ほんとは始まる前に紹介したかったんですが、ちょっと出遅れてしまいました。福岡のブックイベント「ブックオカ」が始まりましたね。一箱古本市、書店員ナイト、激オシ文庫フェア、フリペ展……今年も本にまつわるイベント・フェア・演し物でいっぱいです。


↑こちらはパンフレット。実行委員のお1人takakuramieさん(@takakuramie)が送ってくれました。

↑同じくtakakuramieさんが送ってくれたブックカバー。ブックオカでは毎年オリジナルのブックカバーが作られるので、それを楽しみにしているファンも多いことでしょう。今回も、すてきなブックカバーです。
ブックオカのパンフやブックカバーは、毎回イラストレーターのセレクトやデザインが絶妙なんですが、今回もすごくすてきな仕上がりですね。イラストは田中千智さん。本好き、とくに海外文学読みには、ドン・デリーロの『天使エスメラルダ 9つの物語』の装画を手がけた方だといえばぴんとくるのでは。

↑今年は、こんなフリペも作られたようです。『読婦の友』。「ブックオカ婦人部」の発行とあります。婦人部というと、あの人とあの人と……と、知り合いのみなさんのお顔を思い浮かべながら眺めています。
すでにあちこちのメディアで取り上げられていますが、いくつかを紹介しておきます。こちら。「福岡)「福岡を本の街に」 本のお祭りブックオカ」(10/18 朝日新聞)、「福岡で本のイベント「ブックオカ」-特製文庫カバーは田中千智さん」(10/17 福岡経済新聞)、「福岡を本の街に☆BOOKUOKA(ブックオカ)2014 10/22~11/22」(ファンファン福岡)。
うち、朝日の記事の一部を引きます。《メーンイベントの「一箱古本市」は11月2日午前11時から(雨天時は3日)、福岡市中央区のけやき通りで。一般から募った出店者100人が店を並べる。出店者も募集している》。
《「激オシ文庫フェア」は書店員が「福岡ゆかりの作品」というテーマで選んだおすすめ文庫114点に特製の帯を巻き、県内や熊本県北部の書店で販売する》。
《トークイベントも多く、作家西加奈子さんや、「自殺」で講談社エッセイ賞を受賞した編集者末井昭さん、ともに福岡出身の推理作家法坂一広さん、岡崎琢磨さんらが登場。「狂喜の読み屋」を書いた米文学研究者の都甲幸治さんは編集者と対談する》。
ブックオカには3年連続で参加してきたんですが、今年は、町本会シンポジウムと『本屋会議』の準備・追い込みと時期的に重なってしまったため参加できません。残念。
昨年は『本屋図鑑』の刊行記念トークイベントに呼んでいただいたりもありました。たくさんの方に全国の本屋さんの取材話を聞いていただけたトークイベント自体も楽しかったし、終わった後にたくさんの方に声をかけてもらえたのもうれしかったし、関係者のみなさんと夜遅くまで天神で飲んだのも楽しかったなあ。とてもいい思い出です。もう1年前のことかと思うと感慨深いです。
ところで、このブックオカ、もう9年なんですね。来年は10周年かあ。きっと何か記念イベントとかあるんだろうなあ。来年はぜひ行きたいなあ。そして、福岡の知り合いのみんなと一緒にお祝いしたいものだなあ。
すみません、思い出話に脱線してしまいました。ブックオカ、開催は11/22まで。会期中のイベントスケジュール他詳細は、サイトかパンフレットで確認してください。というわけで、本好きのみなさんはぜひ福岡に駆けつけてください。で、空犬の分まで楽しんできてください。昨年の様子をレポート記事にしてあります。その1、その2、その3。初めて、または久しぶりに行かれる方の参考になりましたら。