空犬通信

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HMV&BOOKS TOKYO、女性自身書店記事、リブロ……書店関連ニュースのまとめです。

週に一度の書店関連ニュースのまとめです。 (昨年まで平日朝にツイートしていた出版・書店業界情報のうち、書店関係をまとめたものです。網羅的に調査したものではなく、新聞報道・Webのニュースなどを目についたものをまとめたものです。)



《東京・中野区の書店に書籍570冊を注文し、書店の業務を妨害した疑いが持たれています》とあります。書店がどこかも気になりますが、それ以上、架空発注でショッピングポイントを入手できるのかというあたりも仕組みがよくわからなくて気になります。




読売の記事には《購入後、好きなネット書店で手軽にダウンロードできるカードで、この間の販売数は1358枚。うち一般書籍分が1164枚と約86%を占め、コミックを圧倒した。また、アンケートの結果、購入者の半数が50歳代以上だった》とあります。数をまとめるとたしかにそうなんだろうと思いますが、「圧倒」とか「半数」などとするにはちょっと母数が少ない感じですね。《昨年6〜11月の集計によると》という数字ですから、傾向を云々するには販売数が少ない点を冷静に見ておく必要がありそうです。


タブロイドのほうには、《日本で電子書籍がいま一歩メジャーになれない理由の中には、「本屋」というブランドの強さがあるように思います。 その「本屋」で電子書籍を売るというアイデアは、意外と悪くないのでは》とあります。《カード方式なら、コンビニの本コーナーも充実させられそうですね》ともあります。




お店は《富山市の中心部に2月》にできたという子どもの本専門の古本屋「デフォー」。《絵本や小中学生向けの小説など約1600冊が並び、試し読みのための机や触れて遊べる「仕掛け絵本」も置かれている》とあります。長く県立図書館の司書をつとめた方が退職後に開店されたのだとか。


子どもたちに本を届けたいという思いからお店を始められるのはすばらしいことだと思いますが、ただ、本を作る側、送り出す側にもかかわっていて、新刊書店を応援する立場にある者としては、《古本屋にしたのは、新刊は1冊千円以上するものが多く「子育てに欠かせないものなのに、若い親が買うには高すぎる」と思ったから。「安く買って安く売る」がモットーで、持ち込まれた本は原則10円で買い取り、1冊100〜500円で販売する》の部分はちょっと気になってしまいました。


子どもの本には、文章を書く人も、絵を描く人も、それをまとめて本にする人も、それを流通にのせる人も、店頭で売る人もいるわけです。ボランティアで作られているものでもなんでもなく、商品なわけですから、それを「子育てに欠かせないものなのに、若い親が買うには高すぎる」のようにまとめてしまうのは(個人的にそのように考える、というのはもちろん勝手ですが)、いくらなんでも乱暴だし、それをこのような新聞記事に載せるのもどうかなと、そんなふうに思ってしまいました。



直接、書店に言及された記事ではありませんが、書店にも影響の大きいコンビニ業界関連記事ということで参考までに。20位以内に、セブン&アイ・ホールディングス(11位)とローソン(19位)が入っていて、アマゾンは5位に入っています。


《顧客の愛着に直結する親しみを磨いてファンをさらにとりこにする。そうした基本を怠らない企業が、消費増税などの影響で節約志向を強める消費者を引きつけている消費の現場を如実に反映したと言えそうだ》とあります。



産経の記事から。《新たにオープンする「HMV&ブックストーキョー」は、マルイシティ渋谷(東京都渋谷区神南)が今秋、リニューアルして開業する専門店ビル「渋谷モディ」に出店する。5〜7階の3フロアで店舗面積は約1815平方メートル。約50万点の書籍や音楽CD、映像ソフトを販売し、HMVでは最大規模となる》。


シブヤ経済新聞から。《新店舗の名称は書籍と音楽を融合したエンターテインメント複合店舗という思いを込めた「HMV&BOOKS TOKYO」。同業態の1号店で、HMVの旗艦店に位置付ける。昨年、アナログレコード・CDの中古専門店「HMV record shop渋谷」(渋谷区宇田川町)は出店したものの、旗艦店出店は5年ぶりとなる。既存の店舗は30代〜40代の男性が中心客層である中、同店は30〜40代の女性をコアターゲットに据える》。


「約50万点」のうち、書籍がどれぐらいになるのかが気になるところですがシブヤ経済新聞には、《取扱商品は書籍、音楽・映像ソフト、グッズなどで商品数は約50万点。メーン商材となる書籍は50%以上を占める予定で、音楽のみならず旅行や料理など幅広い意味でのエンターテインメント分野をそろえる》とあります。


朝日の記事には、《好調なら》の但し書き付きですが、《同様の大型店を全国の他都市にも出す》とあります。



本稿執筆時点ではまだ内容を確認していないのですが、「全国 街を面白くする!書店47巡り」という記事が掲載されているそうです。


七五書店(@75bs)さんが4/14付のツイートで《本日発売の『女性自身』4月28日号の特集「全国 街を面白くする書店47」内のインタビュー記事で、『書店ガール』原作者・碧野圭さんが、「とくに印象に残っている書店」のひとつとして当店の名前を挙げてくださいました》と記しています。『本屋会議』で取り上げた留萌ブックセンターも掲載されているそうです。




特集「林智彦の「電子書籍ビジネスの真相」」内の記事です。出版不況を強調するような書き方の記事や本に対して一貫して異を唱える立場をとってきた林さん。今回の記事もそのような姿勢で書かれたもので、以下のようなくだりには、うんうんとうなずきたくなる業界の関係者は少なくないでしょう。


《書店は、出版業界の中でももっとも悲観論が強い業界で、この10年ほどに限っても、「書店は死ぬ」「書店はあきらめない」「書店は頑張る」といったタイトルの関連書が、多数出版されました。書店だけでなく、「だれが『本』を殺すのか」(プレジデント社、新潮文庫)以来、「本が死ぬ」「本が死なない」といったたぐいの本も、ひっきりなしに書店の店頭を賑わしています。書店の「出版」ジャンルの書棚を見ると、もう書店や本が「死ぬ」、あるいはそうしたリスクにさらされているのは「確定事項」のように思えてしまうほどです》。


《私は個人的に「本が死ぬ死ぬ本」と呼んでいますが、これまで述べてきたように、この種の悲観論は、誇張が非常に多い。そして、事態の悪化を嘆いたり、逆に特定の書店員さんの属人的な取り組みを称揚する本がほとんどで、建設的でシステマティックに、ビジネスとして実行可能な提言をしているような書物は少ない印象を持っています》。


《ほんとうに本屋は、もうダメなんでしょうか? 筆者は、リアル書店とネット書店(紙本、電子書籍の両方を含む)とを比べて、前者が後者に負ける、というのは、本来ありえない話だと考えています》。



MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店の事例が紹介されています。《開店当初から1か月〜2か月ごとに、特定のテーマを決めてフェアを開催。ピックアップする本を厳選することで、表紙を前面に押し出し、平積みにするなどして、埋もれた名書や社会の流れに合った書籍にスポットを当てて来ました》。


書店の取り組みや工夫がこんなふうに紹介されるのは、本屋好きにとってはうれしいことなんですが、ただ、これって、あちこちの書店で書店員さんが工夫していることでは、という気がしないでもありません。




これは書店関連の記事ではありませんが、《1990年代以降の規制緩和で、多くの大規模スーパーやコンビニが酒を売り始め、消費者の支持も広がった。結果、昔ながらの酒販店は減り続けている。95年には販売業者全体の8割を占めたが、2012年には全体の3分の1になった。店舗数も約5万5千店にほぼ半減した》などというくだりを読むと、町の本屋さんの置かれている状況と共通するものもあり、他人事とは思えない感じです。



《「アニメガ」「アニメガリミテッドストア」「カルチャーエージェント」「ブングー」「ビーズホビー」--あまり聞き慣れないこれらの屋号は、文教堂が展開する新しいコンセプトショップである。三角屋根がシンボルだったあの郊外店からはおよそ想像できないような品揃えの店である》。


最近、書店関連の記事をチェックしているとたしかにアニメガや(別グループの話ですが)アニメイト関連の記事が目につきます。《これらコンセプトショップを中心にして全国出店を続ける同社。行列のできる店舗をみたデベロッパーからは、月100件を超える出店オファーが寄せられている》とありますから、その勢いにはびっくりするほかありません。



《駅ビルにある本屋だが個性が光る。JR盛岡駅の「さわや書店フェザン店」はそんな店だ。「書店の棚は自己主張の場ではなく、客の思いにどこまで寄り添えるかだ」と語る店長の田口幹人さん(41)》。



サービスの対象は、《hontoからネット経由で購入した紙の書籍のほか、hontoのポイントサービスを導入している提携リアル書店(丸善、ジュンク堂、文教堂の一部・約150店舗)においてhontoカードを提示して購入した書籍にも適用》とあります。



4階に紀伊國屋書店が出店。アミュプラザおおいた店についてはこちら



《ガケ書房時代から使っている棚には書籍や雑貨が並び、隅々まで何が置いてあるのか見て回りたくなります。関西の作家が制作したリトルプレス、京都に関するガイドや写真集なども取りそろえていました》とありますから、ガケ書房ファンは見に行きたくなるでしょう。



オープンまであと半月ほどとなった梅田 蔦屋書店。店内に出店するカフェ関連の記事です。《カフェ・カンパニーの新業態となるブック&カフェ「ル・ガラージュ(LE GARAGE)」1号店が5月8日、大阪の商業施設「ルクア1100(イーレ)」にオープンする。約3,300平方メートルに400席を設ける9階の梅田 蔦屋書店に出店し、飲食だけではなく本や雑誌とともに過ごすクリエイティブな空間にする》。




先週のまとめで、青山店の閉店を紹介したばかりですが、その後、同じ5月にさらに2店が閉店になることが追加で発表されています。大阪・天王寺の地下街にあるあべちか店(5/31閉店)と、愛知・春日井市のザ・モール春日井内にある春日井店(5/20閉店)

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コメント

閉店かよっ(三村マサカズism)!

あべちかと云えばブックファーストだったんですが、昨年ブックファーストが閉店し『リブロあべちか店』として再出発したのに、その『リブロあべちか店』が5月末に閉店ってなんなんだよ?あぁ情けないなぁ(-_-;)
店員さん、ひとが質問してるのにちゃんと説明してよ!

  • 2015/04/21(火) 19:13:05 |
  • URL |
  • たけ #nL6A2.tM
  • [ 編集 ]

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