空犬通信

本・本屋好きが、買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。

未来の読者たち

今日は、ずっと本にふれていた一日となりました。


すてきなお店を2件取材して(後日、訪問記をアップします)、紀伊國屋書店新宿本店で見応えのあるフェアを見て、リブロ池袋本店の古本まつりで買い物をして、知り合いの書店員さんたちとおしゃべりもしてと、本的には大変に充実した一日でした。


なかでも、うれしかったのは、リブロ池袋本店の児童書売り場「わむぱむ」の前で行われていた『新 妖界ナビ・ルナ11』(講談社青い鳥文庫)の池田美代子さんのサイン会に偶然行き会わせたこと。小学生に人気のこのシリーズ、うちの子も一時期熱心に読んでいたので、ぼくも数冊、一緒になって読んだことがあります。


ぼくが通りかかったのは、サイン会が始まる前、小学生中学年から高学年ぐらいの女の子たちが列を作っているところでした。我々のような本に関わる仕事をしている者にとっては、未来の大事な読者です。その子たちが、本を持って、たくさん並んでいる。その光景を見ているだけで、なんともうれしくなってしまいました。


大好きな本なのでしょう、胸のところで両手でぎゅっと抱きしめるようにして本を抱えている子の姿もありました。我々、出版社や書店の仕事って、こういう子どもたちに本を届けることなのだなあ、なんてことをあらためて思ったりしました。


大人向けの本だと、どの店にもサイン本が当たり前のように並ぶようになり、ありがたみという点では昔ほどではなくなってしまっているのかもしれません。でも、子どもの本やYAでは、どこにいってもふつうにサイン本がある、ということはありませんから、やはり子どもたちにとっては貴重な機会なのでしょう。いつだったか、三省堂書店神保町本店で行われていた、ジュブナイルミステリーの人気作家、はやみねかおるさんのサイン会を見かけたことがありましたが、そのときも、熱心な子ども読者でいっぱいになっていて、偶然お会いした担当の書店員さんがうれしい悲鳴をあげていたのを思い出しました。


今日のサイン会にどきどきしながら並んでいたあの子たち、大好きな本にサインをもらうことができたあの子たちは、きっと、これからもずっと本好きの読者でいてくれるだろう、本屋さんに通い続けてくれるだろう、そんなふうに思えたのでした。


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