空犬通信

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あの珍書プロデューサーが新レーベル始動?!……パブリブから『デスメタルアフリカ』刊行

いやはや。すごい本をいただいてしまいました。



デスメタルアフリカ書影

ハマザキカクさん(@hamazakikaku)が起こした新レーベル「パブリブ」からの第一弾です。ご覧くださいな、刊行第一弾がこの表紙、そして、このテーマ。すごい迫力、すごい情報量。


ぼくも音楽は相当熱心に聴いてるほうだと自分では思っていましたが、こういう本を見せられてしまうと、(当たり前のことではあるんですが)世の中には知らない音楽がまだまだたくさんあるのだなあ、と、そんな何も言ってないに等しい間抜けな感想しか出てきませんね。それほどの衝撃です。なにしろ、ぱらぱらといくらめくってみても、見たことのあるミュージシャンの写真、アルバムジャケなんて、一枚も出てきませんし、聞いたことのある名前もない。聞いたことない、どころか、どう読むのかさえわからない欧文文字列もあちこちに。当方が知っている情報、「ゼロ」なんですよ、文字通り。160ページほどの並製本ですから、薄手の冊子ぐらいのボリュームなんですが、そのなかに、未知の世界がぎゅっと詰まっている感じです。圧倒されます。


ぼくはこのジャンルはまったくの門外漢で、中身については残念ながら何一つコメントができませんので、ぜひパブリブのサイトをご覧ください。また、ツイッターで「デスメタルアフリカ」や「パブリブ」で検索すると、早くも音楽好きの間で話題になっている様子がよくわかりますよ。


ハマザキカクさんは、本業は、ある出版社の編集者で、そちらの籍はそのままに、今回、版元を立ち上げたわけですから、「ひとり出版社」というか、「副業出版社」というか「兼業出版社」というか。とにかく、新しいかたちですね。本業のほうでも、相当にユニークで、ご本人の趣味性を全面的に開示したとおぼしき本をいくつも出していますが、それなのに、さらに版元を立ち上げてまで自分の愛する音楽の本を出そうというのだから、その情熱は半端ではありません。この徹底ぶりはさすがとしか言いようのないもので、とてもじゃないけど、自分にはつくれないタイプの本だなあと、感銘と刺激とを受けまくっているところです。(中身はさっぱりわからないけど(笑)。)


ハマザキカクさんの本が手元に届いたのは、ちょうど、自分で企画主催しているイベントの件で、「ひとり出版社」のことを考えているときのことでした。あまりのタイミングにびっくりしていたら、その、本を受け取った日の会社帰りのこと。吉祥寺で、イベントの打ち合わせをしようと待ちあわせの店にいったら、そこになんと、ハマザキカクさんがいるではないですか。あちらも、本の打ち合わせの途中でした。奇遇というかなんというか。あまりの縁にびっくりしてしまった次第です。


本来なら、版元立ち上げを祝って、イベントを企画したいところですが、今回は、マニアの多いメタル関連本ですから、音楽人脈で、イベントの話なども出ているようで、ぼくがおせっかいをするまでもないようです。本のテーマからして、トークと音楽の両方を楽しめるイベントなどがあるといいですね。イベントのネタを探している書店やブックカフェのみなさん、いかがですか。


というわけで、“奇才編集者”ハマザキカクの新レーベル発、第一弾。ものすごく濃い本で、万人におすすめできるものではないかもしれませんが、このジャンルの音楽好きはもちろんのこと、ぼくのように、このジャンルの音楽に縁のない方でも、ひとり出版社の本づくりに興味のある方は、ぜひ手にとってみるといいと思います。なにしろ、「ひとり出版社」は世にたくさんあれど、ここまで徹底して「ひとり」で本をつくっている人は、そんなにたくさんはいないと思いますので。


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