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空犬通信

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アナログレコードの盤面を走る車?!……レコードランナーを買ってしまいました

今日は音楽の話です。(本も本屋さんの話も出てきません。)



このブログでも、ツイッターでも、しょっちゅうふれていますから、いまさらあらためて宣言するまでもないのですが、ぼくはアナログレコードが大好きで、今も、全部ではないものの、けっこうな割合で、CDではなく、アナログレコードで音楽を聴いていたりします。


ちゃんとした(という言い方も変ですが)レコードプレーヤーも持っていますが、夜中に独りで、お酒を飲みながら、安物のレコード、とくにシングル盤をとっかえひっかえ聴いたりするときは、ポータブルプレーヤーが手元に、目の前にあると便利なので、オーディオセットのレコードプレーヤーとは別に、ポータブル機も愛用しています。安価だし、目の前で盤が回っているのを見て楽しめるし、レコードの入れ替えが楽でDJ気分を味わえるしで、おすすめです。


安価なレコードプレーヤーの入門機は、アナログがブームといっていい状況にあるせいか、量販店やCD店、通販で簡単に買えるものがいくつも出ていますが、こんな変わり種もありますよ。しばらく前に商品紹介記事が目につきました。



レコードの上を走るバス型のプレーヤー! これ、ある世代の方にはなつかしい商品ですよね。かつてはサウンドワゴンという名前でした。なつかしく思い出す音楽好きも多いかと思いますが、知らない方も多いでしょうから、どんな製品か、記事を引いてみます。


《stokyoは、レコード盤の上を円形状に走って音を再生する自走式アナログレコードプレーヤー「RECORD RUNNER」(レコードランナー)を、9月末に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,980円前後(税込)。カラーはディープパープルとライムグリーンの2色を用意する。》


《“サウンドワゴン”として知られる小さなワゴン車の形をしたレコードプレーヤーが、35年を経てリニューアルされ、名前を新たに「RECORD RUNNER」として登場。“世界最小自走式アナログレコードプレーヤー”としており、33回転再生用のレコードの上に置くと溝にそって走り、音楽を聴ける。新しく採用された交換可能な針やスピーカーなどにより、「今まで以上のサウンドクオリティを得ることができた」としている。 》


いやあ、いいですよね。コンセプトがすばらしい。発売元、stokyoの製品情報ページはこちらです。


発売を楽しみにしていたんですが、先日、レコード屋さんで見かけたので、早速買ってきて、試してみました。いやはや、これ、大変楽しいです。


レコードランナー2レコードランナー

↑手で持つと、こんな感じのサイズ感。箱の裏にはちゃんとサウンドワゴンのことも書いてありました。英文表記ですが、日本製ですよ。


レコードランナー3レコードランナー4レコードランナー5

↑実際に試してみるとこんな感じです。動画を載せればいいって話なんですが……。ちなみに、写真の盤はクラフトワークの『Trans-Europe Express』です。


この「RECORD RUNNER」(レコードランナー)、まずそのアイディアがすばらしいし、見た目もかわいいし、値段も手頃だし、実用的でもあるので、大変いいのですが、なにしろ、可動式の針がついたおもちゃの車が盤面を走るという、これ以上アナログな仕組みはないという造りです。盤の最後まで演奏すると自動的に止まりますが、演奏のはじめは手で針を盤に置くことになりますし、曲の途中でやめるときは、走っているプレーヤーを手で持ち上げることになります。つまり、盤の上で針のついたものを置いたりはずしたりするわけですから、大事な盤で使用するのはやや勇気が要る感じではありますよね。


あと、音量調整はできますが、演奏中はもちろんできませんし、何しろプレーヤー自体が動き回る造りなので、ヘッドホンなども当然使えません。レコードを平らな場所に直置きしなくてはならないという問題もあります。演奏する時間や場所を選びますし、盤の状態に神経質な方には向かないでしょうから、使う人を選びそうではあります。ただ、これだけは言えるのは、目の前でこのプレーヤーが回っている光景は、なんというか、見ているだけで大変楽しい、ということです。ふつうのターンテーブルの上で、レコードの盤面が回っているのは、見ているだけでもいいものですが、盤がじっとしていて、その上で回っているものがあるというのは見た目としてなかなか新鮮で、見飽きないものですよ。


この簡易レコードプレーヤー「RECORD RUNNER」(レコードランナー)、値段も安価ですし、盤とこのプレーヤー以外に特別ものは一切要りませんので、入門機としていいかもしれません。ただ、どちらかというと、すでにレコードの楽しみを知っている方のセカンド機、サード機として、おもちゃ的に楽しむのがいちばんいいのでは、という気が個人的にはしています。


この「RECORD RUNNER」、12月のDJイベント@西荻窪beco cafeにも持っていくつもりです。演奏の様子は動画サイトにも上がっているかと思いますし、店頭で見られるところもあるかもしれませんが、とにかく目の前で見てみたい、使い勝手や見た目をたしかめたい、実際の音を聴いてみたいという方は、ぜひ遊びに来てください。その場で試していただけるようにする予定です。


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