空犬通信

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丸善ジュンク堂書店が国内外で連続出店、100店舗体制も間近?!

取り上げるタイミングを逸して、微妙に時間が経ってしまいましたが、「新文化」の4/2号に「丸善ジュンク堂書店国内外で出店ラッシュ 100店舗体制、年内にも 京都、名古屋は「本店」に」という記事が載っていました。


記事によれば、丸善ジュンク堂書店は《東京、大阪、名古屋、京都、埼玉、四国のほか、台湾にも出店》とあり、《近年にない異例の出店ラッシュ》で、《4月1日現在で91店舗をもつ丸善ジュンク堂書店が100店舗体制となることがほぼ確実とみられる》あります。


出店予定8店すべての詳細が記事で明らかになっているわけではありませんが、記事でふれられているものをまとめるとこのようになります。


  • 3/20 ブックスモア大館店(秋田;約500坪)*FC店
  • 4/10 ジュンク堂書店大泉学園店(東京・練馬区;約250坪)
  • 4/11 丸善書店高島屋大阪店(大阪・難波;約200坪)
  • 4/28 丸善書店名古屋本店(愛知・名古屋;約1000坪)
  • 8/21 丸善書店京都本店(京都;約1000坪)
  • 10/? 丸善書店桶川店(埼玉・桶川市;430坪)


ブックスモアについて。《秋田トヨタ自動車が運営するブックスモア大館店(約500坪)が丸善ジュンク堂書店のFC店として開店した。ブックスモアの4号店。自動車販売店と併設して書籍売場を展開し、丸善ジュンク堂書店が商品供給と店舗指導を行うが、ロイヤリティーは発生しない》。


大泉学園店は《場所は駅ビルに直結した新ビルの3階》。高島屋大阪店は《大阪の難波にある高島屋大阪本店地下1階》、名古屋本店は《旧丸善名古屋栄店近くに新設されるビルを一棟借りして地下1階から地上7階で営業》。くわしくはこちらの記事も。「丸善:名古屋本店28日開店 蔵書120万冊」(4/7 毎日新聞)。新文化に戻ると、7月には《中部地区で大型出店も予定されている》とあります。


京都本店は《新設増床される商業施設BALの地下1・2階》への出店。桶川店は《桶川市立図書館と併設するかたち》での出店.10月には《四国では松山店に次いで2店目となる超大型店も出店する予定》ともあります。


海外の動きにもふれられています。《3月末に台湾・台北市にある「淳久堂書店忠孝店」を閉店しているが、4月中に同市内に180坪の店舗を開店する予定》。


記事では《年内はこのほかにまだ、1〜2店の出店があるかもしれません》という岡副社長の談話も引かれています。


丸善/ジュンクの大型・連続出店といえば、『本屋会議』に収録の「本屋さんの歴史」で少しふれたことがありますが、2000年代の両店の出店は規模・ペースともにすさまじいとしかいいようのない怒濤のものでした。2010年代に入ってからはそれが落ち着いたように見えていただけに、今回の記事にはちょっとびっくりさせられた次第です。2000年代の当時でさえ、一部からは無謀だ無茶だなどと批判や悲観的な見方があったのが、それから10年ほどが経ったいま、状況がさらに難しいものになっているのは、この業界に関心のあるならば誰の目にも明らかだからです。


もちろん、本屋さんが新たにできること自体は本好き本屋好きにはうれしいことですし、基本的には歓迎すべきことだとは思います。ただ、超大型クラスを含む大型店の連続出店は、やはりそれぞれの地域の既存店への影響が心配だというだけでなく、本の世界の流通全体に与える影響も少なくありませんから、手放しで喜ぶにはやはり不安が大きい感じです。


丸善/ジュンクには、好きなお店がいくつもありますし、個人的に親しくしている書店員さんも何人もいます。新規出店、とくに大型店の新規出店の際には、既存各店から応援を出すことで、現場の人たちが大変な思いをさせられる、なんて事態も、これまでに何度も身の回りで見聞きしています。とにかく、丸善/ジュンクで働くみなさんにとって、出店地域の同業店にとって、また出店地域の本好きのお客さんにとって、とにかく本件に関わるすべての方にとって、今回の一連の出店がいいものになることを願わずにはいられません。


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