空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

この1年を振り返る……といった企画からは漏れてしまうのかもしれない

今日は、『週刊読書人』、「2015年の収穫」特集の12/11号年末回顧総特集の12/18号を読んでいました。読み逃しやチェック漏れがないかなあ、などと思いながら。


今年の本を振り返る記事や企画が目につくようになりましたね。そのような年末回顧的な文章を読むときに、いつも気になっていることがあります。


ちょうど1年前、2014年の12月に『本屋会議』(夏葉社)という本を出しました。奥付の発行日は2014年12月20日。12月12日に東京堂書店で開催された町本会のシンポジウムで先行販売を行いましたが、本屋さんに並んだのは年末に近い12月下旬でした。


当然のことながら、このタイミングで出た本が、2014年のまとめや2014年のベストといった文章でふれられることはありません。年間のまとめのくくりでいうと、次年度の扱いになるわけですが、昨年末に出た本は、やはり印象として「昨年に出た本」ということになってしまうのか、翌年のまとめ、ベスト、収穫などで言及されることが非常に少ないように思います。しかたないですね。どうしても、時間がたてばたつほど記憶も印象も薄れますから。


2015年のまとめ、ベスト、収穫などの記事や文章、ランキングが目につくと、もしやどなたが、昨年末にひっそりと刊行された、この小著を目にとめてくださり、1年後のいま、どこかでふれてくださったりしてはいまいかと、そんな淡い期待をいだきながら、『本屋会議』の名を探すのですが、ひとつも発見できずにいます。……まあ、当たり前ですね。


今年のベスト、今年の収穫、今年の●冊……そのようなまとめに登場することだけが本の評価の指標でないことはもちろん充分にわかっています。それに、そのようなものに登場しないのが、刊行のタイミングの問題ではなく、本そのものの魅力や知名度、書き手の実力や知名度が決定的に足りていないことが原因である可能性のほうが高いことも、充分にわかっています。


わかってはいますが、それでも、ああ、こんなにたくさんの人たちがたくさんの本を読んでいて、この1年に読んだ本を思い返しているのだから、一人ぐらい、あの本のことを思い出してくれないだろうか、一人ぐらい、あの本のことを心の片隅に留め置いてくださった方がいないだろうか、そんな詮無いことを考えてしまうのです。


町本会シンポジウム 本屋会議
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