空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

リブロ池袋本店、アマゾン本の買取、元町の古書店……書店関連ニュースのまとめです

週に一度の書店関連ニュースのまとめです。 (昨年まで平日朝にツイートしていた出版・書店業界情報のうち、書店関係をまとめたものです。網羅的に調査したものではなく、新聞報道・Webのニュースなどを目についたものをまとめたものです。以前のまとめでふれたことのある案件も区別せずに紹介しています。)



お店は愛知・豊川市の「nido by Honey Bee Project」。売り場面積は120坪で、《本売場はトーハンの「本をうえるプロジェクト」が協力し、提案型のフェアや仕掛けなど、これまでにない品揃えを展開》とあります。



とうとう「オフィシャルに」発表されましたね。新文化から。《リブロはそごう西武側との話合いから、池袋本店を7月20日で閉店することを決めた。同店では、6月1日午後から店内に閉店を告知したポスターを掲出、ホームページにも「閉店のお知らせ」を掲載した》。



《同店は1975年9月、西武百貨店11階に西武ブックセンター(300坪)として開店。独創的な品揃えや時代を先取りした先鋭的なフェアで多くのファンを獲得してきた。また、1994年10月、出版業界内外で賛否が渦巻いたバーゲンブックフェアは「伝説」といわれている。40年の歴史に幕を閉じることになった》。


跡地についてはいろいろな噂を耳にしている業界人も多いかと思いますが、《同店の跡にテナント出店する書店はまだ、発表されていない》となっています。


発表を受けて、リブロ池袋本店閉店に関連する記事があちこちに出ました。Jタウンネットの記事は、リブロ池袋本店のこれまでや池袋の書店事情が写真入りでコンパクトにまとまっています。



大型オンライン新刊書店の買取サービスとしてはhontoに続くものということになるのでしょうか。ただ、いかにもAmazonという感じのサービス内容になっていて、新文化によれば《和書・洋書の100万タイトルの買取価格がAmazon.co.jp上で確認でき、当該本の商品詳細ページから買取り申込みができるようになった。1冊から無料で自宅まで集荷し、買取センターで受領後、24時間以内に査定および支払が完了する。ユーザーは集荷の日時を指定できる》とあります。《1冊から無料で自宅まで集荷》で、《査定後、買取りが成立しなかった本は無料で返送される》って、いやはや、なんだかすごいシステムですね。


マーケットプレイスによって、Amazonで買ってAmazonで売る、という仕組みが、本を手元に置いておくことにこだわりのないユーザの間にすっかり根付いた感がありますが、今回の買取サービスによって、Amazonで買ってAmazon「に」売るという選択肢まででき、完全にAmazon内で閉じたシステムがさらに広がりそうで、一般新刊書店への影響がどのようなものになるのか、書店派にとってはなんだか不安な感じもします。



《大型チェーンに押され、閉店が目立つ古書店。ところが少し風向きが変わりつつあるようだ。神戸・元町エリアは、ここ2年ほど出店が相次ぐ。店内にカフェを設けたり、新刊書も扱ったりと、若い店主が新しい感性で店づくり。昔ながらの店構えも再登場し、“古本屋復権”の兆しを見せる》。エメラルドブックス、書肆スウィートヒアアフター、うみねこ堂書林、マルダイ書店が紹介されています。



以前に、セブンイレブンによる「街の本屋」宣言についてふれたことがありましたが、今度はローソンです。《ローソンとオプティムは1日から、共同企画「雑誌・コミック・書籍購入キャンペーン」を開始した。コンビニでの雑誌・コミック・書籍購入と電子書籍購入の両方を促す試み》だそうです。



文中、《どうして書店でなく「図書室」という形態にしたのですか》という質問に対して、森さんはこう答えています。《本をあまり読まない人にとって本を買う値段って高いなって思ったのが一番大きな理由です。普段あまり本を買わない人にとって、文庫ならまだしも、1000円とか2000円といった値段の本ってなかなか手を出しづらいのかなと。それだったら、あの本読みたいのだけど、行ったら無料で借りられるというほうが、本を手に取ってもらうにはいいのかなと考えたのが一番大きな理由です》。


商品の値段は、それがどれぐらい生活に必要なものなのか、どの程度興味や思い入れがあるのかなど、立場や考え方や関わり方で見方も変わってきますから、本を高いと感じる人がいても別にいいと思います。ただ、3千円、5千円の話ならともかく、1000円の本を「なかなか手を出しづらい」などとされてしまうと、本を作る側、売る側の立場の者としては、なんといっていいのか、もうことばも出てこない感じです。本に1000円も払いたくない、というのは、そもそも、情報や教養や娯楽を本から得ること自体に向いてない人なのではないのかなあ。1000円の本1冊で、誰がどれだけもうかるのか、想像してみることもないんだろうなあ……。





というわけで。


毎朝のツイート連投から、ブログでの1週間のまとめにペースダウンして続けてきた書店関連情報のまとめですが、今回が最後となります。役目を終えたということなのか、ここ最近の数字は(もちろん当方の情報収集力や文章力・構成力の問題も大きいのだろうとは思いますが)これを維持していく必要があるとはとても思えないようなものに(残念ながら)なっていました。書店の置かれている状況が厳しさを増すなか、書店関連ニュース自体が読者の関心を呼ぶことが難しくなってしまっているということなんでしょうか。だとしたら、なんともさびしいことだと思わずにはいられません……。ニュースまとめ以外のかたちで、書店に関する情報を発信していく方法がないか、自分にできることはないか、少し時間をおいて考えてみたいと思います。



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コメント

いつも拝読しています。
今回で「書店関連ニュースのまとめ」が終了とのことで、大変残念に思います。
何らかの形での復活を是非ご検討下さい。
よろしくお願いします。

  • 2015/06/08(月) 10:32:39 |
  • URL |
  • 某版元営業 #-
  • [ 編集 ]

いつも拝読させていただいています。
ちょっと厳しいご意見となりますが、ご了承下さい。
今回で書店関連ニュースを終了するという報告は過去に何度かされたと思います。そして考え直しての復活。今回で3、4回目になります。その度に、私としては一喜一憂してきました。
やめるのなら、やめるというので構わないのですが、復活したりやめたりとブログを見ている側を振り回すのは疑問点を感じました。

また、書店ニュースに関しては、単なるブログなのであるから、そこまで深く考える必要はないと思います。

失礼駄文承知の上で書かせていただきました。



  • 2015/06/08(月) 12:21:15 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集 ]

まとめ

某版元営業さん>
いつも読んでくださっているとのこと、
ありがとうございます。

ブログやツイッター自体をやめてしまうわけでは
ありませんので、今後も書店関連の情報には
ふれていこうと思っています。
よろしくお願いします。

  • 2015/06/09(火) 07:42:59 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

ブログについて

訪問&コメント、ありがとうございます。

このブログはあくまで個人が、個人でできる範囲で続けている
ものです。ご覧いただけるのはうれしいのですが、なにゆえ、
公開のコメントの場で「振り回す」とまで書かれなくては
いけないのか、それも、当方の書くものを「単なるブログ」
だとする方から言われなくてはいけないのか、正直、
困惑しています。

このブログを続けるのは、情報収集や記事執筆に費やす
時間からすると決してラクなことではなく、時間の捻出には
これまでも非常に苦労してきましたし、現在は、
仕事の変化などのために、以前以上に苦労しています。

本業の仕事に大きな変化があってからまもなく1年ですが、
この数か月は慣れぬ仕事についていくのに苦労した期間でした。
編集のときのように気軽に書店に出入りするような機会が
失われたこともあり、書店との距離や関わり方も変わりました。
またごく最近、家族の健康に関わることで大きなトラブルが
あったりもし、この1年の身辺の変化は急激かつとても
大きなもので、それは、自分の気力が続くかぎり続けて
いきたいと大事に思ってきたイベント「ブックンロール」を
今年を最後にやめることを決断しなくてはならないほど
だったわけです。

書店情報関連の記事については言えば、以前、Webなど
だけでは得られないような関連情報を寄せてくださった
貴重な情報ソースだった方が、異動したり転職したりで、
書店に関係する立場から離れられたりしたこともありました。

ブログを始めたころにはなかったキュレーションなどという
ことばも一般化し、今ではニュースサイトにキーワードを
登録しておけば、書店情報も比較的簡単に得られるように
なっています。それでも、人力で情報を選別し、補足を
加えてまとめることには多少なりとも意味があるだろうと
思って続けてきたことでした。

「過去に何度か」と書かれていますが、たしかにブログ自体の
継続に悩んでいる主旨のことを書いたことはありますし、
開店閉店情報の扱いをどうするか迷ったうえにやめたことも
ありました。ただ、それぞれに理由や事情があっての
ことで、そのつど、書ける範囲で経緯や理由は書くように
してきました。自分なりにたくさんの苦労や葛藤のあるなかで
続けてきたことです。そのような逡巡や迷いが文面に出る
ことがこの数年の間に数度あったからといって、いったい、
どのような不都合があるのでしょうか。

誰にも読まれなくても書くことに意味があるなどとは
思っていません。書店の情報を必要な人に届けたくて
書いているわけです。たまに、イベントなどでお会いした
方から、読んでるよ、などと言われることもありますが、
それはきわめてまれなことです。こちらが反応反響を知る
手立てとしては、カウンタの数字しかないわけです。
ご覧の通り、こうして批判的なことや間違いの指摘を
いただく以外にほとんどコメントなどもないわけですから。
数字を見て、こちらが思うほどには届いていないようだと
なれば、あまり意味がない、効果があまりないと判断する
ほかないわけです。自分の時間を使っているわけですから、
意味がないことには使いたくないからです。

別にブログ自体をやめるわけではなく、もともと
誰に頼まれるでもなく、個人が自分の時間を使って
勝手に続けていた週に一度のまとめをやめるとした
だけのことですが、それを、当方の書くものを
「単なるブログ」とし、ハンドルを名乗ることさえ
されない方から、こうして公開の場で、「振り回す」
などと書かれたりするわけです。
それこそ、いったい何のためにやっていることなのか、
ますますわからなくなります。

  • 2015/06/10(水) 00:18:32 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

はじめまして

はじめまして。最近こちらのブログを読ませていただくようになった新参読者です。某書店勤めの若輩者でございます。

仕事の合間に様々なイベントを企画され、業界ニュースをまとめてブログで発信されているお姿に、大変感銘を受けておりました。

今回でニュース配信はお休みとのことですが、イベント情報等、ニュース以外の記事も楽しく拝読しております。
全国の書店現場での新しい取り組み等明るい記事を見て、励まされております。

見ているだけでは応援や感謝の気持ちはなこなか伝わらないものだなと思い、コメントさせていただきました。

先日、7月31日のイベントを初めて予約させていただきました。
業界全体が厳しい状況で、特に書店にとっては明るいニュースは少なくはありますが、現場で1つずつでも良いニュースが作れるようにしていきたいと思っております。

これからもブログを拝読させていただきますので、よろしくお願いいたします。

  • 2015/06/10(水) 12:41:45 |
  • URL |
  • 某書店勤務 #-
  • [ 編集 ]

ありがとうございます!

某書店勤務さん>
訪問&コメント、ありがとうございます。

> イベント情報等、ニュース以外の記事も楽しく拝読しております。
> 全国の書店現場での新しい取り組み等明るい記事を見て、励まされております。

こんなふうに言っていただけるのが、書き手としてはいちばん
うれしいです。ニュースのまとめはやめますが、それ以外の
情報発信までやめるわけではありませんので、引き続き、
興味のありそうな記事がありましたら、お付き合いください。

> 先日、7月31日のイベントを初めて予約させていただきました。
ありがとうございます。当日は会場でぜひお声おかけくださいね。
よろしくお願いします。

  • 2015/06/11(木) 00:09:58 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

名前も名乗ることをせず、不愉快な思いをさせてしまったものです。
改めまして、度重なる無礼をお許し下さい。
一つ言えることは、空犬さんのブログをいつも拝見させてもらって
いまして、特に楽しみにしているのが、書店関連ニュースなんです。その楽しみにしているテーマが終了すると知り、ショックを感じたことが何度かありました。情報を集める苦労、その他様々な諸事情があることでしょう。その思いはご本人しかわからないものです。
しかし、何度もその記事を終了する宣言をするというのは、如何なものかと思う気持ちもあります。終了告知の度に、落ち込んだことが何度かあります。
勘違いしてほしくないのですが、ここで論議をするつもりはないです。書店関連の記事を本当に楽しみにしている、それだけです。
記事を頼りに書店に向かうことも何度かありました。
そのような読み手もいるということはご理解下さい。


  • 2015/06/15(月) 23:21:27 |
  • URL |
  • 本屋好き #-
  • [ 編集 ]

「何度も」ですか

> 何度も
と書かれていますが、このブログを始めたのは
2006年で、まもなく10年になろうかという期間に
及んでいて、記事の数も2千数百になっていますが、その10年
もの間に数度(数えていただいてけっこうですが、
2桁にもなっていないはずです)、個人の書き手が
弱音をはくようなことを書いたからといってそれは、
こうして「何度も」と、公開のコメントの場で、複数回
書かれなくてはならないようなことなんでしょうか。
「如何なものか」とか「落ち込んだことが何度かあ」る
とか、そのようなことを書かれなくてはいけない
ようなことなんでしょうか。

それこそ、このような書き方をされるたびに、こちらも
大いに落ち込むわけです。それこそ、こんなことを
書かれるなら、何もしないほうがましだなどと
思ってしまうわけです。

継続は義務ではありませんし、他の方に強いられて
書くようなものでもありません。続ける続けないに
ついては、途中で告知する必要さえ、本来なら別に
ないわけですが、急にやめて、続くのか再び更新
されるのかもわからないままにするのは個人的には
避けたかったため、迷っている段階でやめるかも
しれないと書いたりしたわけです。

こんなふうに書き手を追い詰めて、いったい
どうなさりたいんでしょうか。

  • 2015/06/17(水) 00:32:44 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

すみません。私の意図していることが伝わらないようです。
ご意見を述べることもできないのでしょうか?
意見の相違がおきてしまうと、追い詰めるなどと言われるのは心外です。









  • 2015/06/17(水) 23:45:53 |
  • URL |
  • 本屋好き #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> ご意見を述べることもできないのでしょうか?
公開の場で、ブログの執筆姿勢について難を
示され、如何なものか、などとまで書かれて
いるわけです。その意見に納得できない場合、
こちらは反論したり自分の意見を述べたりも
できないということですか。ご意見はすでに
述べられているではないですか。
「如何なものか」「落ち込んだ」などと
ご意見を書かれていますよ。

すみません、自分のブログのコメント欄でこのような
やりとりはしたくないので、もう勘弁いただけ
ますでしょうか。

こちらも、どのような思いで続けるのがしんどいことが
あると感じたのかを説明したわけですが、それは
くんでいただけないわけですから、「伝わらない」
ということでは、こちらもまったく
同じことを思っています。

これ以上のコメントは、受けるのも
返すのもご遠慮させていただきます。

  • 2015/06/20(土) 00:01:11 |
  • URL |
  • 空犬太郎 #-
  • [ 編集 ]

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