のbeco talkは猫家建築家が登場です【更新】

西荻窪のブックカフェ、beco cafeで、ほぼ毎月開催している出版・書店関連テーマのトークイベントbeco talk。2月の回のご案内です。


    beco talk vol.28
    猫の家を本気で造る
    〜猫家建築家が語る『にゃんハウス。』と猫本の世界〜

    日時:2016年2月26日(金)
    OPEN 19:00 START 19:30(〜21:00)
    会場:beco cafe(東京・西荻窪)
    会費:1000円(ワンドリンク付)
    出演:伴田良輔(猫家建築家)、空犬太郎(本屋図鑑編集部、空犬通信)
    *満席となりました。

書影 にゃんハウス

伴田良輔さんと言えば、犬・猫関連に、写真・芸術(とくにエロティシズム関連)に、パズルにと、これらが本当に同一人物の手になるのかと不思議になるほど、著書・翻訳書で扱う分野の幅が非常に広い方です。昨年も単著として『アリスのお茶会パズル』を上梓、さらに監訳をつとめたカレル・チャペック『ダーシェンカ 愛蔵版』も復刊されています(いずれも青土社)。そんな伴田さんが「猫家建築家」って?、と思われた方も多いでしょう。



『ダーシェンカ』の人気が高いせいか伴田さん=犬好きというイメージの方も少なくないかもしれませんが、伴田さんは犬が好きなだけではなく、大変な猫好きとしても知られています。猫愛がこうじて、なんと段ボールを使って、猫たちの家を造るようになってしまったのです。その猫家造りは単なる趣味の域を超えた「作品」と呼びうるレベルのものになっていて、以前アメリカで写真集として書籍化もされているほどです(こちら)。


伴田さんは現在も猫たちのための家を造り続けているのですが、それがとうとう日本でも本にまとまることになりました。それがこちら。(書影は上の写真。)



本稿執筆時点ではまだ版元のサイトにも書誌情報があがっていませんが、著者の伴田さんから直接教えていただいた内容紹介を引きます。《2002年にアメリカのchronicle社から刊行された写真絵本『The Kittens of The Boxville』で段ボール製のカラフルな猫の家を制作、海外の猫好きのあいだで ”猫ハウス専門建築家”として話題になった作家/写真家の伴田良輔が、新しい猫の家と猫たちの写真集を作りました。手作り猫の家の作り方も初公開しています。19匹のキュートな猫(施主)たちと、猫ハウス専門建築家のコラボブックです。刊行にあわせて、本書に登場するオリジナル・キャットハウスの展覧会も予定しています》。


今回のbeco talkは本書の刊行記念トークとして、なぜにゃんハウス=猫ハウスを制作するようになったのか、どんなものを造ってきたのか、どんなふうに造っているのか、などなど、「にゃんハウス」のすべてを伴田さんにお聞きしたいと思います。


会場のサイズの関係で、実物をたくさんはお見せできないのが残念ですが、トークでは写真で猫ハウスをお見せするほか、1つか2つ、実物もご用意いただく予定です。


本の内容紹介にもありますように、本書の刊行に合わせ、猫ハウスの展覧会も予定されています。神保町のspin galleryで2月29日から3月6日まで行う予定とのことです。このトークで、猫ハウスに興味を引かれた、実物をもっと見たくなったという方は、ぜひこちらの展覧会に足を運ばれるといいと思います。


先にも書きました通り、伴田さんは、犬・猫関連の著書・訳書を複数お持ちの、犬猫本のエキスパートでもありますので、トーク後半では、伴田さんが愛してやまない猫本についても語っていただく予定です。わたくし空犬は、こんなハンドルを名乗っているぐらいで、どちらかというと犬派なんですが、猫も大好きで、好きな猫本もたくさんありますので、ぼくも猫本をいくつか用意していき、伴田さんとたっぷり猫本談義をしたいと思います。


猫をテーマにした本、それに関連するトークはそんなにめずらしくないかもしれませんが、猫ハウス、それも手作り猫ハウスの話を、製作者本人から聞く機会はそんなにないのではないかと思います。猫好きの方、猫本好きの方にはぜひ聴きにきていただければと思います。また、これまでの伴田さんの著書のファンの方は、幅広い分野で活躍する伴田さんのまた新たな一面を目にする機会になるかもしれませんよ。ぜひ「猫家建築家」伴田さんの話を聞きにきてください。


予約は1月13日(水)に受付開始となります。予約は、空犬ではなく、お店での受付になりますので、beco cafeにご連絡ください。


イベント終了後は、いつものように閉店までドリンクタイムとして、出演者とお客さんのみなさんでお酒を飲みながらおしゃべりを楽しめる時間とします。トークの途中には、質疑応答の時間はもうけませんので、ぜひトーク後のドリンクタイムに残って、出演者に話しかけたり質問したりしてください。なお、伴田さんはお住まいが遠方のため、beco cafeの閉店時間まではいられないかもしれませんが、ぎりぎりまで残ってくださるそうです。


予約方法や、beco talk自体の説明、beco cafeイベントのラインナップ(2015年のもの)などにつきましては、こちらの記事をご覧ください(記事の下のほう、出演者のみなさんのプロフィールの前に、イベントに関する詳細・注意事項などをまとめてあります)


最後に余談です。伴田さんとは、今回、イベントのご相談で初めてお会いしたのですが、伴田さんの御本に出会ったのは、かれこれ20数年目のこと。伴田さんの処女作は著書リストによれば『独身者の科学』のようですが、ぼくは同書と次の『愛の千里眼』に、大学卒業前後ぐらいに出会っているのです。書店で見かけたこの2冊(河出文庫でした)の、タイトルと表紙に引かれて手にしてみたら、中身がこれまたへんてこでおもしろい。おもしろい本を書く人が出てきたなあ、と印象に残り、その後しばらく、ビザールエロ路線とでも言うべき伴田さんの初期著作は熱心に追いかけていました。


それから数年後。チャペックの『ダーシェンカ』の監訳者として伴田さんの名前に再会したんですが、両者のイメージがあまりにも違うので、同名の別人かと思ったほどです。そんな印象的な出会い方をした書き手の方と、出会いから20数年後に直接お会いすることになり、さらにトークイベントをご一緒することになるとは。なんだか不思議な縁を感じます。



伴田良輔(はんだりょうすけ)
作家、版画家、写真家、翻訳家。近著に、カレル・チャペック『ダーシェンカ 愛蔵版』(翻訳)、『アリスのお茶会パズル』(いずれも青土社)、『にゃんハウス。』(左右社、2/20刊行予定)。
SPIN GALLERY http://spins.exblog.jp/


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