空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

くまざわ、啓文堂、貫井北分室……武蔵小金井の本屋さんと図書館を(ほんの少しだけ)のぞいてきました

先日、仕事の用事があって久しぶりに武蔵小金井へ行ってきました。JR中央線沿線で当方の利用駅から数駅先と、すぐ近くながら、ふだん降りる機会のあまりない駅。これはいい機会と、行き帰りのわずかな時間を使って、周辺の書店を少しのぞいてきました。


まずは、南口駅前の商業ビル「セレオ武蔵小金井」の2階にある啓文堂書店武蔵小金井店へ。フロアの角に位置するため、窓が広くとられ、商品のヤケが心配になるくらい採光の充分な明るいお店です。窓のある壁側の棚は、棚の一部の背板を抜くなど、窓からの光をうまく活かした工夫も。全体に、すっきりし過ぎかなと感じさせるほど整然とした印象のお店でした。


オープン直後に訪問した印象が強く、できたばかりのお店ぐらいの感じでいましたが、オープンは2009年ですから、もう5年以上になるんですね。南口側には、イトーヨーカドー武蔵小金井店内に入っている、くまざわ書店 IY武蔵小金井店もありますが、そちらは今回はスルー。


北口の駅前には、西友とMEGAドンキホーテが並んでいます。セレオ、小金井宮地楽器ホールとこぎれいな建物が並ぶ南口側、nonowa小金井ができた駅ビルと比べると、北口側は昭和な雰囲気が濃厚ですね。昔ながらの飲み屋街もありますし。


で、その駅前のMEGAドンキホーテに、たしかいけだ書店が入っていたはずと思って寄ってみたら、いけだ書店は地下にフロアを移し、この10月に、くまざわ書店武蔵小金井北口店としてリニューアルオープンしていました。


151121くまざわ武蔵小金井1151121くまざわ武蔵小金井2

お店は350坪と、かなり広め。アクリルの什器をふんだんに使いったくまざわらしい店舗デザインのお店で、上がドンキホーテだということを忘れそうになるぐらい、かための本にも目配りのきいた幅広い、かつしっかりした品揃え(といっても、時間の関係でざっと1周しただけの「印象」ですが)。上のフロアとの雰囲気の違いがすごい(笑)。このような書店の登場は近隣の本好きに歓迎されそうです。



上の写真にある通り、このお店は「くまざわ書店」と「アニメランドBee1」が併記されるかたちになっていますが、公式サイトの店舗一覧には明記がないため、どのような関係になっているのかはよくわかりません。同店のツイッター(@kbc_koganei)によれば、アニメランドBee1は《大型コミックコーナー》で、画材、イラストマンガ制作に役立つアイテム、アニメグッズも地域最大級の豊富な品揃え》とのことです。


武蔵小金井駅は、前述の通り、南口側にもくまざわ書店がありますから、同店はこのエリアで2店体制をとっていることになります。津田沼や八王子のように、同一商圏で駅をはさんだ両側や別の商業ビル内などに複数の店を出店している街は他にもありますが、津田沼も八王子も、ターミナル駅で、駅周辺の商圏の規模的にも武蔵小金井よりずっと大きな街です。ちゃんと調べて書いているわけではありませんから、他に例があるのかどうかわかりませんが、武蔵小金井ぐらいの規模の街で、駅の両側に同じチェーンが出店するのはめずらしいケースといっていいかもしれません。


あと、武蔵小金井の新刊書店としては、北口側、小金井街道を少し北にいったところにまちの本屋さん、新生書店がありましたが、こちらは今年の2月末に閉店になってしまいました。関連記事を探していたら、店主の高齢のためだとしている記事がありました。もし、まだお店を維持できる売上があり、問題が後継者だけだったのだとしたら、もったいない話ですね。


新生書店の少し手前には古書店、伊東書房がありましたが、こちらも実店舗は閉めてしまったようです。また新生書店の少し先には、中央書房があります。こちらは営業中。


151121中央書房

一昔前の文芸書や山岳書などが、小さな店内にぎっしり。昔ながらの古本屋さんという感じで、ぼくが学生のころからほとんどイメージが変わらない感じです。それは別に悪いことではなく、そのようなお店があってもいいし、そのようなお店がちゃんと営業を続けていられるのも貴重なことだと思うからです。


網羅的にチェックしたわけではありませんし、時間も限られていたので漏れもあるかと思いますが、新刊書店・古書店については以上です。


そうそう、小金井といえば、東京図書館制覇!の竹内さん(@Takeni)から、ビブリオバトルの話を聞いた図書館貫井北分室があったはず、と思い出したら、タイミングのいいことに、バスから見えたので(外観に特徴のある建物なのです)、帰りに寄ってみました。


151121貫井北分室1151121貫井北分室2

正式名称は小金井市立図書館貫井北分室(「ぬくい」と読みます)でいいのかな。場所は武蔵小金井駅北口から、学芸大のほうにバス通りを歩いて数分、バスでいうと停留所2つ分のところにあります。図書館のサイトはこちら。ツイッターは「図書館 貫井北分室」(@npo_nukuikita)。


同館のツイッターのプロフィールにはこんなふうにあります。《NPO法人市民の図書館・公民館こがねいが運営する図書館貫井北分室の公式Twitterです。「使い勝手の良い」、「居心地の良い」、「思いがけない本と人との出会い」を目指しています》。


2014年オープンとまだ新しい施設です。そのせいか、棚には空きスペースが目立ち、蔵書数目当ての利用者には物足りなく感じられるかもしれません。でも、図書館の棚がだんだん埋まっていくのを見る機会というのは、近くに新しい施設ができないかぎりなかなかないと思います。だから、蔵書が少ないなどと気にするよりは、棚が充実していく様子を利用しながら見ていこう、ぐらいに思って利用するのがいいかもしれませんね。地元利用者にとっては、むしろ貴重な機会だと思います。


入り口入ってすぐのところに、子どもの本のコーナーがあり、周りを棚と窓に囲まれた円形の読書スペースもありました(ツイッターの写真に使われているほか、同館のサイトにも写真があがっています)。エントランス部分が広くとってあり、新着図書やフェアの棚も目に入りやすい配置になっています。図書館のツイッターのプロフィールにある通り、居心地の良さそうな図書館だなあと、そんなふうに思いました。


151121貫井北分室3151121貫井北分室4

↑同館はビブリオバトルにも熱心に取り組んでいるようで、館内にはこんな資料も用意されていました。「知的書評合戦ビブリオバトル【発表本一覧BOOK】」。左は、今月のテーマ本や利用者の声などが掲載された同館のペーパー「KITAMACHIユース」。YA。若者コーナー担当の方による、YA向けのペーパーのようです。


こうしてみると、武蔵小金井は本事情が充実した街であることがわかりますね。ふだん自分が利用する街ではなくても、すぐ近くに、本にアクセスしやすい環境が維持されている街があるというのは、本好き本屋好きにとってはうれしいものです。



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